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桜花@ほくおん
6
るるは
3,865
如月💜🎼@毎日投稿中
1,908
め
101
prak 微tgak 地雷彡↻
「」: 台詞
『』: 心情
ak side
月曜日。
朝七時四十分。
まだ教室には数人しかいない。
akは珍しく早く登校していた。
「……眠。」
欠伸をしながら席に座る。
ふと隣を見る。
prはまだ来ていない。
『あれ…?』
いつもは自分より早く来ているのに。
少しだけ気になった。
その時。
ガラッ
教室の扉が開く。
pr「おはよ。」
prだった。
制服のネクタイは少し緩んでいて、前髪からはまだ水滴が落ちている。
「え、雨降ってた?」
pr「少しな。」
「傘は?」
pr「壊れた。」
「えっ!」
prは鞄を置くと、小さく笑った。
pr「そんな驚くことか。」
「いや、濡れてるじゃん!」
akは自分のタオルを取り出した。
「ほら!」
pr「……いらない。」
「いいから!」
ぐいっと頭にタオルを乗せる。
pr「自分で拭くから。」
「はいはい。」
prは仕方なく受け取った。
タオルからは、柔軟剤の優しい香りがした。
pr『……この匂い。』
思わず目を閉じる。
「pr?」
pr「……なんでもない。」
昼休み。
「ねぇ、ak!」
クラスの女子〇〇が駆け寄ってきた。
「今度の文化祭さ!」
「うん!」
「ミスターコンあるじゃん?」
「あるね!」
「prくん推薦しよ!」
教室が一気に盛り上がる。
「賛成!」
「イケメンだし!」
「絶対優勝!」
akも笑う。
「いいじゃん!」
その一言に、prは苦笑した。
pr「出ない。」
「えー!」
「絶対似合うのに!」
pr「興味ない。」
そのまま教室を出ていく。
「怒った?」
「あんなに嫌だったのかな。」
akは少しだけ心配になった。
放課後。
pr「ak。」
「ん?」
pr「ちょっと来い。」
「え?」
屋上。
放課後の風が吹き抜ける。
prはフェンスにもたれたまま言った。
pr「なんで推薦したん?」
「え?」
pr「俺、目立つの嫌いって言ったやん。」
「……ごめん。」
akは俯いた。
「みんなが楽しそうだったから…。」
「……。」
沈黙。
風だけが吹く。
pr「ak」
「……うん。」
pr「顔上げてや。」
恐る恐る顔を上げる。
prは困ったように笑っていた。
pr「怒ってないで」
「え?」
pr「お前が悪気ないの知ってる。」
「ほんと?」
pr「おん」
その一言だけで、akの表情はぱっと明るくなる。
「よかったぁ!」
その笑顔を見た瞬間。
prは胸を押さえた。
pr『……だめだ。』
『近くにいるほど、好きになる。』
その日の帰り道。
二人は駅まで歩いていた。
pr「ak。」
「ん?」
pr「好きな人おる?」
突然だった。
「え!?」
akは立ち止まる。
「なんで急に?」
pr「聞いただけ。」
「うーん……。」
少し考える。
「いない…かな。」
その言葉を聞いて、prの心臓が大きく鳴った。
pr「じゃあ。」
「これからできる予定は。」
「わかんない!」
pr「そっか。」
少しだけ安心した。
でも同時に怖くなった。
『誰かを好きになったら。』
『その相手が俺じゃなかったら。』
pr side
夜。
旧図書室。
木箱の中に、新しい手紙が入れられる。
**『今日、君に好きな人がいるか聞いた。』
**『いないって笑ってた。』
**『少し安心した自分が嫌いだ。』
紙を折る。
木箱へ入れる。
その手は、少し震えていた。
同じ頃。
校舎の廊下。
暗闇の中で、その様子を見ていた人物が一人。
「……やっぱり。」
小さく笑う。
「君だったんだ。」
その人物は、木箱には近づかず、静かに立ち去っていった。
まだ誰も気づいていない。
二人の恋だけでは終わらないことを――。
続
コメント
2件

いつも楽しく読ませてもらってます✨ 最後の人tgくん、?それともほかの人…?誰だろう… 続き楽しみに待ってます
みぅです🤍🥀 第5話、読ませてもらいました…。 朝のタオルのシーン、prくんが香りで一瞬目を閉じるところ、すごく好きです。ああいう無意識の仕草に、言葉にできない気持ちが全部詰まってる気がして。 「近くにいるほど、好きになる」ってprくんの胸の奥の叫び、痛いほど伝わってきました…。好きなのに怖がってる感じ、自分も重なるところがあって苦しくなった。 最後の伏線、誰かが二人を見てる…? この世界、もう一度だけで終わらない感じがする。続き、気になります。 次もちゃんと受け取らせてください。