「………凸さん、まだかな。」
俺はクッションを抱きかかえてソファに座る。
凸さんはコンビニ行くだけって言ってたけど、寂しい…それに、昔のこと思い出しちゃう。
「凸さん…早く帰ってきて…」
涙声でそう呟くと、玄関のドアが開く音がした。
「さもさん、ただい…うわっ!」
俺は嬉しくて思わず凸さんのことを押し倒す勢いで抱きついてしまった。
「…どうしたの?さもさん」
俺が黙っていると、凸さんは何も言わず俺の頭を優しく撫でてくれた。
「…ごめん、少し遅くなっちゃった。」
「………寂しかった…」
「うん、ごめん」
「…凸さんは、悪くないよ…」
泣き出した俺のことを凸さんは少し強く抱きしめる。
「………凸さん、大好き…」
「………も」
ん?
凸さんが何か言ったけどよく聞こえなかった。
「…なんて言ったの?」
「いや?別に」
…まあいいや
俺はその後も凸さんに抱きしめられて幸せだった。
コメント
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あぁ…てぇてぇ…さも凸てぇてぇよ…
さも凸最高
いつも見させてもらっています!そして神作をいつもありがとうございます! フォロ失です!