テラーノベル
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三層目で新たに出てきたスケルトンからドロップした重そうな鎧と剣。
インベントリもレベルアップ的なものによる肉体の強化もない中、これをどうしようか思案中である。
周りに他の敵もいなさそうなので、試しに鎧を着てみることにする。
重い。すごく重い。動けないほどではないが、とてもこの状態で剣をふるうことなど考えられない。
というか、あのスケルトンあんな軽そうな見た目でどうやってこんなに重いのを使ってたんだよ!
硬直長いなとか思ってたけど、この重さならむしろ素早い方だろ。
よくある、『魔力による強化』とかだろうか。
自分も出来ないだろうかと試そうと考えるも、そもそも魔力を感じ取れないことに気付いて撃沈。そりゃあそうだ。
流石に鎧はあきらめる。ダンジョンに吸収されてしまうだろうが、ここに置いていくほかない。
剣の方は今使っている物より長く若干重そうだが、品質や敵との間合いも考えると新しいものの方が良さそうだ。
今までの剣は腰に差して、新しくドロップした剣は背中に背負おう。それくらいなら何とかなるだろう。
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ダンジョンを探索(略奪)することしばらく。
一つ気付いたことがある。それは、棺の中にある副葬品の品質が、二層目と比べて良くなっている。
正確に言えば、副葬品に使われている技術が二層目に比べて進んでいるということだ。
残念なことに「鑑定スキル」のようなものは使えないので実際の品質の良し悪しは分からないが、
アクセサリーの作り込みが細かくなっているとか、使われている紙の品質が良くなっているとか、明らかに加工の技術・精度が上がっているのが見て取れた。
もしかすると、上の階に比べて、下の階の方が埋葬された時代が新しいのかもしれない。
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またしばらく、探索(略奪)を続けていると、先ほどとは違った様相の敵を見つけた。
少し離れた場所にいるが、ローブのようなものをまとったスケルトンだ。しかも杖のようなものを持っている。
あまりにもあからさまな魔法タイプの敵が登場した。
正直、敵の攻撃を見てみたくもあるが、攻撃の種類によってはかなり危ないことになるだろう。
ということで、できるだけ相手に魔法を打たせないように倒したいと思います。
とはいっても、タイプの見当違いで実際は杖術使いかもしれないが。
まず、先ほど棺の中で見つけた短剣(これまでも結構な数見つけてる)を敵に気付かれていないこの距離から投げる!
そして敵に向かってダッシュ!
あ、短剣があたってスケルトンが怯んだ、この隙に近づきます。
しかし、短剣によるダメージは少なかったようで、すぐにこちらに杖を向けようとしている。
まだ遠い。こちらの攻撃は若干届かない。ので手元にある方の長剣も、思い切って投擲!!
その質量に違わぬエネルギーを持った長剣がスケルトンに激突。最後に飛び蹴りでフィニッシュ!!
なんとか敵に魔法を撃たせることなく倒すことが出来た。
が、この倒し方、とっても疲れる!!!
#恋愛
#現代ファンタジー
#ダンジョン
コメント
1件
読了した。 「魔力による強化」とか「鑑定スキルないから副葬品の質を肉眼で観察して時代を推理する」とか地味なのにめっちゃ作品の地盤が固くて好きだわ。 で、魔法タイプ相手に「飛び道具投げまくって距離詰めて接近戦で倒す」っていうちゃんとした戦術取ってるのも納得感ある。魔法打たせずに倒したはいいけど「疲れる!!」で終わったの、めっちゃ共感したし笑った。主人公のリソース管理の丁寧さが光る回だった🔥