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【ホテル】
br視点
暗闇の中で冷えきった路地。
ビルの隙間から生えたネオン看板の光だけが頼りだった。
北風が冷たく、立っているだけで指先が痛くなる。
ダウンのポケットに手を突っ込んで、自動販売機に寄りかかりながら彼を待っていた。
いつもより、遅いんじゃない?
何のメッセージも来ない。
まぁ、ある意味いつも通りっちゃいつも通り。
sm「すまん、遅れた」
br『おつかれ』
br『残業するなら連絡してよ』
sm「あぁ……忘れてた」
br『もう寒いから入ろ』
いつもと同じドアを開ける。
おじさんと女子高生にすれ違った。
いつもはいないんだけど。
部屋の鍵を差し込んで入室すると同時に彼を抱きしめる。
sm「ぇッ…は、なに? 」
br『いいじゃん、たまには』
sm「俺明日早い」
br『あーそっか、今日水曜日じゃん』
br『毎週そうだったね』
br『それで、起こせと?』
sm「あぁ」
毎週言われるけど、結局朝はスマイルがひとりで起きて僕が知らないうちにいなくなってるじゃん。
お金だけ置いてあるからなんか虚しいんだよ、なんて言えるはずもなく。
br『じゃあもうはやくしよ』
sm「風呂入ってくる」
br『むり』
sm「は?」
sm「風呂だけは入らせろ」
br『いや、いつも思ってたんだよね』
br『お風呂とか時間ある時だけでいいじゃん』
sm「……朝入るから早く起こせよ」
br『はいはい』
珍しく折れるのが早い。
それだけ期待してるのか。
かわいいところあるじゃん。
br『おいで』
br『全部脱いで』
sm「え、?」
br『上だけ着てるんじゃそろそろつまんないから、僕も脱ぐしね?』
最初からずっと、恥ずかしいとか初心なこというから下だけ脱がせてたけど。
そろそろ物足りないし、恥ずかしさなんてないでしょ? スマイルくん。
彼を見つめていればおずおずと脱ぎ始めた。
br『ねぇ今日さ、正常位でやっていい?』
sm「無理」
br『えー、まだ恥ずかしいの?』
sm「……バックでいいだろ」
どれだけやっても、顔を見られたくないとか、声は出したくないとか。
既に雌になってるくせにまだ男のプライドが残っているらしい。
僕は優しいから付き合ってあげるけど。
br『いいよ、四つん這いなって』
sm「つめたッ…っおま、っ…」
br『ごめんごめん、スマイル待ってたら手冷えちゃって』
浅い所で抜き差しを繰り返し、時々指を折り曲げると少しだけ反応する。
四つん這いになって穴に指突っ込まれてるのはプライド的に許せるのか。
いつになっても理解は出来ない。
指を深くまで入れると反応が大きくなる。
指だけでも声出してくれたら嬉しいんだけど。
sm「ぃッかい、っ…いっかいまって」
br『ん?』
br『気持ちよすぎてむり?』
sm「そんなこと、言ってない」
br『もうちょい慣らさないと入んない』
sm「ッ…、~ッっ、…ッちょ、っ♡」
sm「ばかッ、そこっ…ッ~っ♡」
しばらく弄くり回していれば彼から弱点を暴露した。
ちょっとでも声が聞けてだいぶ嬉しい。
sm「ッ、ぁ~ッっ、ッ”~~~~~~~~~♡」
br『ねぇ、イく時は言ってってば』
これもいつも言ってるはずなんだけど。
br『挿れるよ?』
sm「いま、むりっ…… 」
sm「ぁッ~っ、ッ~っ…っッ”~~っ♡」
腕に力が入らないのか、枕の端を掴み顔を埋めていた。
アングルとしては文句はない。
あとは顔が見たいくらい。
sm「ッぁ…っ、ッっ、ん、ッ“♡」
br『ねぇ、もっと声聞かせて』
sm「ッん”~っ、…ッっ、”~ッ♡」
なんだか今日は締まりがいい。
早く終わっちゃいそう。
sm「ぁッ、ぁっ~“ッ…ッ”~~~~~~♡」
br『やば、ッ…~~~~~~~ッ、』
彼の横に転がると背中を向けられる。
br『こっちむいて』
sm「嫌」
br『じゃあもう1戦する?』
sm「寝る」
br『……後ろからならハグしていいの?』
sm「……勝手にしろ」
br『やった』
br『好きになっちゃだめだよ?』
sm「なるわけねぇだろ」
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