「おはよっ!まぜち!」
学校へ向かう道で大好きな恋人を見つけて、いつものように元気に挨拶した。
「おー、けちゃ。おはよ」
振り返ったまぜちは微笑みながら挨拶を返してくれて、さらに頭をぽんぽんと軽く撫でられる。
この辺りでの恋愛の自由度の高さは、日本では珍しい。
僕たちみたいな男同士のカップルもたくさんいるから、僕たちは公認カップルだった。
「まぜ太くんかっこいい〜♡」
「けちゃくんは可愛いわよね♡」
「本当にお似合いのカップルだわ♡」
そんな声が聞こえて、僕は思わずにこにこしてしまう。
「ん?どした?そんな嬉しそうにして」
「んー?また女の子たちが僕たちのこと見てきゃー!ってなってるからさ〜。えへへ」
「ふーん…」
まぜちはなにか思いついたように悪戯っぽく笑った。
僕の腰に手を回して…そのままぐいっと引き寄せられた。
「きゃ〜〜〜!!!」
また女の子たちの反応を弄んで…。
「行こうぜ〜」
「うん!」
ーーーー
放課後。
「入って〜!まぜち!」
「…ん…」
今日も今日とて、お家デート。
ドアをバタンと閉めた瞬間、まぜちが玄関先に崩れ落ちる。
「ふふ♡まぜち〜?どうしたの?」
「はぁ…っ、ん…っ…ぁ…これっ…止めろっ…!」
さっきまでのクールなまぜちとは一変、顔を真っ赤に染めて、涙目で僕を見上げてくる。
僕は玄関先にまぜちを押し倒す。ズボンや下着を下ろして、足を開かせた。
「あっ…や…見るなっ…!」
ヴヴヴヴ、と機械音がまぜちから聞こえる。
朝、あの後トイレに連れ込んで、仕込ませてもらったローターが、まぜちの中で暴れ回っているのだ。
「ふふ♡まぜちのここ、すっかりぐじゅぐじゅだね?」
「ぃ、わないれ…っ…」
「ん…♡」
「ひぁあぁっ♡やっ♡あ♡そんなとこっ♡ぁんっ♡」
まぜちの濡れそぼったそこに舌を這わせると、甘い甘い声を上げる。
「けちゃぁ♡らめっ♡きたないからぁ♡」
「まぜちの身体に汚いとこなんてないよ?」
「ぁ、あ〜〜〜〜〜っ♡♡」
まぜちの身体がびくびくと痙攣している。
イったのかな。
「はっ♡ぁう…♡あ…♡」
「…まぜち出さずにイけてるね♡偉い♡」
「けちゃぁ…♡けちゃの…♡はやくほしい…♡」
「……」
カチカチカチッ、とローターの強度を最大まで上げた。
「は、ぁうっ♡あ♡ぁああっ♡イぐっ♡イっちゃぁぁ♡」
「…まぜち♡玄関でイくの気持ちいい?」
「は♡ぁっ♡あ♡きもちぃっ♡」
「えっちな顔〜♡ここに誰か来たら、まぜちがえっちなのバレちゃうね?」
「っ…♡♡」
「ふふ♡腰揺れちゃって…♡想像したの?変態♡」
「んっ…ふ、ぁ…っ♡」
「ん〜♡」
再度イったまぜちの姿に、ぞくぞくとする。
何度かキスをしてから、正常位で挿れるために腰を掴んだ。
「学校のみんなは、まぜちがこんなに可愛いってこと、知らないんだよなぁ♡」
「…っ♡お前しか知らない俺…興奮するだろ…?♡」
周りからは僕が受けだって完全に思われているけれど、実際のところはこの通り。
「…ふーっ…」
「あ、ぁ♡けちゃのっ♡はいってくるっ♡」
いつも、彼氏のように振舞っているまぜちが、2人きりの時は僕の下であんあん喘いでいることを、僕以外誰も知らない。
「気持ちいい?まぜち♡」
「あっ…♡けちゃぁ♡もっと…おく、ちょーらぃ♡」
そう、これは、僕しか知らないまぜち。