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とあるりんごのロブロクシアンのおはなし。

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とあるりんごのロブロクシアンのおはなし。

1 - 「あなたがそれに満足できますように」

♥

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2025年11月18日

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//カニバリズム要素・軽度のグロ表現があります。

りんごを食べるお話です

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あなたの前にいる1人のロブロクシアン。


“それ”は、つやつやと、赤く魅力的に光っていた。


触ってみるとひんやりと、冷たい感触を覚えるだろう。


今日はお腹がすいているものだから…


少しくらいなら、ひとくちだけならと。


あなたはそのりんごを一口齧ってみた。


しゃくりと、綺麗な音が鳴る。


中からは新鮮な果汁が溢れ、見ると蜜がたくさん詰まっている。


思わず息を呑んでしまうだろう。


誰も、こんな美味しいりんごを食べたことがないのだから。


そして”それ”は、恐怖の目であなたを見つめている。


溢れ出た果汁が滴り落ちる。


苦痛の表情を浮かべる”それ”は、あなたから逃れようともがいている。


こんなに美味しいりんごを逃してしまうのは勿体無いだろうと考える。


あなたは隠し持っていた斧を手に持ち、”それ”めがけて振り落とした。


ぐしゃり


爽やかな、いや痛々しい音だろうか。


なんともいえないような音が鳴った。


あなたはそれに満足しただろう。


“それ”はもう動かなかった。


たくさんの果汁をこぼして、動かなくなってしまった。



なんてもったいないのだろう、そしてなんて美しいのだろう。


もう一度と、あなたは頭に齧り付いた。


しゃりしゃりと音を立てるそれは、とても甘かった。


「誰もこんなに甘いりんごを食べたことはないだろう!」


思わずあなたはそう呟いた。


残りをかごに丁寧に詰め込んで、あなたは帰路についた。


「あなたは満足したでしょう」


とあるりんごのロブロクシアンのおはなし。

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