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傷とキス

23 - 第24話 ヒーロー と 隠し事

♥

1,044

2023年05月04日

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こんにちは


月が綺麗ですね !!!(?


すたーてぃん 、  !  ✧*




kn視点





………




ここ、どこだろう




…  沈んでるみたいだ





重くて暗い水の中で


波が立つままに 体が 沈んでいく。





そんな感覚 。



ここは 、


夢の中なのだろうか、





…  なんで 、 こんなところにいるんだろう



kn「  おれ ……  」






呼び出されて、





殴られて、





………………  その、 後は   ……





どうなるのだろうか、





瞳から零れ出てくる涙が 、

夢の中に 溶けていく




kn「 ぶるー … く   、 」




世界一の君へ





kn「  ……  愛してくれて  、

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ありがとう 」








そして、

素直に〝好き〟っていえなくて




kn「 ごめんね 。 」





直接言いたい



抱きしめたい



もう一度



目の前に立って




まっすぐ目を見て




ちゃんと






〝大好きだよ〟 って  、




〝ありがとう〟って、



言いたい   ……   っ





…..  もう終わりになんて 、 したくないよ


ねぇ 、 ぶるーく 。



そうでしょ ?







俺はまた 夢の波に捕らわれて、



瞼を閉じた






……  会えますように




そう願って 。




──────







br視点







br「 はぁ ッ はぁ ッ 、 ぁ”、 ぁぁ”  … ッ 」






救急車に一緒に 乗り込んでから



目の前の彼を守れなかったことに



彼の違和感に気づけなかったことに



全てに後悔を置いて


自分を責める




br( 僕が ッ 、 気づけてれば  …  !! )




すると



「 落ち着いてください 、 きんときさんは

私たちが きっと助けます 。 」





きんときの応急処置を済ませながら


僕にまで そっと言葉をかけてくれる隊員女性の優しい声色に


少し落ち着くことが出来た






br「 おねがい … します  ……  ッ 、 」





頼ることと


祈ることしかできないけれど





君なら大丈夫



そう信じるしかない




〝ごめんね〟って 、



〝愛してる〟って 、




もう一度


直接

君の前で




言わせて  ……  !







br







きんときは 見つかった時 既に 瀕死状態で、




いつ 死んでしまってもおかしくないらしい。







頭部に大きな損傷




多数の打撲 、骨折




腹部の損傷




心臓ギリギリの怪我




出血多量








大きな傷は何針か縫い、



出血は輸血で補い、



腹の傷は大きくならず済んだため


安静にして 治療するとのこと






入院室で丁寧に寝かされているきんときは




2日の間、ずっと 目を覚まさない 。






ガラッ



放課後の部活をサボって

きんときのお見舞いにくる




目を覚ましたら、


1番に 僕を見て欲しいから 。






kn「  ………  」




br「  …  ッ 、 」



寝息も立てずに 横たわるきんときを見て




死んでないよね 、




と 少し不安にもなる






br「  … ねぇ 、 きんさん 、 」




名前を呼んで、 彼の 右手をぎゅっと握った





br「 … ちょっとした、

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎隠し事 だったんだけどね 、」





きっと 普段の君なら

〝なに ? 〟


と 訝しげに見つめてくるだろう






br「 ….. きんときが 、屋上で 泣いてて、


僕に 、〝たすけて〟って 言った時、さ、 」








br「 あの後、 きんさん 、


ぽつん ってなんか、 言ったよね 」









kn『 ….  俺の ヒーロー だなぁ  …….  』







…………  覚えてる?







br「  ……  聞こえてた 」





僕は、きんときの


〝ヒーロー〟


になれたんだって




そう思った


嬉しかった






br「 う っ …  ひ、ぐ、 ッ 、 」



無意味な涙が 、ぽろぽろと 出てくる





br「 ごめん … ごめん  …  ッ




僕 ….. きんときの 、〝ヒーロー〟なのに




守れなかった ッ 助けられなかった 、っ 」





きんときの 片手を握る力をぐっと強めた






br「 こんな  … ッ の、


〝ヒーロー〟 、失格だね  …..  」








br「 謝っても、 もう遅いけど、





しがない 俺で  、 ごめんね  …… 」



















「  …  そんなこと、 言わないで 、 」











✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧✧• ───── ✾ ───── •✧



今回は


以上 ~ ッ です





弟子入り 志願 通った   …  のか 、 ?? ()



♡、コメ 、 モチベ上がるんで ぜひ っ




おつしゅわ !

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1,044

コメント

8

ユーザー

やばい涙どばどば過ぎるって(( いじめてた奴ら尊くさせてくれた事には感謝だけどちょっと殺意わくよね。くん。でもありがとう。

ユーザー

文章 が 美し 過ぎません … ??? あ ッ 本日も 最高 です 有難う 御座います 。

ユーザー

あああああ!! 泣きました.... 尊いです...! 弟子になってくれるんですか...?

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