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年明け早々私はなんて物を書いているのでしょうか…??
あ、🔞要素含みます
___________________________芬side
火照った身体の所為で頭が回らない俺は、 ただ部屋の天井を眺めるだけだった。
どれだけ白い天井とにらめっこをしたって倦怠感が離れていく事はない。
…寧ろ酷くなった様な気までする。
熱中症の時にも似た感覚に、脳内を掻き混ぜられている様なふわふわした気持ちになった。
白い布と肌が擦れる度に肩が跳ねる。
神経が肌の表面に剥き出しになった様に感じた。
体調が悪いのにも関わらず、どうしてか変な気分にもなってくる。
気持ちの悪い感覚と闘っていれば、ドアが軋み、開く音が鼓膜を揺らす。
「体調はどうだ?フィンランド。」
「…あたまふわふわする、」
「…そうか、」
そんな返事をすれば、ロシアは口角を上げ、目を細めて微笑んだ。
「…辛いか?」
「…、」
俺が言葉を発さずに小さく頷くと、ロシアは俺の方に手を伸ばし、 首筋に優しく触れる。
まるで歴史ある芸術品を扱う様な手つきで、慈しむ様な眼をして。
「…ん、は…っ、」
その手は擽ったくて、声が漏れる。
気持ちの悪い程甘くて小さな俺の声が、部屋の空気と混ざり合って融ける。
熱を孕む様に蕩けてしまいそうな優しい其の眼が俺を捉えていることに高揚し、 息が荒くなる。
気付けば俺とロシアは互いに息を荒くしていて。
ロシアが欲しい…なんて気持ち悪いが、そんな思考を抱き、彼の頬に手を伸ばす。
「…、」
2国共に言葉は発さずとも、部屋の中には何とも言い難い雰囲気が満ちていて。
互いにそれを理解しており、 超えてはいけない領域を区切る線がすぐそこにある事に気付いていた。
身体を他人に委ねるのはあまり得意ではないが、ロシアになら委ねられると。
脳も身体も神経も、それを判っていた。
抵抗もせず、大声も出さず。
只、されるがままに。
感情が乗っている行為だとしても、部屋の中に満ちた空気が意味する事は変わらないのだ。
流れる様に自然で、且つ大切に扱われている様で。
頭の中はやけに静かで。
ただ、一昨日の自分とは打って変わり、
先程迄の行為に抵抗はあまりなかった事だけが脳内に反響する。
“相手の問題なのか”等あまり意味の無い事ばかりを考えては、
隣で眠りに落ちかけている大国の閉じた瞼を見つめていた。