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『あの一番星を探して。』
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矢連図のBLです!
今回はr18ありません!
ご本人様と全くは関係ありません。
サムネが雑いって?
3分で作ったんだよ3分で。
こーゆー感じの小説初めて書いたので
言葉遣いとか変なところあったら
是非教えてください!
それではどーぞー👋
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あの日、君は何だか僕には届かない星に見えた。
「ねぇ、nrくん。」
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di side
ある日のライブ終わり、
君は会話の中心にいた。
壁が見えた。
友達になって欲しい。そんな簡単なことではない。
友達ではない、その先の存在─
僕には何か分からなかった。
憧れ?違う。親友?でもない。
男は女が好きであり、男と男は友達である。
だから、君にどう話しかければ良いか分からなかった。
もう空は薄暗く、星も見えていた。
帰ろう。今日はもう考えなくていい。
電車からちらちらと光る今日の一番星はやけにきれいだった。
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nr side
ライブが終わった。
今日は客の反応がよく、良い気分だ。
「nrは面白いな!」
よく言われる。言われ慣れてしまったくらいだ。
…だが僕には一つ、心につっかえているものがあった。
diくんのことである。
彼は普段あまり社交的なタイプではないが、毎回ライブでは良い反応を貰っている。
憧れ…とまでもいかないが、
確かに絡んでみたい。
きっと話してみたら面白い奴なんだろうが、僕には関係はない。
今は目の前にある、「仕事」のほうが大事である。
「俺、ネタ作るから帰るわ!」
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di side
ただ、星に見惚れていた。
そこにある「仕事」なんて関係なくなるくらい。
気づいたら、乗り過ごしていた。
電車はもう終点まで来ていた。
ただ、立ち尽くす。
終点には滅多に電車は来ない。
星がよく見える所だった。
空を見上げる。
一番星しか見えなかった。
一番、他が見えなくなるほど僕の中で輝く星。
「nrくんみたいだ…」
知らず知らずのうちに呟いていた。
手を伸ばす。
届くはずも無かった。
「ねぇ、君。」
後ろから声がした。nrくんだ。
「えっ?」
間抜けな声が出てしまった。
「君…diくんだよね。」
「はっ…はい…なんでしょうか…」
同期だが、敬語で話してしまった。
「もしかして…乗り過ごした?」
「いやっ!そんなことは…」
「はは!その顔、絶対図星だろ!」
「バレちゃいましたか。」
「同期だからタメ口でいいから、な」
初めて話せた。
凄く今日は疲れた。もう帰る気力なんてない。
「最寄りまで戻る?ここ全然電車こないけど。」
「カプセルホテルかなんか入ろうかと」
「ふーん…あのさ」
「家泊まってかない?」
‥……うん?
思考が止まる。
「家泊まってかない?」
何度も言葉の意味を考える。
無理だ、頭が割れるように痛い。
気がつくと、そこは駅ではなかった。
知らない家の匂い、温かい部屋。
「…ん」
「あ!起きた」
やけに心配そうな顔をしている。
「diくん、あの後倒れてたけど大丈夫か?」
「大丈夫…だけど」
部屋が狭い。狭い空間に2人…
こんな事を考えるという事は…
「好きなのかなぁ…」
「ん?何が?」
考え事をするとすぐ口にでる性格、いつか直したい。
「あ、ごめん。なんでもない。」
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nr said
diくんが倒れてしまった。
きっと、疲れてしまったのだろう。
体を持ち上げる。
そっと顔を覗く。
「綺麗な顔だなぁ…」
同性の人を綺麗だと思ったのは初めてだった。
好きになったのかもしれない。
どうしてしまったのだろうか。
自分が心配になる。
diくんは僕のこと好きなはずない。
なのに知らない何かに期待している僕がいる。
きっと、本気でdiくんのことが好きだ。
まだ完全にdiくんのことを知っている訳でもないし、
知らないことの方が圧倒的に多い。
一目惚れと言うのだろうか。
何にしろ、仕事より大切な物ができたのは初めてだった。
しばらく宙に浮いているような不思議な感覚に包まれていた。
家のソファに寝かせる。
家は広くないからベッドはない。
顔を再び覗き込む。
…可愛らしい。
チュ………
キスしてしまった。
きっとdiくんは気絶してるからバレていないはず。
少し経つと、diくんが起き上がった。
「…ん」
「あ!起きた」
「diくん、あの後倒れてたけど大丈夫か?」
「大丈夫…だけど」
しばらく沈黙が続く。
「好きなのかなぁ…」
他の誰かのことだろうか、それとも…
「ん?何が?」
「あ、ごめん。なんでもない。」
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di said
「そういえば、なんで急に手伸ばしてたの?」
「え、いや…」
「僕の名前も聞こえたし。」
言ったことを思い返す。
『nrくんみたいだ…』
言ってる。だが、羞恥心が邪魔をする。
「いや、ちょっとねぇ…」
「分かった!星を掴もうとしてたんだ!」
「…うん」
「可愛いなぁ!」
…これは単なるボケなのだろうか。
本気でそう思ってくれているのなら…
ありもしない事を考えていた。
「ねぇ、nrくん」
「何?」
「星…一緒に見ようよ」
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nr said
「可愛いなぁ!」
言ってしまった。
告白にはなっていないものの、少し恥ずかしい。
「ねぇ、nrくん。」
「何?」
「星…一緒に見ようよ」
星…?
また掴もうとしているのか。
本当に愛おしい。
「いいよ。」
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di said
まだ外は寒い。
2人で毛布に包まる。
普通ならば、何も思わないだろうが、
僕には心がはち切れそうなほど嬉しかった。
2人で空を見上げる。
「diくんはどの星を取ろうとしてたの?」
「あのビルらへんの一番星。」
「ふうん。」
しばらくnrくんは一番星を熱心に見つめていた。
僕の中で何かが起こる。
告白しよう。
このまま絶対に明日にはさせない。
「ねぇ、nrくん。」
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終わりです!
いかがだったでしょうか!
言葉多分色々変ですよね!
理系入ってて国語苦手なものでして…(言い訳)
ここからは余談になるんですが、
中3の時国語評価2でした。
終わってます。普通に。(泣)
危機感持ったほうがいいっすよね。
国語頑張ります。
それじゃさよなら👋
end.
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