テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

罪人

一覧ページ

「罪人」のメインビジュアル

罪人

3 - 第3話

♥

8

2024年05月15日

シェアするシェアする
報告する

彼と私は、高校生の時に付き合ってた。

初めての彼氏彼女で、お互いに奥手で……。なんていうか、彼は―――青い記憶として存在していたんだ。

お互い、進学先が違って離れ離れになってしまって消滅しちゃったけれど、私の中には、しっかりと気持ちは残ってたんだ。大人になって何をしているだろう? 元気なのかな? 毎日思い出しては会いたいと思っていた。

そんな買い物帰りの夕暮れの道。


「 なあ……菜穂?」

私の名前を呼ぶ声が聞こえた。

トクン、と心臓が大きく音を立てる。

ゆっくりと振り返ると、あの時の笑顔のままの彼がスーツ姿でたっていたんだ。

「翔真……?」

「ああ。久しぶりだな」

「まさか、こんなところで……」

「ほんと!びっくりだな!   俺、営業マンやっててさ、エリアがこっちになったんだ。1週間前にここに来た。菜穂は? ここら辺に住んでるのか?」

「う、うん……」

心臓が暴れだして大変だった。顔が赤くなって。


「どした? なあ、ちょっと時間あるならお茶でも飲まないか?」


私、彼に誘われるまま、近くの喫茶店へと入った。

この作品はいかがでしたか?

8

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚