「 ゾムが ──── 」
「 ゾムが消えた 。 」
静まった会議室で この男 ──
グルッペンは言った 。
「 は ? どういうことやねん 」
「 いきなりどしたん ? 」
「 嘘やろ 、? 」
それぞれ口を開いた 。
まぁいきなり言われたら
戸惑うだろうな 。
「 すまん 、いきなりすぎた 」
彼自身は反省してるらしい
「 ゾムを昨日の昼以降見ていない 」
「 どういうことや ? 」
トントン 、という男は言う 。
いつもは冷静なのだが
今回はいきなりすぎたのだろうか 。
「 昨日の昼 、本人から
もう会えない というようなことを
言われてな … 」
再び会議室は静まった ───
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「 グルッペン 」
「 俺の好きなようにさせてや 」
「 … アシタがくるくらいなら 」
「 ………… 、 」
「 別人にだってなってやる 」
「 ゾム としてのアシタが 」
「 来ないように … 、 」
どうやら ゾム という男は 、
別の自分になるらしい 。
どうなっても知らないが 。
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─── アシタ がくるくらいなら ♯2 .
コメント
5件
らぶううううう zさん気になるうううううう
BIG LOVE………ありがとうありがとう本当にありがとう