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※いいねありがとう!頑張って書きます
※とか言ってみたんですが、諸事情につき、更新頻度落ちると思います。ごめんよ
いるま視点
らんが寝て少しした後。
廊下から足音が聞こえたかと思うと、控えめなノックの音が響いた。
俺は少しためらった後、どうぞ、と返事をする。
すると、ゆっくりと扉が開いた。
こさ、みこ「…」
2人の頭の上にはハテナマークが浮かんでいる。
俺はいかにも嫌そうに顔をしかめる。
みこ「あの〜…これはどういう…?」
こさ「真っ昼間からお熱いこって 」
みこ「えそういうこと!?」
こさ「邪魔な2人は失礼しますう」
いる「いや違う違う違う待て待て待て」
出て行こうとする2人を慌てて引き止める。
…こさめは冗談だが、みことは本気で勘違いしそう。
というのも、 俺はらんを抱きかかえていた。
らんが寝た後、ベッドで寝かそうとしたのだが、らんが抱きついて離れなかったからだ。
なんとか抜け出そうにも俺一人ではらんを運べない。
どうしたものか…と思っていた時にこの2人…
いる「ちょ、こいつベッドに寝かすの手伝ってくんね?」
みこ「あえ、いいの?」
いる「いいのって何?」
そう言いながらみこととこさめがらんをベッドに寝かせるのを手伝ってくれた。
見ると、らんはこちらの事情お構いなしにすやすや寝てやがる。
いる「このやろ…」
こさ「いや、可愛い彼女でしょ?」
いる「彼女にした覚えはねえ」
みこ「???じゃあなんでさっき抱き合…」
いる「あー聞こえない聞こえない」
なつ「騒がしいけど何事?」
そう言ってなつとすちが顔を出した。
こさ「聞いてー、さっきいるまくんが…」
すち「らんらん起きるから後でね?いるまちゃん、らんらん薬飲めた?」
そう言ってすちはらんの体温を測る。
いる「飲ませた」
すち「よかった。ありがと…え?」
なつ「うえ…40.3度?まじか」
なつがすちの手にある体温計を見て驚く。
それを聞いたこさめとみことは目を丸くした。
こさ「え ?それで会社行こうとしてたの?」
みこ「社畜の末路…」
なつ「地味に火力高いぞみこと。確かに引くけど」
すち「熱ちょっと下がったら病院行かせないとね…とりあえず俺らはお昼食べようか。いるまちゃんも食べる?」
いる「まじ?食べる。ありがと」
こさ「さっきからいい匂いしてたんよな〜」
こさめに続き、みんなが順々に部屋から出ていく。
俺はらんを少し見てから部屋から出る。
らんの泣き跡が少し光って見えた。
その後、すちが作ってくれたカツとじを食べ、家を出た。
食べている間、スーツについてかなり聞かれたが(こいつらが彼氏だ彼女だと冗談を言っていたのはここに理由があった)、本当のことを言っても全然聞かないので、俺は今後黙秘を貫くと決めた。
昼ごはんを食べた後、らんをすちに任せて俺は家を出た。
あいつらと一緒にいるといつのまにか心が軽くなる。
なんでだろうな。
…俺が表の人間だと錯覚できるからだろうか。
考えるのはやめにしよう。もう散々考えてきた。
俺は時間を見て一度自分の家に戻り、私服に着替え、繁華街に出た。
大丈夫。俺ならできる。
店に入るとマスターに声をかけられる。
27,383
22
277
「昇くん、今日はこの人から指名。 いつものコースでって。…まー頑張って」
「はい、わかりました」
ここでの俺は昇。
「昇くん、待ってたよ」
「いつものコースでよろしいですね?」
「そっけないねえ…まあいいんだけどね、今は」
耳元で囁いてくる男。
俺は思わずびくりとする。
「ふふっ…かわいいね」
ぞっとする。
ああ、この感覚には慣れない。
「じゃあ行こっか」
コメント
1件
第17話読みました…!いるまくんの日常と裏のギャップがすごく刺さりました。みんなとの軽いやり取りにほっこりしてたのに、最後の「昇」のシーンで一気に空気が変わって、胸がぎゅっとなりました。あの耳元で囁く男の温度差、ゾッとするのに目が離せない…。らんの泣き跡が光って見えた描写も綺麗で切なかったです。白玉くんの書く「闇」、ちゃんと受け取りました🥀