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ydtk
NO side
「だから…その、大輝くんを傷付けたくないんですよ!」
ギクシャクした空気の中、必死に別れる理由を説明する雄大。
以前嫉妬を溜め込んで爆発した結果大輝を抱き潰したこと、同じく嫉妬が理由で大量にやけ酒したこと。
全部大輝へ負担がかかっていると判断した雄大。
「ごめんなさい、もっといい人いますよ。ね、大輝くん…?」
雄大は俯いて話さなくなった大輝に話しかける。
雄大が顔を覗けば場に合っていないようなかわいすぎるむっとした表情で大粒の涙を流していた。
「ばかやろう、俺いねぇと生きていけねぇくせに。ばかが。あほかよ。」
大輝が口を開けば小学生でも言えそうな悪口の数々。
そんな言葉に頬が緩みそうになりながらも真剣な顔で見つめる雄大。
「絶対別れてやんねぇ。」
手放したくなくなってしまった雄大は思わず大輝をぎゅっと抱きしめた。
「次別れるとかいったら首締めてやる。」
「怖ーい笑」