TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

作者の好きな物詰め

一覧ページ

「作者の好きな物詰め」のメインビジュアル

作者の好きな物詰め

3 - 第4話 角名倫太郎

♥

5

2024年04月12日

シェアするシェアする
報告する

※リストカット、死の表現含みます




角名から送られてきた写真を見てぎょっとする

やばい、またやりおった

今回は何?クラスの男と喋っとったからか…?


角名から送られてきたのは手首を切りつけて血だらけになっている写真


写真の背景的に体育館倉庫かな、、?いやこれは体育館裏、、?

授業を抜け出して角名を探す

アカン、おらん……!

また自殺未遂でもされたら、、、

建物の影にうずくまっている角名が見える


「角名!!」

「🌸、やっと来てくれた」


乱れる呼吸で角名に近づく


「男と喋らないでって言ったよね」

「いや、あれは不可抗力っていうか……」

「なんで、俺と別れたいの…?」


角名の言葉に体が固まる

必死に否定するも角名には届いていないように見える


「🌸が本当に俺のこと好きかわかんない」

「すき、すきやで、ホンマに思っとる」


でも約束守ってくれないじゃん。って角名が言う

角名の約束(束縛)は、1男と喋らない。2登下校は毎日一緒。3LINE、インスタのメッセージは角名以外の男はもちろんダメ友達は最低限の会話のみ。4角名を不安にさせないこと。5浮気したら殺す


出来る限りの約束は守ってる

角名を失いたくないから


「🌸に愛されてる自信が無い」


カチカチと角名がカッターの歯を出して自分の手首に当てる。既に血だらけの角名の手首


「やめて!不安にさせてごめん!!何でもする、だから…お願いこれ以上自分の身体傷つけないで……、ッ」

「……じゃあ🌸も切って」


私の手首にカッターを当ててくる角名

ヒュッと喉が閉まる感覚がする


ザクッ、ポタポタ


私の手首から血が流れる

痛い、痛い


「見て、お揃いだね♡🌸とお揃い嬉しい、」

「ッ、う、うん!私も、…」


角名は自分の手首と私の手首をぎゅうっと押し当ててうっとりと2人の間から落ちる血液を見ていた


その顔はとても狂気と愛しさで満ちていた

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚