コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「おじゃましまーす」
弥奈(やな)は、ドアを開けてくれている 杏葉(あずは)の脇を通って、 三芳(みよし)家の玄関に入る。
「いらっしゃい。弥奈ちゃん、今日も可愛いわね」
「こんにちは」
杏葉のお母様が出迎えてくれて、ペコリと挨拶をする。
空太(くうた)と杏葉の体がもとに戻った今でも、杏葉のご両親はお母様とお父様だ。
「ずいぶんと、買い込んできたのね」
「杏葉ちゃんと何を作ろうって話ながら調べていたら、どれもおいしそうだねって話になってしまいまして」
「出来上がったら、おばさんにもくれるかしら?」
「もちろんです、お母様」
「弥奈、そのお母様っていうの、そろそろやめにしない?」
弥奈が手にぶらさげている袋を取りながら、杏葉は言った。
「どうして?」
「調子に乗るから」
杏葉は、ほら、とお母様を見る。
「んもう、弥奈ちゃん、うちの娘にしたいわぁ。あっ、杏*********************
*******************
***********************
****************
*************
**************
**********
*******