この作品はいかがでしたか?
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🖤サイド
俺はなんてことを言ってしまったんだろう。
もうこれは告白同然…。
💚「あ…あのそれはどういう…?」
俺の心配をよそに亮平はこの本当の意味を理解していないようだった。
そっか、亮平鈍感だもんね。
🖤「あーえっとね…」
🖤「これから1日1個、俺の言うこと聞いてくれる?」
💚「…はい。」
自分で言っておいてなんだけどそんなにすぐ受け入れられるものか?
そういうところが心配なんだけど…。
🖤「分かれば良いや。ニコッ」
🖤「じゃあ、明日からね?」
💚「はい。」
💚サイド
【次の日】
💚「あ、これ蓮様の…」
蓮様が学校に行った少し後。
お弁当を忘れてるのに気がついた。
届けなきゃいけないよね…。
あんまり3年生の階には行きたくないんだけど…。
【学校】
💚「はぁ…。」
蓮様のところに向かう足が重たい。
💙「あれ、亮平じゃん。」
💜「なんか用?」
行きたくなかったのはこの人たちのせい。
💚「げ…。」
💙「げ…ってなんだよ。」
💚「これ、蓮様に届けてほしくて…。」
ちなみにこの2人は僕と蓮様の関係も把握してる。
💜「あ〜弁当?めめにね、了解。」
🩷「あべちゃ〜ん!」
💚「あ、佐久間!」
💚「じゃあ、よろしくお願いします。」
そう言って2人に別れを告げて佐久間の元へと向かった。
🖤サイド
ヤバ。
弁当忘れた。
亮平に一応聞いてみようかな…。
翔太とふっかについてきてもらおう。
あれ、翔太たち誰かと喋ってる?
💜「あ〜弁当?めめにね、了解。」
🩷「あべちゃ〜ん!」
💚「あ、佐久間!」
💚「じゃあ、よろしくお願いします。」
話してる相手は亮平だった。
俺も混ざろうと思ったけど、
その前に話が終わってしまった。
💙「あ、めめちょうど良いとこに!」
💜「これ、弁当だってさ。本当仕事のできる執事だね〜。わら」
🖤「うん。」
遠くに亮平が友達と話しているのが見える。
友達といるとあんなふうに笑うんだ。
俺とは全然違うじゃん。
なんかヤダ。
でも、その笑顔はどこか見覚えがあった。
そう、亮平と俺が普通の幼なじみだった時の亮平の笑顔だった。
今まで何にも変わってないって思ってた。
この先も変わらないって思ってた。
でも、実際俺らはだいぶ変わってしまったんだ。
そしてこれからも変わっていくんだ。
それは自然なことのはずなのに。
どうしてもそれが嫌な自分がいた。
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