テラーノベル
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h「はい!できたよ!トマトパスタ!」
m「とまとぱすた…?」
なんだそれ。初めて見るし初めて食べるな
m「…。」
…食べ方がわからないな
こいつはどうやって食べてる…?
これを使って、さして…くるくる巻いて…
あ゛ー、めんどくさい
h「…?食べ方、わからない?」
m「…」頷
h「そうだよな!ごめん!
えっとねぇ」
こうして、こうして、とか
「こうして」だけしか言わないから
全く説明になってない説明をされて
もっと訳がわからなくなった
めんどくさい…
m「はぁ、めんどくさいから、食べさせて」
h「あはは、ごめん。わかった」
なんで笑うの?なんで謝るの?
意味わからない
h「はい。あーん」
m「あー、ん…。 …ん!?」
なんだこれ…!めっちゃうまいぞ…
こいつが作ったのか…?
h「あ、美味しくなかった…?」
やばいめっちゃ美味しい。
もう一口食べたい。
m「あ」
h「…!…どうぞ!」
m「ん。」
やっぱり美味しい。
なにを入れたらこんなに美味しくなるんだ?
今までで生きてきてこれが一番美味しいかも
h「わ、すごい尻尾振ってる…!」
m「…。」嬉
なんだろう。こいつといると、変な感じがする
なんていうか…ポカポカする?
胸が暖かくなる…それと、わからないけど
懐かしい感じがする…? …思い出せない。なんだっけ
h「ふふ、よしよし。」撫
m「…!」
お母さん…?
h「じゃあ、俺もお風呂入ってくるから
ソファに座って待っててね。」
m「…」頷
お母さん、って…誰だっけ
僕にお母さんなんて…
『ーーー。』
m「ゔ、」
『モトキ。』
m「っ!?」
もとき…?
僕の…名前…?
h「じゃあ寝よっか。ベッド一緒でごめんね」
m「別に…」
h「じゃあおやすみ」
〈ぎゅ…〉
m「…!」
『モトキ、大好きよ。』
m「っ…!
お、かぁ、さんっ…泣」
h「へっ!?どうしたの!?」
思い出した。全部。
お母さんは、僕にとって…大事な…
〜〜〜
m『おかぁさんっ、にんげんこわいよぉっ泣 』
『大丈夫よ。私がいるからね。』
僕が小さい頃は、「半犬殺し」という
僕やお母さんのような半分犬で半分人間の
生き物を殺す目的がある種族がいた
m『うぅっ、泣』
『ん、おいでモトキ。』
《ぎゅ…》
『よしよし。いい子だね…』
その種族に見つかると、絶対に
生き残ることはないと噂があった
〜〜〜
m『お゛があさ゛んッッ!!』
『こっちに来てはダメよもとき』
『…よしよし、モトキはいい子だから
お母さんの言うことが聞けるわよね?』
m『おがあ゛さっ!』
『すぐにあちらへ走って逃げなさい。いいわね』
m『でもッ!!お母さんは゛っ、!』
《ぎゅ…》
m『…!泣』
『…モトキ、大好きよ…泣』
m『おかあさっ、泣』
『さぁ、行って!!すぐに!!!』
m『ッッ!!!』
m『ゔわぁぁあ゛あ゛あ゛ッッ!!!!泣』
そしてぼくは、その場にお母さんを置いて逃げてしまった
〜〜〜
m『…泣 お母さんっ、泣』
その場で、何日、何週間待っても
お母さんが来ることはなかった
〜〜〜
m『ッ!!はぁ、はぁ!』
目が覚めると、ガラスのついた檻の中に
閉じ込められていた
そして、目の前には…
『この子、かわいい〜♡
黒と紫のワンちゃんって珍しくない?』
『ねっ!買っちゃう!?』
m『ここは…!?誰だよこいつらっ!
お母さんっ!お母さんは…っ!?』
《ガタンッガタンッ》
『わっ、暴れ出したよ…!』
『やだ…こんなに可愛いのに凶暴なの…?』
m『なんなんだよお前ら…っ!お母さんを返せ!』
『きゃあ!吠え出した!』
『行こ…!』
〜〜〜
『こいつは暴れるな…薬打つか?』
『そうだな。アレを持ってくる』
m『っ!?』
アレ?アレってなんだ…?
『持ってきました 』
『おう。…打つぞ』
やめろやめろやめろ…!
なにするんだ!
僕になにかしたら、お母さんが許さないぞ…!
《グサッ…》
m『ゔぁぁああ゛!!』
そのまま俺は意識を失い、
目覚めた時には記憶がなくなっていた。
〜〜〜
m「お、かぁさんっ」
h「どっ、どうしよう…!」
思い出せてよかった。お母さんと僕の
大切な記憶。お母さんがつけてくれた
大切な僕の名前。
m「…っ、…滉斗。」
h「…!どうしたの?」
m「僕の名前、モトキだよ。」
h「…!
そっか。 モトキ。」
『モトキ。』
m「っ、泣」
〈ぎゅ…〉
h「わっ、モトキ…どうしたの?」
m「ねぇ滉斗、聞いて…泣
僕の、忘れてた大切なお話…泣」
h「…わかった」
コメント
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モトキィーーーーーーーーーーー(号泣)