テラーノベル
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アイマスク
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※口調迷子、お決まりのマイクラ内ご都合設定(健康鯖)
最初の印象は誰とでも仲良くなれて明るく礼儀正しい真面目で声がデケェ、なんだかほっとけない人だった。
関わりが増えてそこに、優しいとか一生懸命だとか頭いいけど変なとこ抜けてるちょっと天然な人なんだ、が増えた。
同年代だから話のノリとかもよくて楽しいし、言葉の返し方も自然と返してくるから面白いなと思った。
一緒にゲームとかをしてる時とか、気付けば目で追ったりすることが多くなって。
もっと話したいとか遊びたいとか、ずっと一緒にいたいとか思うようになっていた。
友達としての友愛とは違い、何か違和感を感じたそれが恋愛的なものだと気付いたきっかけはつい最近のこと。
ぺいんとたちにベタ褒められて照れたのか袋を引っ張って顔を隠す仕草を見てきゅん、と胸が高鳴った。
可愛いな、と思った。
ただそれだけ。
その仕草に一目惚れした。
俺だけに見して欲しいって。
少しだけ舌の回らない感じの喋り方で名前を呼ばれた時に俺のことだけ呼んで欲しいと思う。
でも多分、初めて会った時にほっとけないって思った瞬間から一目惚れをしていたのかもしれない。
被ってる袋の下の表情を見たいとか、いろんな顔を見せて欲しいとか。
袋を取っ払ってやりたいとか。
「見てみてー…」
最近はほぼ下心100%で仲のいい友達のフリをして、もっと近付こうとしていた。
どうにか俺を印象付けようと。
まぁ、同じメンバーのセコムが強すぎるけど。
そんなのに負けてちゃいつまで経ってもお近付きになれないからフル無視してる。
ぺいんとやらっだぁ、ノアさんからが圧もめっちゃ強いし、言ってしまったら怖いけど圧のかけ方なら俺も負けてない。
身長もね。
トラゾーさんよりも大きいし、あの人を見下ろせる人はいるにはいるけどそんな多くない。
前や横に立った時の若干の上目の仕草や、後ろに立った時に少し見下ろせる項とか、身長がちょっと高ぇ俺しか見ることのできない特権だもん。
「噛み付いたら引かれるかな…」
こう、人のことを無意識に煽るような声をあげるんだろうな。
トラゾーさんの不意打ちに出る声って、マジでやべぇし。
優しいから怒り方もそんなガチじゃないんだろうなと思ったりもする。
ふざけてると思われて、注意みたいなのはされるかもだけど。
「あいつらみたいに下心めっちゃあるけど、上手く隠してるしなー俺」
警戒心はもたれてない。
何気に信頼されてるから無防備でもある。
まぁ悲しいかな、そもそもそういう目で見てると思われてないから。
「…いっそのこと襲ってみるか」
意識されてないならさせるまでだ。
他の奴らの吠え面拝んでやるよ。
────────────────
「トラゾーさん」
「?、ぐちさんどうかしました?」
作業の手を止めて振り返ったらぐちつぼさんが俺を見下ろしていた。
座ってるせいで余計に身長差があり、かなりの威圧感がある。
メガネの奥で赤い目がじっと俺のことを見ていた。
「(なんか、いつもと雰囲気が違うような…?…気のせい、か?)」
「俺とお話ししーましょ」
ニッと笑う口元から犬歯がのぞく。
「⁇隣座る?」
「あざーす!」
すとんと隣に座ったぐちつぼさん。
俺もそれなりに背があるけど、彼はそれより少し高い。
6センチくらい?違うんだったか。
背も高い、面白い、かっこいい。
いいところを挙げればまだあるけど、とにかく俺の周りにいる人たちは取り敢えず顔面偏差値が高すぎる。
「トラゾーさんとゆっくり話してみてぇなって思って」
「俺と?ぺいんととからっだぁさんの方が楽しいんじゃない?」
「トラゾーさんじゃなきゃダメなんですよ」
「?…へぇー?」
未だに俺を見る赤い目に居心地が悪くなって視線を逸らす。
そしたらめっちゃ距離詰められた。
「、わっ」
「俺気になることがあって…。聞きたいことがあるんすよ」
「聞きたいこと?」
なんだろうかと、顔は上げれなかったから自分の手元を見つめる。
手遊びしていた手にぐちつぼさんの手が重ねられて驚いて横を見た。
「ひ、ぇ…」
数センチという距離に赤い目と猫っ毛のような緑の髪が視界を埋め尽くしていた。
「トラゾーさんって好きな人いんの?」
「………へっ⁈」
like?
love?
どっちのことを言ってるのか分からないけどとりあえず近すぎるぐちつぼさんの肩を押して距離を取る。
「ぅわ、っ」
つもりだったけど、肩に置いた手を取られて逆に逃げれないように掴まれてしまった。
「教えてくれん?」
「え、いや、俺そういう人、いないんで…」
「えぇ?嘘でしょ?絶対嘘。気になる人くらいはいるっしょ?」
「いや…マジで、いな…」
「トラゾーさん嘘つけんじゃん。騙されやすいし」
嘘がつけないのと騙されやすいのって別問題じゃないかと思ったけどこの距離の詰め方に固まってしまってどう返していいか分からなかった。
「(誰か助けてくれ…ぺいんとーっ!)」
と、心の中で叫んでみてもぺいんとが来るわけでもない。
「ぺいんとのこととか?」
「!、あいつは友達です…」
「らっだぁ?」
「いやそれこそ同じ……いや、友人?」
「気さくか気さくじゃねぇのかの違い?」
言い当て妙だ。
ぺいんととは付き合いが長いから友達と言えるけど、らっだぁさんは知人以上友達未満というか、なんというか。
難しい。
「んじゃあ、ノアさんは?」
「クロノアさんも友達ですよ。…というか、なんでさっきから男ばっか…」
「そりゃあ……、」
「ぇあ⁇」
視界が反転して前に広がるのはぐちつぼさんの顔と青空。
「みーんな、トラゾーさんのこと狙ってるからですけど?」
「ねら、う…?」
えなに、俺襲撃でもされるの。
「俺もその1人っすけどね」
目を細めてぐちつぼさんが笑った。
「ぇ、俺、みんなに斬りつけられるか、撃ち殺されでもすんの…⁇」
「………っ、あはっ!ふはははははっ!!」
めっちゃ通る声でバカ笑いされる。
「そういう鈍いとこも可愛いわ」
「は…?」
「実を言うと俺、トラゾーさんに一目惚れしたんですよ。だから付き合ってくれません?」
「ひ、とめ、ぼれ…?つき、あう…?」
誰が?
ぐちつぼさんが。
誰に?
俺に。
誰と誰が?
ぐちつぼさんと俺。
「はっ⁈」
ぐちつぼさんが逆向きに被ってる帽子が落ちてきて、袋で隠れていた混乱する顔の横に落ちた。
それを一瞬目で追ったらパッと視界が明るくなり眩しさに目を細める。
「やっぱ素顔見たいしなぁ」
「っ、ちょっ…!」
全く頭が追いつかない。
一目惚れとか付き合ってとか言われても、どうすればいいか。
「んで、手っ取り早くトラゾーさんのこと襲っちゃえばいいやんってなってさ」
「ぃ、いやいやッ!どういう理屈で…っ、ちょっ、と…⁈」
割とピンチなのでは?
「だ、誰か…っ、んぐ⁈」
「叫ぶんならこの場でひん剥きますよ」
「っっ!!」
服の裾に手をかけるぐちつぼさんに首を全力で振った。
「トラゾーさんの照れた顔に惚れたんだけど、それをずっと見てたいわけよ」
「なん、…っ⁈」
「だから俺と付き合って、そのカオずっと見てたいなぁって」
首筋に近付くぐちつぼさんの吐息がかかって擽ったい。
思わず肩を竦めると、ちぅ、とそこを吸われた。
「ぅひゃっ⁈」
「あはっ、可愛い」
「ふ、ざけん「ふざけてねぇけど。やっぱ啼かさないと分かんないか?」は…ぃや、ちょっ待っ…嘘ッやめ…」
ずるずると服を捲り上げられて腹が丸出しになる。
もうダメかもと思って目を固く閉じて我慢するしかないと泣きそうになっていた。
「ぐちーつ?何やってんだよ」
「!」
助けを求めていた人物の声に目を見開く。
「ぺいん、と…っ!!」
「……ちっ」
ぐちつぼさんの下から引っ張り出された俺を庇うようにして立つぺいんとに舌打ちしたあと、何事もなかったかのように笑い返すぐちつぼさん。
「ちょっとした戯れじゃんか。んな睨むなって」
「戯れだけでトラゾーがこんな泣くかよ」
「え?まぁまぁ勲章みてーなもんじゃん?」
「んなわけあるか。とにかくトラゾーに変なちょっかいかけてんじゃねぇよ」
「ハイハイ、ワカリマシター」
白々しい態度のぐちつぼさんに今度はぺいんとが舌打ちをした。
そのまま踵を返され、腕を引っ張られながらその場をあとにする。
振り向いた時、じぃっと獲物を狙う捕食者みたいな顔をしたぐちつぼさんがいて、無意識な恐怖を感じ身震いした。
一目惚れしたんで、
確かにその声は真剣そのもので、俺のことを揶揄ってるようには聞こえなかった。
でも、らっだぁさんと同じで友人くらいのポジションの彼にそう言われても、ホントにどうしていいか分からない。
腕を引かれながら吸われた首筋を触ってみても、自分の皮膚の質感しかない。
「トラゾー」
「ぅえっ」
「あいつに気をつけろよ」
「ぇ…あ、おう…」
「あいうえおみたいな返事すんな」
気をつけろと言われても否が応でも顔を合わせるから回避不可じゃないのかと思っていたらぺいんとが立ち止まった。
「わぶっ」
引っ張られた力のまま立ち止まられて俺はぺいんとの背中にぶつかる。
「急に止まんなよ…」
「お前はあいつの狂犬っぷりを知らねぇから重く受け止めてないだろうけど、………とりあえず、マジで俺から離れんな」
「…お、おぅ…」
ぺいんとの目がガチだったから頷くしか俺にはできなかった。
────────────
「つーかまえた」
「も、…っ、はし、れ、な…ッ」
採掘する為に地下に潜っていたら、急に笑顔のぐちつぼさんに追いかけ回された。
本能的に逃げる選択をした俺はとにかく走った。
暗くて広いけど足場が最悪な地下じゃいくら足の速い俺でも逃げ切ることができず、結局あえなく捕まった。
流石はハンター。
なんて呑気なことを考えてる場合じゃない。
「ぐ、ぐちさん…あの、俺クロノアさんとこ、戻らないと…」
「この前の告白の返事してくれたら離しますよ」
「、ぅ…」
ギラつく赤い目に見下ろされる。
「ねー?同じ緑組としてナカヨクしましょうよ」
「ゎッ、!」
「俺じゃダメっすか?」
「だ、ダメとか、そんなの、いきなり言われても…」
俺に一目惚れする要素が無さすぎて。
「言ったでしょ。照れた顔に惚れたって」
「そ、もそも、こんなのを、好きになって、どうし…」
「トラゾーさん可愛いじゃんか。自分のそういうの分かってないところが、男心くすぐられるつーの?」
「それこそ、俺に1番、通用しねぇこと…ッ」
この場を打開できないかと必死で頭の中で考える。
どうにかできないかと。
「………やっぱし、啼かすか」
「へ…?」
「大丈ー夫!トラゾーさんは俺に全部任せてくれてたらいいよ。そうすれば終わっから」
「わ…ゎ、ちょ、…」
「人間の行動原理なんて単純だぜ?好きになった人は自分のモノにしたいじゃん」
一目惚れする原理には確かに生存本能とか諸々あるけど、だからって。
「ずっと追いかけまわすよ?トラゾーさんのこと、俺。…じゃねぇと他の奴らにとられちゃうもん」
この前吸われた首筋を噛まれる。
妙に気になって触るばっかりしてたからまだ赤みが残っているそこを。
「っ、!ぁッ…」
「そうそう!この声を間近でずっと聞いてみたかったんだって」
切れ長の目がきゅっと愉悦で細くなる。
このまま流されたら取り返しのつかないことになりそうで肩を押し返そうにも逆に手を取られてしまった。
「俺が一目惚れしちゃった責任、トラゾーさんがとってくれますよねぇ?てか、トラゾーさんにしかとれねぇけど」
「え、ま、ッ、ぐち、さ…っ」
開いた口からのぞく尖った犬歯が首筋にたてられた時には完全に逃げ場を失っていた。
「ひ、ッ、ゃ、…っ」
「惚れた欲目つーのかなぁ」
「ふぁ…ッ⁈」
「トラゾーさんの悪いとこ全然見つけれないんだよなー」
ゴツゴツとした岩壁にトラゾーさんを後ろから押し付けて、好き勝手に揺さぶる。
「ひぅぁあッ…!」
「いやまぁ強いて言えば人タラシなとこ、か?」
「は、ンッッ!!」
「昔から言うじゃないすか、惚れたもん負けとか、惚れた腫れたは当座の内とかって」
惚れられた側になんのリスクもペナルティもないのもムカつくし、だったら爪痕残さねぇと割に合わない。
「俺一途だからずーーーーっとトラゾーさんのことしか見ないよ?他人に目移りなんかもしねぇし」
「ゃ…ぁあッ…!」
「あれ?じゃあやっぱ惚れたもん負けじゃん」
ぐっと身体を近付けるとトラゾーさんの肩がびくりと跳ねた。
短い黒髪から見える真っ赤な項に噛みつけばナカがきゅっと締まる。
「ふはッ、トラゾーさんのココ俺の離したくないみてぇだね」
「⁈、ぐ、ち、さッ、ん…ゃめ、っ、」
震えて掠れる声が微かに反響していた。
「一目惚れって厄介だなぁ。まさに恋は盲目ってな」
文系も俺って強いしな笑。
トラゾーさんも文系だから俺らお似合いじゃんか。
「トラゾーさん好き。めっちゃ好き♡」
震えながら振り向いた怯えたようなトラゾーさんの顔に心臓が撃ち抜かれ、高揚感で身体が熱くなる。
「ふはは!」
あん時と同じ。
トラゾーさんの照れた顔を見た時と同じ感覚だ。
「また一目惚れしちゃった♡」
いろんなカオに惚れちゃうや。
「それもこれも全部トラゾーさんのせいってことだもんな」
そういうわけだから、しっかり責任とってもーらお笑笑。
コメント
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めっちゃ控えめに言って…神です。世界作っちゃいましょう。いや、もう作ってたわ
うぅ…好きすぎる…ありがとうございますぅ…あんな抽象的なコメントだったのに素敵に仕上げて下さりありがとうございますぅ…
like? Love?どっち?ってなってるtrさんめちゃくちゃ可愛いw🫰