コメント
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あああああああああ理解してしまった…😭😭切ないッッッ…!!!😭 お別れの準備ができていないときの突然の別れが一番辛いって個人的に思ってる。主人公は、この物語の裏ではどんな思いを抱えていたのかな…。 考察が捗る素敵なお話をありがとう🥰💗
暑い暑い真夏の快晴の日
君は突然俺に部屋に入って来て
そっと俺の机に花束を置いてから
恥ずかしそうに寂しそうに
『好きだったよ 君の事』
なんで…そんな風に喋ったんだ?
君が放った言葉はその一言だけだったけど
でもその”たった”一言で全てを理解した
「まッ!」
白統一に揃えられたあの世界に向かう君に…
君の影に向かって手を伸ばした
なのに… なんで
俺の手は君の手をすり抜けていったんだ?
線香の煙たい香り
綺麗な白い花束達
一人の男性が何かを呟いている
嗚咽を漏らして泣く人
屍のように気力がない人
「っ……どうして…っ…どうしてぇッ!!」
泣き崩れる女性
【ねぇ…なんで君は】
なんであの時……
“見えない筈”の俺に向けて笑ったんだ?
「ッ…」
教えてくれ
なんで君は…っ
「君には…生きていて欲しかったのに……っ」
一人 涙を流す “俺”の存在に誰も気付かない
当たり前だ
だって俺は_