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『えー、一競技目はリレーです。出る方は準備を始めてください』
「おぉ〜」
「おっしゃきちゃ！」
「絶対勝ったる！」
ｻﾞﾜｻﾞﾜ
『一周目の生徒は〜、A、剣持刀也さん、B、葛葉さんです。どちらも一周目にふさわしい方々ですね。』
葛葉「あぁ〜、もちさん！ごめんけど勝たせてもらうわ！」
剣持「何言ってんの？引きこもり吸血鬼が現役高校生相手に勝てるとでも思ってるんですか？」
葛葉「おうおう、言ってくれんなぁ！ちゃんと本気出せよ〜？」
剣持「もちろんですよ、でもまぁ本気出さなくても勝てちゃうな〜w」
葛葉 ﾋﾟｷｯ
『雰囲気悪いので始めます。』
『では位置について〜…よ〜い』
葛葉 ｸﾞｯ
剣持 ﾄｯ
『ピーーーーーーｯｯｯｯｯ！』
くずもち ﾀﾞｯ
「さぁ一斉に走り出しましたぁ！おっと葛葉選手！初っ端から全力で走ってますねぇ！剣持選手はいい感じにペースを保っていってます！」
叶「葛葉がんばれ〜！」
叶(あいつは吸血鬼だから体力はあるはz)
葛葉「ﾊｧ…ﾊｧｯ…もっ無理ぃ…」
「おぉっと！ここで葛葉選手！バテ始めたぁ！」
剣持 ﾆﾔｧｯ
「ここで剣持選手！追い抜いたぁ！」
剣持「あれぇ〜w？葛葉ぁ？これで僕に勝とうとしてt」ｽﾞｯｺｰｯ
「おぉっとwここでぇ！剣持選手盛大にこけたぁ！痛そう！」
葛葉「ハッw！あれぇ〜？もちさ〜ん？？痛そうですねぇww(煽)」
剣持「ｯ！全然痛くないんですけどねｯ！」
「俺の経験上、こんなに腰を抑えて無様に走る人は見たことがありません！さぁいい勝負！どちらが勝つのでしょうか！」
「あともう少しｯ！」
葛葉「ﾊｧｯ一周とか長すぎｯ！」
剣持「い、いやぁ全然痛くないですよ！？」涙目
「っと！先に着いたのは〜…」
「葛葉選手ぅ！」
葛葉「おっしゃ！ほいｯ！」(バトンパス)
長尾「ぅい！ないすぅ！」
「ここで上手くバトンパスを繋いで行くぅ！」
剣持「はいｯ！」
「ここで剣持選手もバトンパスを！」
晴「あ、ありがとうございます！(？)」
「ここできました！インキャオタク！戦犯したらとてつもなく責められます！」
晴「おいぃ！インキャオタクってなんだよ！」
長尾「あれぇ〜？晴、遅いぞ〜wがんばれ隠キャく〜んw」
晴「はぁ！？しょうがない…インキャの力を見せてやろう！」
長尾「おぉw！？」
晴「甲斐田の！世界だぁ！」
長尾「…」
葛葉「…」
剣持「…」
「…」
加賀美(見学)「…ｸﾞｯw」
「…えー、はい、長尾選手！いい感じに走ってますね〜、流石ですねぇめっちゃ早い！そして甲斐田！あー、いいっすね」
晴「僕だけ適当じゃない！？」
長尾「wwwがんばれ晴〜」
「長尾選手と甲斐田の間に大きな差が生まれ始めます！勝っているのはもちろん長尾ぉ！」
晴「もちろんってなんだよ！」
「っと！あっという間に長尾選手！バトンパス！」
晴「え！？早すぎん！？」
長尾「ほぃ！」
弦月「ちょｯ！長尾下手！わっ！バトン落とさないで〜！」
「おっと長尾選手と弦月選手！バトンパスがめちゃくそ下手ダァ！」
長尾「ちょっ！俺が取ってくるから走ってろ！」
弦月「ぁれ？でもリレーってテークオーバーゾーン的なの？なかった？」
「テークオーバーゾーン…？」
弦月「あ！大丈夫そうだね！んじゃ走っとくから取って来て！」
長尾「おけ！」
「お！交渉？しているうちに甲斐田が…！バトンパスｩ！…って…」
晴「ﾊｧｯﾊｧｯよっしゃぁ！」
叶「あ、リレーの人数僕たちのチーム少ないからあと一周よろしく！」
晴「…へ？」
「おwおっと！Bチーム！人数が足りない！」
晴「僕じゃなくてもよくないです！？ヒーローたちとか…」
叶「甲斐田が走った方が面白いじゃん」
晴「最悪な先輩だ…」
「早くはしろよ甲斐田〜っと！長尾がバトンを拾って来たぁ！弦月を追いかけて全力疾走！光の速さです！」
長尾「弦月ィ！」
弦月「ﾋｯ！」
「おっと弦月選手！そんな長尾にビビってもっと早くなったぁ！」
長尾「いや待てよ！」
弦月「あ！ごめんw！」
長尾「うい！バトン！」
「もう追いついたぁ！上手くバトンパスっ！と思ったら」
長尾 ｽｶｯ
長尾「あっ」
弦月「えっ？」
ｶｯｷｰﾝ!(遠くに飛んで行く音)
「またまた落としてしまう〜！」
弦月「長尾〜！！」
長尾「わり！」
「そのうちに甲斐田が追いついてくる！さぁ勝つのはどっちだ！」
晴「ぅわ゛ぁぁ〜…！もぉ無理ぃ！」ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀ
長尾「ちょ！とぉじろぉ！全力疾走しとけ〜！すぐ追いつく！」
弦月「そんなかっこいい言葉言ってる暇ないからはやく〜！」
晴「ふぅ‥ふぅ…」
「おぉっと！ここであの甲斐田が！？追いついて来たぁ！」
長尾「とぉじろぉ〜！バトンあった!」
弦月「はぁっはぁｯ…ナイス！ちょうだい！」
長尾「おけ！…ちょ、早いな！？」
弦月「すぐ追いつくとかなんとかかっこいいこと言ったじゃ〜ん！」
「ここで弦月！ゴール！だが次の選手にバトンを渡さないといけない！さぁ長尾選手対甲斐田！どっちが勝つのか！」
甲斐田「ｾﾞｪｯﾊｧﾊｧ…」
長尾「ぅ゛ｱｧｧｧｧｧｧｧｧｧ〜！！！」
「長尾選手！うるさい！」
長尾「サーセン!!!!!!!!」
「おっと！甲斐田がもうゴール直前だ！」
長尾「ん゛~~~~！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
「長尾選手！本気(？)を出したぁ！これはボルトを超えますねぇ！」
晴「はぁｯ…あぁぁ〜！」
長尾「うい！とぉじろ〜取って！」
弦月「おけ！ないす！」
「おぉっと！僅差で勝ったのはぁ！長尾&弦月選手〜！えげつない速さで見事追い抜きました！」
長尾「お゛っしゃあぁぁ！！」
晴「えぇ！？ｾﾞｪｯﾊｧ…あんな頑張ったのにぃ！？ﾊｧｯﾊｧ」
「さぁ、次の選手はぁ！？」
「ローレンvsアクシア選手ぅ！さぁどっちが勝つのか！」
前編終わり♡
おまけ
↓↓↓↓↓
長尾「とぉじろぉないすぅ！」
弦月「長尾もすごい早くて怖かった！」
長尾「お、おう…w褒めてるのかw？」
弦月「ww」
不破「お疲れ甲斐田ぁ！完全に負けたな！」
晴「あ、ﾊｧｯﾊｧｯアニキｨ！ｾﾞｪ、そんな完全っていうほどじゃﾌｩｯﾌｩｯなかったでしょ！」
不破「めっちゃ息切れしとるやんwおもろw」
晴「当たり前ですよ！ﾌｩｯﾌｩにしゅうﾊｧｯもはしったんですよ！？不破さんはﾊｧｯﾊｧ、リレー出ないんですか？ｾﾞｪｯﾊｧﾊｧ」
不破「俺はなぁ！次の次の借り物競走に出るんやって〜」
晴「いいですねぇ、ちょっ、水ぅ！」
不破「にゃははwお前うるさいなぁw」
晴「いや情緒不安定すぎない！？笑いながら言うってサイコパスかよぉ！」
不破「にゃはは〜」
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