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syasn『ホスト』
sn視点
僕は最近“ある場所”にハマっている。
それはホストクラブ。
別にお酒に酔いたくてきてるわけじゃなくて、単にここに僕のお気に入りの人がいるから。
これまで何度も色々なホストクラブに通っていたものの、ここのホストクラブはすっかり常連となっていた。
sn「こんばんはー!」
お店の玄関から中を覗き込むと彼が笑って迎えに来てくれる。
sya「お、しにーじゃん!今日もお話したかったんだよねー!来てくれてありがと♡」
笑いながら投げキッスをすると店の奥へと案内してくれた。
この人はシャオロンさん。このホストクラブのNo.1であり、圧倒的人気を誇るイケメン。
この人は僕が男であるのにも関わらず、普通に接客してくれる。
僕は元々ホストのような人を楽しませる職業をしている人が大好きだった。
それでもキャバクラは何だか違くて、行くのに戸惑っていた。
ホストもキャバクラも、嘘でも全力で愛してくれる、褒めてくれる。
でも、泥にまみれた人達も沢山いた。
僕が男であること、すなわち妊娠しないということをうまく利用して、ヤろうとしたり中出ししようとしたいする奴が沢山いた。
僕はヤりたいわけじゃない。
でもお酒に弱いから、酔ったあとの記憶はない。
起きれば、自分のナカに気持ち悪いものが溜
まっているだけ。心底、気持ち悪かった。
でも、シャオロンさんは違った。
いつもただ接してくれるだけの優しい存在。
起きれば、水を持ってきてくれて、気持ち悪いものも溜まらない。
ホストが好きな僕にとっては神様みたいな存在だった。
sya「しにー何飲む?」
sn「今日は酔う気分じゃないから、、オレンジジュース頂戴!」
sya「オレンジジュースって…子供かよ笑」
やんちゃで、楽しそうに笑うシャオロンさんが正直言って好きだったんだと思う。
今日は疲れていたし、ゆっくりオレンジジュースを飲んでシャオロンさんとお話したい。
隣に座るシャオロンさんに、一杯のノンアルのお酒を出す。
Nera🍀︎❄🐈⬛
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#洗脳
シャケ握り
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sya「ノンアルでいいの?」
sn「だって、これからもずっと他の客の相手するでしょ?酔うと眠くなるじゃん」
僕なりの気遣いをすると、シャオロンさんはいつも喜ぶ。
sya「いいの!?…嬉しい、しにーありがとう!」
ホストにとって眠気は大敵。
僕の相手をしている時だけでも、ゆっくり楽しんでほしい。
それに、独占欲強い訳じゃないから、シャオロンさんが他の客を相手してようが、『大変そうだなぁ』くらいにしか思わない。
楽しく話し込んでいると、僕を眠気が襲う。
sya「しにー?眠い?」
sya「…俺の家来る?」
落ちそうな意識の中、そう聞こえる。
アフター、という事だろうか。
別に酔っている訳でもないから、襲われかけても止められる。
それに、シャオロンさんなら襲わない。
sn「ん、、良いんですかぁ?」
sya「うん、店の奥の方で寝ててよ。終わったら起こすから」
それだけ聞いて、僕は意識を手放す。
ひんやりとしたシャオロンさんの腕が、僕の腰回りに回って、いわゆるお姫様だっこ状態になる。
それでも睡魔は僕を襲い続けていて、そんな事、微塵も気にしなかった。
sya「…無防備すぎてやばいね」
目が覚めると、白いベットの上だった。
枕からはシャオロンさんの匂いがして、思わず擦り寄せる。
sya「可愛い事すんじゃん」
その声を聞いて、ようやく目が覚める。
sn「…しゃおろんさん?」
寝ぼけたままの僕の声を聞いて、シャオロンさんは笑い出す。
sya「ねぇ、しにー。」
sya「食べるよ?」
バッと身体を起こす。
驚いて笑うシャオロンさんを横目に、僕の顔は赤くなっていった。
sn「…シャオロンさん?何言って…」
sya「俺、しにーの事仕事関係なしに好き。だから、抱きたい。」
初めて『抱きたい』なんて言われる。
ちゃんと直接言われたことなんてなくて、いつも気がつけば___みたいな感じだったから。
その誠意に、思わず口角が上がる。
抱きたいなんて言われた手前だが、僕はまだ服すら脱がされていない。
sya「しにーの意思尊重するから。まだ服も脱がしてない。」
シャオロンさんは上裸だったが、お風呂上がりだったようで首元にはタオルが巻きついてあった。
sya「それで…俺じゃ嫌?」
言葉が詰まる。
優しくするのはきっと確かなんだろうが、それ以上に今までの経験があって、怖い。
sn「僕、記憶がある内に抱かれた事なくて…何するか分かんないんだけど、、?」
sya「俺がリードするし、しにーは気持ちよくなってれば良いよ」
差し出すシャオロンさんの手を僕は握ってしまった。
触れた部分から伝わるシャオロンさんの熱が心地よい。
お店に居るときに触れると、氷を扱っていたからか、手はいつも冷たい。
お風呂上がりというのもあって、シャオロンさんの手はとても暖かかった。
sya「…ありがと。脱がしていい?」
待ちきれないのか、シャオロンさんは起き上がった僕の肩をゆっくり押して、ベットに押し倒す。
器用な程に素早く脱がしていく僕の服に少し苛立ちを覚えた。
それはきっと、手慣れているだろうその手つきに無性にイライラしたからだろう。
…何でなんだろう?
sya「しにー…」
僕の名前を呼んで、シャオロンさんの顔が降ってきて、唇が触れる。
sn「ん、っ…」
重力に順従に落ちてくるシャオロンさんの髪が綺麗で見惚れてしまう。
それ以上にキスの息苦しさが襲ってきて、小さな声が何度も出た。
sya「…口開けて、」
いつもより少し低い声に耳がビクッとする。
シャオロンさんの舌が僕の口内を暴れ回る。
sn「ん、ぅ…ぁ、」
顔が離れると、シャオロンさんは僕の下唇をゆっくりと指でなぞる。
手つきがいやらしくて、少しだけ目を瞑ってしまう。
sya「身体…触るね」
僕の胸の突起をキュッと摘むと甘い声が漏れる。
sn「ん゙、ッ…!///」
シャオロンさんはにやりと笑って、反対の突起を舌で舐めた。
生暖かい舌が僕の頭をおかしくする。
ふわふわとして、何も考えられない。
sn「しゃおろ…ん、さん、ッ、///」
sya「シャオロンって呼んでよ。」
その甘い声にそのまま流される。
名前を呼ぶといつもの犬みたいに笑った。
sya「下…解かすね」
ぐちゅっ…という音をたてて自分のナカを優しく愛撫する。
素面での初めての感覚に少し戸惑いつつも、快楽に呑まれていく。
指を曲げたり、押したりしてその度にビリビリとした快楽が僕を呑み込む。
sn「ん゙〜、ッ…ぁ”、♡」
抑えきれなくなっていくその声にシャオロンさんの手つきはいやらしくなっていく。
sya「…もう挿れられるかな。」
シャオロンさんはまた手を止めて、僕にキスを落とす。
sya「…嫌だったらいいよ。しにーの事、壊せる自信しかない。」
太ももを触れるか触れないかのギリギリで、ツーッとなぞる。
くすぐったくて、気持ちいい。
感度が上がっているのか、少し触れただけでも身体が熱くなる。
sn「優しく、お願いします…ッ」
急に敬語になってしまって、シャオロンさんは笑う。
シャオロンさんのモノを僕のナカが飲み込みはじめると、先程の愛撫とは全く違う快楽が押し寄せる。
sya「…はい、全部。動くよ?」
指とは全然違って、奥をずっと突かれる。
sn「しゃお…ッ♡やば…ッぁ”、んッ”♡」
普段なら出さないその声に僕もシャオロンさんも興奮していた。
sya「ねぇ、しにー、俺やばいかも…」
sya「本当に付き合いたい。しにーの身体俺のもんだけにしたいもん…」
挿れたまま、僕の胸に顔を埋める。
胸元でシャオロンさんの息の音が聞こえて、今だけは僕のものなのだと理解する。
sn「や、ッぁ”、ん゙ッ♡」
再び身体を起こして動き出すシャオロンさんの髪が揺れる。
流暢に言葉が出るシャオロンさんとは違って、僕は喘ぎ声しか出ない。
sn「しゃお…さん、ッ1回とまって、ッ…ぁ”♡」
動きをとめると、シャオロンさんはもう1回僕の胸に倒れ込む。
sya「ホントに好き。しにーの為ならホスト辞めても良い。…それくらい傍に居たい。」
声色だけで真剣に言っている事が伝わる。
sn「ん…水ちょーらい、」
返事をするには、喘ぎ続けたこの喉に水を流し込むしか無かった。
水の入ったペットボトルが渡されて、起き上がった僕はごくごくと飲み干す。
sya「俺はさ、付き合わないならもうしにーを抱くこともないよ。」
“ホストとして接客はするけど”とつけ足すシャオロンさんの目は真剣で、繋がり続けている部分を優しく撫でる。
sn「…僕は、シャオロンさんの慣れてるその手つきに無性にイライラした。」
僕の発言に、シャオロンさんは首を傾げる。
sya「…それって嫉妬?」
“そうだ”と認めてしまえば、僕がシャオロンさんを好きだと認める事になる。
不思議と悪い気はしなかったけど、『好き』の2文字はいつまで経っても出なさそうだった。
sn「…そうかもね。」
雑に濁した僕の腕をシャオロンさんは掴む。
うつむいた僕が顔を上げると、シャオロンさんは不満そうに口を膨らませていた。
sya「しにー酷くない?マジで自分の気持ちに素直になればいいのに…」
掴んだ腕をいつもより雑に押されて、僕の身体は逆らえず倒される。
sya「しにー…」
掴む力は強くなり続けて、食い込んだ指は手首の骨をゴリッと鳴らす。
sn「い”ッ…」
sya「俺の事好きか嫌いかで答えて。別にとか、濁す言葉は無しね」
沈黙が流れて、僕も言葉を失う。
sya「ぁ”ー…やっぱしにーがどう答えても頑張ってぜってー堕とすわ。」
sn「……好きだよ」
好きだから、怖い。
今は僕のものでも、ホストという職業上、いつ誰のものになるか分からない。
その時の絶望を考えると、シャオロンさんが離れていくような気がして、嫌だった。
sn「大好きだから、離れるのが怖いんだよ。」
sya「…じゃあホスト辞める。それで、俺と一緒に溺れよう、?♡」
目にハートが浮かぶシャオロンさんに思わず抱きついた。
背中にそっと手を回し、力を込める。
シャオロンさんも抱き返してくれた。触れた部分は更に熱を帯びて、心地よさを感じる。
sn「絶対離さないでね、シャオロン。」
名前で呼ぶと、犬みたいに笑った。
僕の初彼氏はNo.1ホストでした。
お久しぶりすぎてごめんなさい。
これからもこのペースになるかもなんで、
よろしくおねがいします!
コメント
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うわあ、読み終わった直後でちょっと胸が熱いです…。第19話、しかも公開は17話までってことは、先行で読ませてもらったんですね。ありがたい。 シャオロンさん、ずっと「ただ優しいだけの神様」だと思ってた視点が、最後の「食べるよ?」から一気に色っぽくて誠実な恋人に変わって、そのギャップがたまらなかったです。snくんが「手慣れてる手つきにイライラした」って正直に言えたのも、ちゃんと二人の関係が進んだ証拠だなあって。あと、シャオロンさんが「ホスト辞める」って言い切ったところ、冗談じゃなくて本気なのが声だけで伝わってきて、グッときました。 「好きだから怖い」ってsnくんの気持ち、すごくわかる。でも最後に「絶対離さないでね」って名前で呼べたのが、すごく大きな一歩だなって思います。めちゃくちゃ温かい気持ちになりました。続き、ゆっくりでいいので待ってます!