テラーノベル
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「そりゃそうだよ!うわ…懐かし~~っ!!」
「だろ。俺も昨日の昼に見つけて、早くやりたくてウズウズしてたんだよ」
「昨日?って日曜日だよね、混んでるから今日にしたとか?」
「?いや、普通にりゅうと行きたかったからだけど」
さらっと言われた言葉にドキッと胸が高鳴る。
なんだそのイケメン発言とツッコミたいし
今すぐにでも圭ちゃんに抱きついてしまいたい衝動を抑えて言葉を選ぶ。
「そ、そうなんだ…っ、?なんか、うれしい…」
誤魔化すように耳にかかった髪の毛を弄りながら俯けば
圭ちゃんに顔を覗き込まれて
「…耳まで赤くなってんぞ」と軽く小突かれた。
「~っ!だって、嬉しいから……っ」
「大げさだっつの。……まぁいいや。さっさと行こーぜ」
そう言うと圭ちゃんはさっさと歩いて行ってしまう。
「あっ、待ってよ!」
慌てて圭ちゃんの横に並ぶと
昼下がりの道を並んで歩きながら、俺たちは駅前のゲームセンターに向かった。
校舎からほど近いとはいえ、少し坂道があるので息があがる。
圭ちゃんは慣れているのか、平然とした顔で隣を歩いているが
俺は少しだけ小走りになった。
「はぁ…はぁ……もう、全然疲れ知らずだよね、圭ちゃんって」
息を切らしながら言うと、彼は振り返って呆れたような表情を浮かべた。
「体力なさすぎじゃね?たかが10分くらいの距離で」
「距離っていうか、坂だし!…圭ちゃんも俺もゲームしかしてないはずなのに、なんで圭ちゃんはそんな平気そうなの…?」
「普通だろ、りゅうがモヤシなだけで」
「き、急にディス?!」
「あとチビだし」
「…ち、チビじゃない!まだ成長途中だし!」
「でも高2なのに160だろ?平均以下じゃん」
「言っとくけど166cmだから!確かに平均は超えてないけど…っ、け、圭ちゃんは今何cmなの?」
「俺?184」
「は?ひゃ、ひゃくはちじゅう??」
「1年のときは178だったし、6cm伸びた感じ」
「…成長力エグくない?」
「まあな、これ以上はいらねぇわ。どこいても目立つから上手いことサボれねぇし」
「なにその贅沢な悩み…?!俺なんか、満員電車に乗ったら目の前が他人の背中か肩しかなくて、常に酸欠状態なのに!」
「でもつり革掴めるだけの身長あるならまだ良くね?俺なんかつり革の上にある手すり掴まねぇとだし」
「……も、もうやめよう。不毛だし、俺のライフがゼロになる…っ」
口では不満を漏らしながらも、心の中では嬉しさがこみ上げてくる。
こんな何気ない会話ができる時間が幸せだと思うのだ。
◆◇◆◇
数分後
「……よし、着いた!ここだよね?」
コメント
1件
読んだよ〜!!第3話、もうね、圭ちゃんの無自覚イケメン発言がエグすぎる!!「りゅうと行きたかったから」って...なにそれ反則だよ!!😭💕照れて耳まで赤くなったりゅうくんの反応も可愛すぎて、こっちまでニヤニヤしちゃったよ!!高さ対決とか、カップルのデート前の会話すぎて尊い、、次回も楽しみにしてるね〜!!🌸