テラーノベル
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夜の国はいつでも暗闇に包まれています。夜の国の人々は朝というものを知りません。太陽の温かさも知りません。
小さな村に、ステラという男の子が住んでいました。ステラは全てのことに興味を持ち、なんでも自分の目で確かめないと気が済まない性格です。
ある日、どこからか朝の国でおひさまに感謝を伝えるお祭りをしているという噂を聞き、おかあさんの部屋の本棚に、「朝の国のお話」という本があったことを思い出し、自分の部屋へ持ってきて読んでいました。朝の国はずっとおひさまが浮かんでいてぽかぽかしていること、お空がずっと明るいことなど、ステラたちの国では経験できないような、ワクワクしたことが書かれていました。どんどんと朝の国に興味を持ったステラは、この目で朝というものを見てみたいと思うようになりました。おひさまはの光はどれくらい暖かいのだろう。ぽかぽかして心地いいのは本当なのかな。
次の日、ステラはおかあさんに朝の国に連れて行ってくれるように頼みました。でもおかあさんには、忙しいから今は無理よ、と断られてしまいました。ステラはいつお祭りが終わるのか分からないため、今すぐに行きたい衝動を抑えきれずに、おうちを飛び出してしまいました。1人でおうちを出たのは初めてでした。少しの不安と、ワクワクした気持ちに包まれていました。
コメント
1件
この「ぼうけんのはじまり」、素敵な導入でしたね!「夜の国」が常に暗闇で、朝を知らないっていう設定がもう惹きつけられます。ステラが好奇心を抑えきれず、初めて一人で家を飛び出すシーン、その「不安とワクワク」の描写に胸が熱くなりました。子どもならではの純粋な探究心を、とても丁寧に描かれていますよね。これからステラがどんな「朝」と出会うのか、すごく気になります!
#一次創作
ruruha
625
#一次創作
りお
43
#短編
ruruha
219