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注 意 事 項 _




この 作品 では 晴 明 裙 と 雨 明 裙 は双子じゃないです 。


微 空白 厨


他 メンバー ×


ハピエン


死ネタ



今から出てくる作品は 【 林檎売りの泡沫少女 / feet , Gumi 】の歌詞通りに作った物となっております 。

何処か解釈違いが御座いましたら何なりと言って下さい 。























☀️ side __


此処 は 、地球からは遠く離れた星 。


その星に住む人は皆 『 永遠 の 命 』 を持つ 、 つまり死なない世界での話 __ 。










僕 の 実家 の 庭 には ′′ 赤い実の成る木 ′′ があり 僕 はその木の下で 産まれた 。

だがそれが きっかけ か 、僕 には 違う ホシ ( 地球 ) で言う ′′ ジュミョウ ′′ がついた 。 その ジュミョウ の長さ は 普通 の 人間 と 同じ で


′′ 大体事故 等 がなければ 90 くらいまでは 生きるだろう ′′


と 医者も 言っていたらしい 。


因に 両親 は 僕 が物心つく前に 亡くなってしまった 。 顔も覚えていない が 写真 が リビングに飾ってあるため想像はできる 。


そんな ′′ ジュミョウ ′′ という ′′ 死の呪い ′′ がかけられた 少年 ( 僕 ) の話し __ 。







僕 は 、両親 が死んでから 15 歳 くらいまでは 施設 にいて 16 歳 越えた辺りから一人暮らしを 始めている 。

一人暮らし 出来る分 の お金 は 施設から貰った分だけ だったので 、そろそろ その お金 も 尽きてきて 僕は焦りだした 。



晴『 まずぃ 、そろそろ お金 も 失くなってきてる ··· どうしよ ~ ! 』






ふと 僕 は 外に成っている ′′ 赤い実の成る木 ′′ を 思い出した 。






そうだ あれで 何か 作って お金 に しよう !!





1 回目 は 見事に 失敗した 。

2 回目 は 一寸成功 、でも まだまだ 。

3 回目 で やっと上手そうな ′′ パイ ′′ が作れた 。



__ よし 早速 売り に行こう !










〃 side __



晴『 赤い 実 の パイ 要りませんか ~ ! 』


晴『 すぃませ ~ ん 、 赤い 実 の __ 』


僕 は 必死に 呼び込んだ 、でも誰も見向きもしない 。

そんな時 1 人 の 青年 が 話しかけてきた 。




モブ『 ねえ 、お姉さん その 籠の中 の パイ 1 個 ちょうだい ? 』







__ と 。




遂に話しかけられた 事 が嬉しすぎて 、





晴『 はい 、 !! 』



と元気良く渡したら 、お兄さんはその場で食べ始めた 。



モブ『 う っ わ 、なにこれ べちょべちょ してるんだけど ··· ッ ( 笑 』


晴『 ぁ 、 あはは すいません 今日 初めて作ったので ··· ( 汗 』


モブ『 こんなもん 食えるかよ ( 笑 』




と 青年 は 僕 が作った パイ を 床に投げ付けた 。


僕 は 泣きそうになり 家に戻った 。









それから 数ヶ月 経ち 僕 は 、パイ を一生懸命 作って 売って を繰り返してるけど そんなに売れなくて 諦めてたとき 。


数日間 雨 の 連続 だったのに 今日 だけ 太陽 が ピカピカ していた 。


いつもの 籠 を 持って 、 外に 出ると 家の 周りの 木も 綺麗な 緑色 を していて 一寸した 小さい 池 も 蒼く 光っており まるで 赤い実 の お菓子 屋 を 照らすように 。


すると 少し だけ 風が吹き 髪が揺れ ちょっぴり 寒くなった 。




まあ 、 今日 の パイ は 最高 に 出来たもん ! きっと 売れるはず !!



今日 の 僕 は 妙に誇らしげ で 坂を 下りながら 自信作を 売りに行く __



晴『 待っててね 、 今度こそ 美味しい んだから !! 』









IN 街 __


〃 side __



街に 降りる と 、 まず 先に 目に入るのは 時計塔 。


今 は 、 12 時 手前 。 お腹 も 空く 頃合いだ 。




でも いつもと 何か 違うと思ったら 人が いつもよりも 倍 増えてる 気がした 、 正直 驚いた 。



晴『 珍しく 賑やか だな ~ 、 』



でも 、 此方 から すれば 好都合 なんだけどね ! ( ♩




晴『 Lucky ~ ! ( るんるん 』







物 が 彼方此方 ( あちら こちら ) に ある 街の 隅 で ひとり


晴『 すいません ~ ! 赤い実 の パイ どぉですか ~ !! 自信作なんです ~ ! 』



そんなの ひとつも 売れない  。

そんな 声 にも またもや 当たり前 の ように 見向きも せずに 、 通り過ぎていく 。





『 あの娘 誰 ?? 』


『 さあ 、 ? 』



『 可哀想にね 、 こんな 昼間 っ から ~ 』







なんでなんだろう 、 お金 を 稼ぐ ことは 悪いことじゃないのに ··· ッ


晴『 みんな と 何も 変わらないのに ··· ( ぼそ 』








晴『 美味しく ··· 出来たのに 、 っ 』



今日 も 声 は みんなには 届いて 居ないみたいだった 、 まるで 僕 が 透明に なったみたい だな ···


そうして うずくまってる 僕 を 誰もが 知らぬ 振り を した 。














何故なら 少年 ( 僕 ) は ′′ 呪われてるから ′′ __





こんな 冷たい 死んだ ような 世界で 唯 ひとり 生きていた 少年 ( 僕 ) の 話し __














〃 side __



僕 は 一度 また 部屋に 戻り 、 夜から パイ を 作る 練習 を しながら 明日の パイ も 準備 する 。



昼頃 に なると 僕 は 外へ 出て 街に 降りる 。




今日 も 案外 上手く 出来たので 、 にこにこ しながら 向かう 。







晴『 僕 は まだ 、 諦めて ないんだからね !! 』




時計塔 の 針 も すっかり 両方 とも 空を 指して 僕 の お腹 が 鳴る 。



ああ 、 そんなに 時間 経ったんだ ~ ···



なんて ことを 考えている時 、ふと 後ろから 人が 僕 を 押してきて その勢いで 僕 が 持っていた 赤い実 の パイ が 入っていた 籠 までも 真っ逆さま に 落ちていった 。




『 あ ?? お前 、 邪魔なんだよ ··· 』


晴『 ひ ッ 、 !? ゛ 』


晴『 すいません すいません !! ( 汗 』





そういいながら 僕 は 地面 に落ちた 赤い実 の パイ を 必死に 拾って いたが 、 夜中 から 作ったからか 非常に 量が 多く 拾うのに 苦労していた 。


そんな 僕 を 捨て置いて 街の 人々は 僕 が 作った パイ を 踏み行く人たち 。 その顔 を 覗いて 見たが 、 平気な 顔 を していた 。





僕 が 挫けそうに なりながらも お菓子 を 拾っていると 、 惨めに拾い集める ふと もうひとりの 手が あった 。



雨『 なあ 、 これ 1個 食べていいか ?? 』



僕 は デジャブ を 感じた 。 また なにか言われるん だろうな 、


そう思いながら 彼 に



晴『 は 、 はぃ ··· 』



と 返した 。


どろどろの パイ の 袋を開け 、 パイ を 手に取り 徐に 口に入れて 彼 は また 口を開いた 。





雨『 おお !! これ 美味しいな ! ( きら 』


晴『 え 、 ?? 』





その 言葉 と 声 で 僕 の ココロ は 溢れてしまい 、 涙が 出てきた 。


まるで 僕 の 輪郭 を 描いたみたいだな 、



そして その 言葉だけじゃなく 彼 は 手 を 差し出した 。






雨『 ··· 大丈夫 ?? ( 手 出 』





何故なら 彼 は 少年 ( 僕 ) に 呪われ ( 恋 をし ) てるから __



あんな 死んだ ような 世界で 唯 ふたりが 生きていた お伽噺 のような 遠い 話し __







☔️ side __





『 あら やだ 、 あの子 まで ··· ?? 』


『 やっぱり 近づいちゃ ダメなのよ ! 』


『 良かったわ 話しかけないで ( 笑 』





街の 人たちは 哀れんだ 、 赤い実 を 食べて 呪われ ( 恋をし ) た ′′ 俺 ′′ を 。



でも 、 あの子 の 隣に 来たから 分かる 。


永遠に 生きられず に 死ぬんだ 、 だから 永遠に 生きられる 人たちに 恵んで 貰って 幸せに 死にたい と 。


嗚呼 、 なんて 可哀想な 話し なんだろうな 。








あれから 数日 経ち 俺たちは 仲良くなった 。

彼 も すっかり 俺の 前だと 笑うように なり 、 愛おしく 感じる 。



晴『 あっはは 、 っ ( 笑 』


雨『 やろ ? 面白い やろ ?? ( 笑 』


あんな 人たちに 言われた 言葉なんか 忘れて ふたりは 笑っていた 。

たまに 思い出すが それでも それでも すぐに 話していれば 笑顔になる 。


′′ 晴 ′′ も 、 こんなに 俺と 笑えて 幸せの 中で 死ねるなんて 今じゃ とっても 素敵な 呪い だろうな ( 笑


例え 明日 晴 が 死んでも 、 今 が 確かで 面白く 笑えてて 幸せで 大切な 思い出に なっているから 。












☔️ side __






もう 、 晴 には 俺の 声が 届かないようだ 。

晴 は 呪い に やられ 俺までも 透明 に なった みたいだ 。


雨『 晴 ッ 、 ! 晴  、 ! 』



突然 晴 は 息の根を経った 。



嗚呼 、 これが 呪い か ··· っ



まあ 俺は 晴と ある お 約束を していた 。


それは 、 晴 が 居なくなっても ずっと 居られるように 俺も すぐ 後を 走って 追う


という 、 お 約束だ 。


俺は すぐに 会えるように 俺も 自ら 息の根を経った __












その後の 世界 では 俺たちの 死体 を 見つけニュース に なった 。 その ニュース 名は 『 この 世界 初の 死 。 ~~~~ ___ 』 というものだった 。

誰もが 自分たちが 無視した 子供たち ということを 分かっておいて そっちの 話題に すり替えてある 。


何故 誰もが 知らぬ振りを するのか ??


そんなの 、 何故ならば 世界が 永遠の 命 というものに 呪われているから に 決まっている __






☀️ / ☔️ side  __







( ☀️ )僕 は 『 ジュミョウ 』 という 呪いから いつの間にか 解かれていた 。




( ☔️ )俺は 『 永遠 の 命 』 という 呪いから 解かれていた 。





( ☀️ , ☔️ )まるで ふたりの方が 狂った ( 共依存 ) みたいだろう 。








雨『 やったぞ 、 晴 ! 俺 出来たで !! ( 泣 』


晴『 ぅん ッ うん 、 !! 雨 凄いよ ! ( 雨 を 抱き締め 乍 』





雨『 これからは ずっと 一緒 やで ! ( にこ 』


晴『 当たり前 っ !! ( ふふ 』







そうして ふたりは 笑いながら あの世へ 行く 。



何故 なら ふたりは 放たれてるから __











本当の 死んだ 世界で 唯 ふたりだけが 幸せだった _____











ここまで見てくれて 有り難う御座いました ‼️


これ 過去一 書きました 😭😭

5100文字 ‼️ 指 疲れた ~ 😇


曲パロ 楽しかった です ‼️ またやるかも 🤔

なにか ストーリー性 のある いい曲あれば 教えてください ‼️ 👍🏻



よければ 感想 下さい ‼️

それじゃ 👋🏻‼️

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