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天気が良いある日、地下への入口で声を掛けられた。
「蝶使」
「えっ、何」
振り返って、声のした方を見るとひとらんらんがいた。
えっなんかした…?と思いながら言葉を待つ。
「脅してごめん」
「あ、自覚はあったんだ…?」
頭を下げるひとらんらんに感想をそのまま投げかける、そしたら顔をあげてこちらを申し訳なさそうに見た。
そして、笑った。
「でも…ありがとう。お陰か、皆楽しそうなんだ。」
…私がなんかしたからって、そこ変わるか…?なんて思いながらも、私もお礼を伝える。
「… まぁ、皆いい子だから仲直りして私も良かったよ。キッカケくれてありがとう。」
…少し照れくさくなって、気をそらす事と配慮として安心させる言葉を伝える。
「…あ、裏でいじめとかしないから。安心して。」
…あ、これ寧ろしてるって暗示じゃ…
「でも私との会話の中で傷付いてるかもしれないからやっぱ警戒して」
…ん?まって自分で言っててわかんなくなってきた。
「何それw」
私の言葉を聞いて、ひとらんらんは笑ってくれた。
…一件落着…かな。
私は地下へ足を運び、パンを配った。
少しみんなと話もした。
…その日はよく眠れて、彼らと話す夢を見た。