お待たせしました。気が向いたので新しいの書きます。一般人参です。
<注意>
この作品は9割が捏造でできています。
ご本人様とは一切の関係がありません
キャラ崩壊あり
では本編へ
「お化け屋敷?」
「うん」
ある日、さぶ郎から話があると言われ聞いてみればこの街にお化け屋敷ができたとのことだった。
「できたって……誰が作ったんだよ?」
「それがね、わからないの」
「わからないって?」
「市長が言うにはいつの間にかできてたらしいよ」
「はぁ?何それ……市長ですらいつできたか把握できてないとか怖すぎだろ……」
「めっちゃ怖いよね」
「うん、めっちゃ怖い……それで?そのお化け屋敷がどうかしたの? 」
「探検しに行きません?」
「はい?」
何を言っているのだろうかうちの娘は。
今怖いって言ったばかりなのにそんなことを提案してくるさぶ郎はサイコパスなのだろうか?
「いや、行かないよ?」
「えっ?行かないの?」
「だって怖いじゃん」
「もう探索しに行きまーすってみんなに言っちゃったよ?」
「え何してる???」
「だってこうでもしないとぺいんさん来ないかなーって」
「……俺のことよくわかってんじゃん」
「えへへ」
「褒めてないですけど?」
なんてことをしてくれたのだろうかうちの娘は。しかも根回しまで完璧とは……
「ちなみにみんなって誰?」
「警察のみんな」
「さぶ郎お前なんてことを……!」
「ぺいんさんが来ないのが悪いんだよ」
「言ってくれれば行ったのに……」
「さっき行かないって言ってたじゃん!」
はてさて何のことやら。
という感じでそっぽを向いているとさぶ郎がため息を一つ吐いた。
「今日はそういう感じですか」
「さぶ郎も今日はそんな感じなんだ……ふぅーん?」
「とりあえず三日後にみんなで行くからよろしくね」
「みんなって?」
「ぺいんさんとー、さぶ郎とー、えびすと、レッサン!」
「あーミスリ課で行くのね。なら大丈夫か」
この時の俺はそう思っていた。
一人で行くのは流石に嫌すぎるけど、四人で行くならまぁ大丈夫かなーって思ってたんだ。
それが……それが……
「……何で三人とも休んでるんだよーっ!!!」
そしてあの時から三日後、俺と一緒に行くと約束した三人は何故か同時に風邪を引いて休んでいる。
三人、俺と一緒に行く奴ら、全く同タイミングでの風邪……間違いなく罠に嵌められたのだろう。
その証拠に周りの警察達がさぶ郎たちの心配を全くせずに、最初からそうする気だったかのように俺にライブ用のカメラを手渡してきている。
しかも誰も俺と一緒に行こうとしていない。
「まぁさぶ郎たちのことは残念だったがどうしても今日じゃないといけないからな……頑張れぺいん」
「署長言葉に一切の感情が乗ってないです……」
「まぁまぁそんなこと言わずに……ぺいんくん懐中電灯持ってきたよー」
「ミンドリー目と雰囲気が笑ってるぞ」
「よくわかったね?」
「めっちゃわかりやすいけど?」
「頑張れよぺいん!」
「オルカは……何でカメラ持ってるの?」
「さぶ郎たちにこの様子を見せるために今撮ってるんだ」
「いよいよもって白状しやがったな……」
「おいぺいん」
「何らだお?」
「これ使ってちゃんと叫べよ?」
「………」
マジで用意周到すぎるな、ちくせう。
どうやら俺に一人で行かないという選択肢はないらしい。帰ってきたら絶対に復讐してやるから覚悟してろよ。
最終的に俺はいつもの警察セットと今の様子をみんなに届けるためのカメラ、俺の叫び声のため(らだお談)のマイク、懐中電灯、それに警察たちから指示をもらうための無線を手にしてお化け屋敷に向かうことになった。
『……あー、テストテスト。こちら伊藤ぺいん。聞こえてますかー?』
『………』
『誰でもいいから返事しろよ』
そんなこんなでやってきました、西高速から少し外れた道を進んでいくとかなり大きいお屋敷が見えてきた。
『よかった、無事に着いたようで何よりです』
とぱちおが言う。最初のナビゲーターはぱちおらしい。
ナビゲーターは途中で変わるらしいが、ぶっちゃけ変わる意味なくない?
というかそもそもナビゲーターis何?
『俺のこと馬鹿にしてる?』
『そうじゃなくて、そこにあるお屋敷って今通ってきた道からじゃないと認識できないんですよ』
『……どういうこと?』
『要はその道からじゃないとそのお屋敷に到達できないんですよ』
めっちゃホラーで怖いんだが?
「何で市長動かないんだよ……」
『えーっと、それはですね———』
『平然と無線外の声に反応しないでくれる?』
『今ぺいん先輩の活躍をみんなでテレビで見てるので、全部筒抜けですよ』
マジかよ。俺のプライバシーどこいった?
いや待てワンチャンぱちお以外は見てない可能性がある……よし確かめてみよう。
「皇帝は馬鹿」
『おいぺいん???』
『みんなちゃんと見てるのかよ……』
『我を使って確かめないでもらえるか?』
『ごめんごめん。皇帝はめっちゃかっこいいよ』
『……仕方ない、今回は許してやるぞ』
『うーい』
『あの、僕の出番……』
ぱちおが何やら物悲しげな声で呟いている。ナビゲーターの出番とかないと思うけどな。
『で、何で市長は動かないの?』
『確か、まだこのお屋敷がロスサントスにとって害があるものかわからないかららしいですよ。そのために警察を派遣したいって』
『ふーん……』
絶対嘘だろ。ロンサントスに害があるかわからないってのはまだしもあの人なら単独で調査できるだろうに……
絶対に今どっかから見ながら楽しんでるよ。
『……まぁとりあえず、ぱちお行くぞ』
『はい!行きましょう!』
『お前この場所にいないけどな』
『………』
少しどころかかなり短いですが前編は一旦ここで終わりです。後編をお待ちください。
ちなみに前後編に分けた理由はこれ以上皆様を待たすわけにはいかないのと、ここで区切りがいいからです。
あと投稿期間を伸ばすためです(小声)
多分近いうちに後編も投稿すると思うんでそっちも見ていただけると幸いです。
ではまた次回で
コメント
4件
楽しみー