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ミスズ「…あの、アリアさん、これは?」
ミスズはスカートを両手でつまみあげる
アリア「あら、分かりませんか?これはシスター服というのですよ?」
ミスズ「いや、それは分かるんですけど、なんで私がこれを着なきゃいけないんですか!?」
アリア「ふふふ、それはですね、」
アリアはにっこり笑ってミスズの手を取る
アリア「貴女に今日一日、シスター体験をしてもらう予定だからです!」
ミスズ「え、ええ〜!」
アリア「突然申し訳ございません、ですが貴女にも利はあるのですよ?」
ミスズ「え?」
アリア「イリスさんから聞きましたよ?光魔法が得意のようですね、となれば教会の仕事も素晴らしい経験になるはずですよ?」
ミスズ「…なるほど、確かに」
アリア「それでは早速仕事に行きましょう」
アリア「まずは教会の清掃です、私達はここをピカピカにいたしましょう」
ミスズ「はい!」
アリアがモップで床を磨き、ミスズが風魔法で水を乾かす
アリア「風魔法の制御が素晴らしいですね!イリスさんの教育の賜物でしょうか?」
イリス「えへへ、実は風魔法に関しては教えて貰ってないんです!」
アリア「独学でここまで…素晴らしいですね!神が見守られている証でしょう」
ミスズ「神様が見守っている…なるほど 」
アリア「次の仕事はお花の水やりでございます!」
ミスズ「分かりました!」
ミスズはホースで水をかける
近所のおばあちゃん「おはようございます、シスターアリア様」
アリア「おはようございます!おばあさま!あら?おじいさまはどちらへ?」
おばあちゃん「ああ、あの人はねぇ…今朝腰を痛めてしまったのよ…」
アリア「そうでしたか…では後で教会の者に治療を施して貰いましょう」
おばあちゃん「良いのですか?」
アリア「えぇ!私から教会に言っておきますね!」
おばあちゃん「ありがとうございます!ではさようならぁ」
アリアはおばあちゃんに微笑みながら手を振った
ミスズ「知り合いですか?」
アリア「毎朝ここに散歩に来るおばあちゃんです、いつもおじいちゃんと一緒に来るのですが…」
ミスズ「今日は来てなかった、と」
アリア「ええ…」
横から少年が走ってくる
少年「あっ!アリアねーちゃん!おはよ!」
アリア「おはようございます!気を付けて!」
少年「うん!」
パン屋のおばさんが店から顔を出す
パン屋のおばさん「おはよう!シスターアリア!」
アリア「おはようございます!」
それから水をやっている間、アリアはずっと挨拶をしていた
ミスズ「いつもこうなんですか?」
アリア「ええ…なのでなかなか水やりが終わらないのです…」
ミスズ「大変…ですね」
アリア「確かに大変ですが、皆さんが元気に過ごせているのを感じるのはとても嬉しいことですよ」
ミスズ「へぇ〜…」
つづく