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莉犬視点
「それじゃ、俺も連れてって。」
ぷりちゃんが言った時、何を言っているのか理解できなかった。
俺は人殺しで。どうしようもない罪を犯してしまった最低な人間で。
ぷりちゃんを巻き込みたくなかったから、さよならを言いに来たわけで。
目的を果たしたのなら俺は満足して死ぬつもりだった。
「、、、ぷりちゃん、本気で言ってるの?」
「ああ。莉犬君と一緒に、どこまでも行くよ。」
今日、初めて目を見た。
どこまでも澄んだ双眸には、俺に対する心配や、決意が透けて見えていた。
、、、覚悟はできていたはずなのに。
必死なぷりちゃんの姿に後ろ髪を引かれるようだ。
「、、、ぷりちゃんの人生、終わっちゃうんだよ?俺についてきたら。」
「どうせ、落ちぶれたダメ人間だ。」
「っ、そんなことは」
「いいんだよ。どうせ変わらないなら、少しでも莉犬君のそばにいたい。」
優しいなぁ、ぷりちゃんは。でも、死ぬ時も一緒にいれたなら。
「わかった。一緒に行こう。」
ぷりちゃんは、笑ってくれた。夢が叶った子供のように、顔を輝かせて。
第1話と第2話の間の別視点です。
ご指摘やアドバイスがあれば教えてくださるとありがたいです。
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