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〜前書き〜
こんにちは、雪夜です。今回は二回目の文スト、乱太で進めていこうと思います。なお、テーマは病みなので自傷や自○表現多めです。気をつけて読んでください。
今回は含んでないので安心してください。
それでは、本編どうぞ。
〜本編〜
「太宰〜、僕の駄菓子取って〜」
「わかりました」
いつも通り返事をして棚から僕の駄菓子を持って来てくれる。太宰と付き合い初めて一ヶ月頃、探偵社では全然恋人っぽい事をしてくれなから若干拗ねてる。
「ねぇ太宰〜、あーんして〜」
「今日の乱歩さんは甘えん坊ですね、仕方がない。どれが良いですか?」
「それってさ、僕が恋人だって意識してやってるの?」
「え”っ!?ど、如何したんですか?いきなりそんな事、、、」
この反応、、、ただ恥ずかしくていつも通りを演じてただけか。ま、分かってたけどね。
分かってて妬いている風にしてるだけで本気で拗ねてなんか無いもんね
「乱歩さん?如何しました?」
「何でもない!いいか太宰!今後はこの名探偵の恋人としての誇りを持って接してね!」
「ちょっ、、、!声が大きいですよ、、、! 」
「何だ、恥ずかしいの?付き合ってれば何時かある事だから今気にしたって別に____」
「そういうことじゃないんです!!」
「、、、?」
妙だな、やけに反抗的だ。もしかしなくても、また一人で何か思い詰めてるんだな?全く、何時も僕に相談しろと言ってるのに、、、
「何かあった?」
「否、別に」
「僕に隠し事は通用しないよ?」
「じゃあ、推理して当てて下さい。名探偵の乱歩さんなら異能がなくても簡単でしょう?」
挑発、、、ムカつくなぁ。ま、僕みたいな名探偵なら異能が無くたってすぐに当てられるけどね。
「お洒落帽子君と喧嘩した」
「違います。中也との喧嘩なんかしょっちゅうですし」
「じゃあ国木田」
「国木田君は関係ないです」
「楽しみにしてた蟹缶食べられた」
「私をそんな器の小さい人だと思ってるんですか?!何か悲しい、、、」
「御免、忘れて」
「乱歩さん、推理じゃなくて当てずっぽうになってませんか?」
図星。
結局当てられず、僕らしくないが諦めて聞き出そうとした。でも、太宰は何も教えてくれずに話を逸らしたり濁したりしてすぐ何処かに行ってしまった。矢っ張り何かおかしい。
「って事があったんだよ。社長〜、僕は如何したら良いの〜?」
「恋愛相談を私に持ち掛ける時点でおかしいと思うのだが、、、」
「だってー!相談出来るの社長だけなんだもん!」
「恋愛の事なら敦や国木田の方が良い。私は忙しいから暫く相手をしてやれないんだ、すまん」
「えぇー、、、」
折角社長に会いに来たのに相手にしてくれなかった、、、忙しいならしょうがないか。あんまり当てにならない気がするけど国木田に聞いてみよう。
「折角付き合っているのに太宰が恋人らしい事をしてくれない、ですか 」
「そうなんだよ、僕、何時も堂々とすれば良いって云ってるのに 」
「まぁ、あの唐変木の事ですし、唯の照れ隠しなんじゃないですか?」
「はぁ、、、」
絶対違う気がする。
その後、敦や与謝野さん、谷崎、丁度探偵社に来たポオ君にも相談したけど、結局どれも納得出来るような答えではなかった。仕方ない、また太宰に直接聞こう。
昼間みたいな事になってもしつこく聞こうと決心し、僕は家に帰った。
〜次回へ続く〜