いや〜ついに後輩ができるにぇ!
今日は高校一年生の子が入学式なのだ。
「みこてぃワクワクしてるね?」
「スバちゃん!だって後輩だよ?可愛がってなんぼよ…」
「ここ3組だから、1年生の1組が近いよな。」
「どんな子がいるんだろ…ここ女子校だからなぁ。ヘヘヘ、金髪で、吊り目で、胸がデカくて、ツンデレがいいな( ˊ̱˂˃ˋ̱ )ニヤァ」
「みこち…顔が怖いよ」
そうスバちゃんに言われたけど、どうでもいい。
念願の後輩だ!自分の好みの女いないかな〜
あっ、一年生が入学式終わって、自分たちが割り振られた教室へ入って行った。
にぇ!?自分の好みの女発見!金髪吊り目、胸がデカい女が!ジィーっと見てるとこちらに気づいたようで、苦笑いされた…
悲しいにぇ…あっ、おいそこの青髪の女!金髪の女の子が見えなくなったじゃねぇか!
青髪の子はみこの目をジッと見ていた。な、なんなんだよ!と思ったが、
青髪の子はみこにニコッと、笑顔をし教室に入って行った。
「…なんなんだあいつ!!」
「さっきの青髪の子、背が高くてカッコ良かったね。」
「何言ってんのスバちゃん!あいつのせいで金髪の子見れなかった…」
「いや、めちゃ引かれてたぞ!?」
「うるさいなぁ、、、そういうツンデレもいいな。」
「ツンデレじゃなくて、みこちがエロい目で見たからでしょ…」
「えぇ…もしかして嫌われたかな?」
その後。休み時間になり、廊下が騒がしかった。
『すいせいちゃ〜ん♡』
「ん?」
『キャー!!こっち見た//』
なんかみこの同級生も、先輩方もあの青髪の女に目をハートにしてメロメロになっている。
「ぽうぽう!これどういう状況?なんであの青髪の子に、みんなメロメロになってるの?」
「みこち知らないの!?あの子ここの高校見学する際に、文化祭を見にきたんだよ。その時音楽に興味があったらしくてさ、
体育館でのど自慢やってたでしょ?あの時歌ってて、めちゃくちゃ上手かった。」
「へ〜、、、」
そんなすごいやつだったんだ。
「ん?なんかこっち見られてない?」
「え?」
ぽうぽうにそう言われて、見てみると。
「っ…」バチッ
その子と目があった。
「ふふっ、ちょっとどいてもらっていいですか?」
周りに囲まれた子にそう言い、みこにだんだんと近づいてきた。
へ!?みこなんかしちゃった?なんか緊張でドキドキしてきた。そう思いながらその青髪の子は、みこの目の前で立ち止まった…
背、高いな…みこより背が高く、見上げる形になってしまった。
「っ…///」
ん?なんか顔赤くね?
熱でもあるのかな…先輩として聞いてやるか。
「どうしたの?大丈夫?」
「え…?あぁ、はい。大丈夫です//」
「本当?顔が赤いよ。頭が痛かったりしたらちゃんというんだよ?保健室に連れっててあげようか?」
「ち、違いますよ…ただ可愛いなって、、、///」
「……へ?//」
『ちょ、何言ってるのすいせいちゃん!なんでこんな女を、、、』
「あ?」
『ヒッ、ご、ごめんなさいね…』
女の子たちはそそくさと逃げていくように、教室へ戻って行った。
……なんか気まずい。静かだしなんか離さなくちゃ…
「あの…」
「ご、ごめんなさい。いきなりこんな事になってしまって…」
「はは、大丈夫だよ。新入生だからまだわかんないことあるでしょ?」
「そういうことじゃなくて…」
「ああ、名前はさくらみこって言うんだ!よくみこちって言われるから、そう呼んでいいよ!」
「…ふはっ、本当に見た目と一緒で可愛いらしい人ですね?」
「ちょ、先輩を揶揄わないで!//」
「みこちか…そっか、私の名前は星街すいせいです。すいちゃんって呼んでください。」
「わがった!すいちゃん、敬語じゃなくていいんだよ?」
「いいの?じゃあタメ口で話すね。」
「うん。で、さっき何か言いたそうだったけど。なんだったの?」
「あー、、、頼み事なんでいいですか?」
「いいよ!先輩に任せてドンとこい!」
「……私と付き合ってくれない?」
「へぁ?」
次の小説に続く…
コメント
9件
リクエスト答えてくれてありがとぉ〜! めちゃめちゃ良かった...次回楽しみ!
素晴らしいですねぇ....!!青春だねぇ...!! 尊すぎてさっきまでずっと寝てたけど眠気覚めたわ...!!👍