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此処は……何処だろう……?
見慣れない天井、気づけば私は敷布団に寝かされていた ぼーっとしていると
「目覚めたかい?」
男が話しかけてきた
「ほんとに心配したー、3日間も眠り続けてたからさー」
誰だろう?
「えっと、貴方は誰ですか?」
「俺かい?俺の名前はんー、椿と呼んでくれ!」
「椿さんですね。私の名前は……」
私の名前 私の名前がわからない。 何で? 私は黙り込む
「大丈夫かい?体調が悪くなったのかい?」
「私の名前がわからない……私は…」
「名前がわからないのか?」
「はい、私の名前が思い出せなくて……」
「そうか、じゃあ名前をつけててやるよ」
「名前をつける?」
「そうだ。う〜んとな、君に似合う名前を今考えるからちょっとまってて」
そう言うと椿さんは腕を組みう〜んと言いながら首を大きくひねる
その動作が少し面白くて私は少し笑ってしまった
「何だ?」
椿さんは少しジト目で私を見た
「ううん、なんでもない」
「そうか。 よし決めた!君の名前は小夜なんてどうだ?もし嫌だったらまた考えるし遠慮なく言ってくれ」
「小夜……とっても気に入ったわ」
「気に入ってくれたのなら良かった」
こうして私の名前はこの日 小夜 になった