nmmn,fwakになります!
前回の続きです。
※地雷の方はご注意ください。
※ご本人様とは一切関係ありません。
akn→『』
fw→「」
です。
どーぞ!
お風呂から出てさっきまで居たリビングに戻る。
ドキドキしながら扉を開けた。
⎯⎯⎯そこに、
ふわっちの姿は無かった。
居ないことに少しだけホッとしたけど、同時に寂しくなる。
多分、ふわっちは寝室に行った。
そう思って、寝室のドアを開けると、、
やっぱりそこにはふわっちがいて。
『…ふわっち…?、寝てる…?』
シーンっと俺の声だけが響く。
流石にふわっちも疲れてたのかな。
疲れてたのに、あんなダルい態度とったんや俺。
そんなん呆れられても可笑しくないやん…。
部屋に入り、音がなるべく出ないように静かに近づいて頬に触れる。
……やっぱりふわっち、かっこええなぁ。
俺なんかが一緒にいたら……。
ふわっちに触れてると、思いが全部溢れちゃいそうになる。
…なんで、行っちゃうの?
―本当はね、待ってて欲しかった。
…なんで、寝ちゃうの…?
―本当はね、聞いて欲しかった。
なんで、なんで…………。
『…なんで、触ってくれないの…?』
―ふわっちが欲しいんだよ…。
寝てるふわっちにしか言えないなんて、こんなんでいいのかな。
本音だって口に出せない。
『はは…。俺…ダメダメやなぁ……』
こんな奴、ふわっちの隣に向いてない。
悲しく震える独り言はふわっちには届かない。
はずなのに、、
どこかの御伽噺かのようにふわっちの目がゆっくりと開いていく。
まるで眠りから覚めるお姫様のような。王子様のような。
『ぁ…ふわっ…』
「そんなことないで、」
ふわっちが俺の掌に自分の手を重ねて言う。
「あきなはダメダメなんかやないよ。世界一なんやから。」
体を起こし俺を優しく抱きしめた。
『ぇ……あ…え…?お、起きてたの…?』
「寝たフリしてた。その方が言ってくれるかなって思って」
…そっか。
俺のためだったんだ。
「ごめんねあきな。あきながそんな風に思ってたなんて俺知らなくて。気づけなくてごめん」
俺も言えなくてごめん。
これを一番に伝えたいはずなのに、口から真っ先に出たのは今までずっとふわっちに言えなかったこと。
『………俺のこと、もう…嫌になった…?』
本当はこんな事を言いたいわけじゃないのに。
さっきだって、ふわっちはちゃんと言葉にして伝えてくれた。
ちゃんと分かってるのに。
あーあ。ほんとダメだ。最悪。
自分で言ったのに涙止まらないし。
「ううん違う、違うよあきな。あきなが一番好き。大好きだよ」
ごめんねって何度もふわっちが謝ってる。
違うよふわっち。俺もごめんね。
分かってるよ。ちゃんと伝わってる。
俺、ふわっちに謝らせたかったわけじゃなくて、
ただ…ただね、教えて欲しかっただけ。
理由が聞きたかっただけなんだ。
そう伝えたいのに、俺の口が言うことを聞いてくれなくて止まれなかった。
ふわっちの事ちゃんと分かってるけど、多分ずっと何処かで不安だった。
『…おれ、なんかキモかった?……やっぱり、男は…ダメ…っ?』
自分の発言が酷く胸を抉って苦しくて仕方がない。
「そんなわけないやん。俺はあきながいいんだよ」
背中を擦りながらゆっくり話してくれるふわっち。
ふわっちの手が、声が、体温が、俺を染めていく。
『…なんでっ…なんで……触ってくれないの…?おれ…俺なんか……』
「なんもダメじゃない。あきなは悪くない」
『じゃあ、なんでなん…?』
少しの沈黙の後、ふわっちが口を開いた。
「…あきなを傷つけたくなかった」
コメント
2件
続き気になる…!
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ (訳:最高すぎですありがとうございます✨💕