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隠れるのは簡単だった
瓦礫の下に隠れればいい
気分も落ち着いてきて気持ちの整理が出来てた。
銃声が鳴り響く
もう驚くことなんてない
また喧嘩だろう
鼻歌まで歌えるほど私は気分が良かった。
何故かは知らないけどね
いつの間にか寝てしまっていた
瓦礫の下で寝れるなんて我ながらおっかない
『〜〜〜』
喋り声が聞こえている
目を開けると何故か太陽が私を覗き込んでいて眩しかった。
本来なら瓦礫のせいで太陽は見えないはずなのに
少しずつ目を開けると私より2mほど離れた瓦礫にこの前の中也と黒よりの茶髪の少年、そして老人だろうか頭が良さそうな男性がいた
『おや目覚めてしまいましたか』
老人が低く、でも優しい声で話す
『起きるの早くなぁい?まだ君をどうするか議論をしているのだけれど』
此方は子供っぽい
『手前がダラダラ話してるからだろ?面倒臭せぇ』
中也は面倒臭そうにしている
色々思うことがあったが寝ぼけていて何がなんだかさっぱりだ
「どちら様ですか」
咄嗟に出た言葉はこれだ。それもそうだ。名も知らない変な人に自分をどうするか話されているのだから
『あぁ失礼。私共ポートマフィ』
『そんなことは話さなくていい』
男性の話を遮り茶髪の少年は私に問いかける
『君のことについて教えて欲しいのだよ。 君のこと。 いや,正しくは孤児院の院長に ついて。
何か知っているかい?』
意味が分からない
なんなんだ彼等は
『知らないのかい?』
知らない訳ない
私の大好きな院長のことなら尚更
「何故。 何故お前達に話す必要がある。」
変な空気が流れた
まるで私だけが時間が止まってるように見える
『おい、太宰。こんな急に聞いても此奴が困るだけだろうが。悪ぃな』
中也は私に謝る
全くだ
2人はまた喧嘩を始めた。
『それは君が私の計画の邪魔をするからじゃないか!』
『お前の意見が気に食わなかっただけだ。そもそも手前は_____』
何分経った?まだ話続けている
『太宰さん。森先生からお電話です』
『嗚呼。少し待っていてくれ給え』
茶髪の人。太宰?は電話に応答し電話をすぐ切った
やっと話が終わる。そう思った。
だが
『中也。もう時間だ』
太宰が私に近づく
私は意識を失った
意識を失いながらも思った
何故私は逃げれなかったのだろうか
これから私は死ぬのだろうか
そんなことはこれから分かるか
これから面倒臭いことになるんだろうな
嗚呼
こんな面倒臭いことになるなら”あの時”一緒に死んどけばよかった