/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
この日はピクニックシチュエーションでの撮影だった。
テントとシート、可愛いガーランドが飾られ、バスケットには撮影用に作ってもらった肉厚のハンバーガーとポテト、おやつもたくさん。
そこに春の装いの俺と阿部ちゃん。
💚「動画でデイキャンプした時はザ・漢！って感じだったから新鮮だなぁ、あれはあれで楽しかったけど」
💙「美味そうだったもんなー、にしても阿部ちゃんパステルカラー似合うね」
💚「それを言うならパステルカラーの翔太は世界一可愛いね」
勝てないので早々に退散した。
シートに寝転んで阿部ちゃんのものという設定の本を一緒に読んだり、でっかいハンバーガーにかぶりついたり、マシュマロを食べさせ合ったり、シャボン玉をして遊んだり。
スタッフさんから零れる『可愛い！』という声をたくさん受けながら撮影は順調に進んだ。
休憩中に、阿部ちゃんがレモネードを飲みながら近くを散策している。
時々しゃがみ込んで何かを見ている姿は子どもみたいだ。
何をしているのか気になって、隣に行く。
💙「何見てんの？」
💚「あ、翔太。花が可愛いなと思って」
阿部ちゃんの足元には、青い小さな花がたくさん咲いていた。
こんな小さいの、気をつけて見た事がない。
💚「オオイヌノフグリって言うんだよ」
💙「イヌ」
💚「ふふふ、そう。大きいイヌの陰囊に形が似てるからだって」
💙「ぎゃはははは！」
💚「可笑しいよね、でも俺好きなんだ。翔太の色してるし」
ネーミングセンスに笑ってしまったけど、花は確かに可愛くて、それを見つめる阿部ちゃんの目は優しい。
💙「でも陰囊なんだろ、複雑」
💚「そうだね」
阿部ちゃんは俺が素直に喜べないのを知っているから、つい憎まれ口を叩いてしまっても受け止めてくれる安心感がある 。
いつの間にかそこら辺の花を『これは？』と尋ねる俺と、教えてくれる阿部ちゃん先生の図式が出来上がっていて、それもカメラマンさんが撮っていた。
並んだ背中が可愛かったらしい。
阿部ちゃんが可愛い、俺の色だと優しく見ていた花を貶した罰があたったのか、その後も散策を続けていたらてんとう虫やカナヘビが飛び出してきて、いちいち大騒ぎした俺はみんなに笑われた。
帰ったら阿部ちゃんが膝枕で甘やかしてくれた。
終
コメント
16件
ごめんなさい、膝枕…膝枕。 あべなべ膝枕(鼻血
そうだ、みちるさんの💚💙も好きだった私🤦🏻♀️
あ、まーーーい💚💙 やっぱり、ミチルさんのあべちゃかわよ
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ