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第5話 夜久衛輔

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18

2024年04月13日

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クラスの女子に頼まれて重い荷物を運んで上げてるやっくん

またあの子か𓏸𓏸ちゃん、多分、絶対やっくんのこと狙ってるよね。好きなんだろうな

𓏸𓏸ちゃんと一緒にお昼食べてたり、勉強教えてたり、夜に通話してたり


やっくんに𓏸𓏸ちゃん多分やっくんのこと好きだから距離考えて欲しいって言ったら「そんなこと言ったら𓏸𓏸さんに失礼じゃね?」なんて


「……デレデレしちゃって」


部活でもマネの仕事ちゃんとしてくれないし、あの子の何がいいの?なんて思ってしまう𓏸𓏸ちゃんに対しての妬みが止まらない

やっくんの彼女私なのに、隣にいれないって辛い


「ごめん!🌸と今日一緒に帰れなくなった、」

「ぇ、あーまぁ大丈夫だよ」


やっくんが部活終わりに私に頭を下げる

大丈夫と言いつつ久しぶりに一緒に帰れるのを楽しみしてたから少し寂しい


「𓏸𓏸さんが相談あるらしくて」

「……ぁー」


相談ってなんだろうねって言うと部活で分からないことあるらしいって、どうせやっくんと一緒に帰りたい口実だろうけど


「明日は多分一緒に帰れるから、ごめんな」

「うん、大丈夫だよ」


ここ最近のやっくんは𓏸𓏸ちゃんのことばっかりだよね、何でも私優先にして欲しいわけじゃないけどさ…もうちょっと……彼女なんだし、一緒に帰るぐらいしてくれても、なんて考える


私わがままなのかな、やっくんは𓏸𓏸ちゃんのことが好きなのかな

もしそうだったら私ってかなり邪魔者だよね

やっくんと𓏸𓏸ちゃんお似合いって噂されてたしさ


「………別れた方がいいのかな、」

「は?」


後ろから声がしてバッと振り返る

えなに、やっくん?あれ𓏸𓏸ちゃんと帰ったんじゃ


「𓏸𓏸ちゃんは?」

「黒尾と海に任せてきた。それより別れた方がいいって何?何の話?俺じゃないよな?」


否定してほしいという顔のやっくん


「やっくんのことだよ」

「ぇ、ごめん、俺嫌われるようなことした?」

「…ぃ、や別に」

「𓏸𓏸さんと距離近すぎたから?」


𓏸𓏸ちゃんの名前が出てきて動揺する

心臓の音、うるさい耳が痛い、やっくんの声よりも大きい音


「さっき黒尾と海に怒られたんだよ」

「ぇ、?」

「夜久が🌸の立場だったら嫌だろって、俺最低なことしてたなって言われて気づいた」

「別にそこまで酷いことされてないし、…」

「実際🌸傷ついてんだから酷いことしたんだよ、本当にごめん。🌸も距離考えて欲しいって言ってくれたのにちゃんと考えないで行動してた」


謝られているはずなのに心は晴れない

ただ突っ立っているだけの私に抱きしめていいかと聞くやっくん。うん、と返事をするとすぐに抱き寄せられる


「🌸ごめん、俺🌸のことすっげぇ好きだから離れたくない…」


少し鼻声になってるやっくん、泣いてる?


「ぇ、ちょ泣いてる?大丈夫?」

「別れ゙たくな、い……」


やっくんからバッと体を話して顔を見るとボロボロと涙を流すやっくんがいた


「は、反省してくれてるし別れるとかなんも無し!」

「…ほんとに、?」

「ほんと!やっくん泣きすぎだよ笑」


ポカーンとするやっくんの涙をハンカチで拭う


次の日からやっくんは𓏸𓏸ちゃんだけではなく女子との距離考えて行動してくれるようになってて🌸が顔には出さないけどめっちゃ喜ぶ

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