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【高坂 永遠(こうさか とわ)】


・仁人の高校からの友人

・毅のことも、配信のことも知っている

・プロダンサー






『…ってことで、俺たちM!LK、新しいメンバーを募集します!』





…。















仁人が寂しそうに画面を見つめれば、大体そこに映るの毅だった。


昔はあんなにも幸せそうに歌っていたのに…


俺は仁人が毅から姿を消した理由を知らない。


無理に聞こうとも思わない


ただお前がそんな名残惜しそうに見てるから


背中を押して欲しそうな顔をするから








「なに、応募したくなったの?笑」



「永遠…いや別にそういう訳じゃないけど」



「M!LKって、毅と同じ事務所の人達だろ?」



「そう」



「いいんじゃね?応募するだけ応募してみたら?」



「いや、でも、、俺歌え…,,歌わないし」



「毅と約束したんだろー?必ず会うって。もういいんじゃねぇの?良い機会じゃん」



「…」



「別に無理して歌えなんて俺も思ってないし、歌じゃなくてもダンスでいいじゃん。お前踊れんだから」



「…なんでそんな乗り気なんだよ,,」



「お前たちさ、お互い向き合ってんのに、立ち止まったままで歩こうとしないからだよ。仁人お前、毅のこと目で追っかけてんじゃん、今だって」









そんなことしてたのだろうか


スマホを開けば"古川毅"と名前を打ち込んで


今のあいつの姿を画面越しにみていた


アイドルとしての"古川毅"を






確かに、片方が追いかけるのには限度がある


お互いが歩み寄らなければ交わることはないだろう













「…そろそろなのかな…」



「俺はもう十分だと思うけど?」



「毅…怒るかな」



「それはないな笑まぁ、お前の好きなようにしたらいいよ。俺は応援してるから」



「ありがと」



「でも、やるからには本気でいけよ?あの時のお前くらいに笑報われないって分かってても努力してきたお前なら、きっと実らせられるよ」



「うん」



「なんかあったら電話かけてこいよ?ダンスなら教えられっから。な?絃?笑」



「その名前で呼ぶなって笑 わかったから、さんきゅ」


















俺はまた、お前ら二人が一緒の画面に映る姿を見たいだけだよ



お前らの幸せそうな顔を



毅、こいつは必ずお前に会いに行くよ



俺が会わせてやる











この出来事が


動かなかった2人の大きな歯車を回し始めた。





1歩ずつ1歩ずつ





着実な足取りで





お互いに歩いていく



























毅、待たせてごめん。










会いに行くよ



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もしかしたら再会スル!?

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