テラーノベル
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❥・ mtw × kc
【 期待なんていらない 、愛が欲しい 。 】
⚠Attention
・mmntmr様主催のmmmrの皆様の二次元創作です。
・ご本人様には関係ございません。
・地雷・苦手さんはブラウザバック推奨🔙
・kc:専属メイド 、mtwさん:主様 設定⚙️
・長め・chkkc要素◯
mt「 おはよう 、kcさん 。 」
気持ち医くらい晴れ渡る空が窓から見える 。
丁度今起きたばかりの私の部屋に 、今日もまた 彼がやってくる 。
私は彼の専属メイドで 、私の主様である ── mtw様 。
本来なら二人きりでメイドと主様が話すことなんてほとんどないはずなのに 、
何故か私に構って下さる 。
「 ……なんでいつも来るんですか 。 」
mt「 はぁ 、来たらダメなの ? 」
mtw様は潤目にして首をきょとんと傾げている 。
これだから … 無視はできないんですよ … 。
「 … いえ 、そういうわけでは … 」
私は曖昧気味に答える 。
否定はするものの 、来なくていいですよ 、そう言いたい自分がいる 。
だって … 。
mt「 あ 、そろそろ行かないとね ~ …
また後でね 、kcさん !! 」
そうメイド相手というのに律儀に お辞儀して 、私の部屋を出た 。
“ また後で ”
その言葉にドキドキと胸が高鳴る 。
だってね … 。
ただでさえ愛が重い私の目を 、奪った相手なんだから 。
恋しちゃいけない 、好きになっちゃいけない 、そんな相手だってのはもちろん分かってる 。
けど奪われてしまったんだから 。
これでも抑えてる方だからマシだけど …
本性を出すなら 、今すぐにでもmtw様を手に入れたいそれくらないんだから 。
だから 、 一層 彼から離れるべき 。
それなのに 、彼ばかりが期待させてくるんだから 。
諦めさせてくださいよ 。
少し時が経ち 、朝ごはんの次官になった 。
朝食の時間は 、再びmtw様と顔を合わせる時 。
また私の心がドキドキと揺さぶられる 。
「 すぅ … はぁ … 」
私はなるべく緊張を抑えるため 、息を整えてから 食堂へ入る 。
私が遅れてしまったのか 、既にmtw様は食堂へ来ていた 。
入ったときの弾みで 、 パチッ とmtw様と目が合った 。
「 … っ 」
私は思わず目をそらすけど 、一瞬 mtw様は私に微笑んでくださっていたのをちらりと見た 。
ほら … そういうところなんですよ 。
私がこんな性格だということを 、身も知らずに … 。
そんなことを考えながらも 、席について朝ご飯をいただく 。
chk「 kcちゃん 、おはよう !! また 、mtw様のこと ? 」
隣の席には 、私の双子の姉 ・ chkが座っていた 。
mtw様に夢中で気付いていなかったんですかね … 。
「 気にしないでいいよ 、chk … いずれこの気持ちにもけりをつけるつもりだし 」
私は素っ気なく言う 。
実際諦めようと頑張っているし 、不可能な恋なのは知っている 。
それに 、私には chkという大事な可愛い姉がいる 。
二人でいるほうが余程心が楽だろうし 、縛られなくて良い 。
chk「 そっか ~ … でもきっとkcちゃんなら 、mtw様も振り向いてくれるんじゃないかなぁ 」
ボソリとchkがmtwさんを見ながら言った 。
そんな 、期待するようなことをされていても 、私を好んでくださるなんて有り得ないじゃない 。
両思いだったら良いな って言う自分がいる反面 、諦めて って言う自分もいる 。
あぁ 、これだから恋は辛い 。
chk「 いっそ 、自ら声を掛けてみるのはどう ? 」
きっとchkは応援してくれている 。
… でもその気持には答えられない 。
「 私とmtw様は 、あくまで従者と主様 。恋するなんてだめな話 … 。
気持ちは嬉しいけど 、chkの応援には応えられないわ 。 」
chk「 …… そっか 。でも無理はしちゃダメだからね 」
心優しいchkの言葉が心に響く 。
早く諦めましょう 。
私は止まっていた手を再開し 、朝食を頂いた 。
朝ご飯も食べ終わって 、更に時間が経過する 。
今はメイドの仕事を終え 、暇していた 。
ぼんやり廊下を歩いていると 、目の前から人が現れる 。
「 …… っm 、mtw様 … ? 」
その人影に 、思わず後退りしてしまった 。
今思えば普通にすれ違うだけで良かったのでは 、そう後悔する 。
でも 、過ぎ去った過去を変えることはできない 。
ただただ 、私は突っ立つことしかできなかった 。
mt「 kcさん … ? 」
mtw様は不思議そうに私の元へやってきて 、顔を覗き込まれる 。
だからやめてくださいよ 、そういうの … 。
思わず心が黒いもやもやで覆われる 。
これだから 、貴方を諦めきれない 。
そんなに期待させてくるのなら 、良いってことですか ?
… って 、ダメダメ 、本性を出してはダメ 。
どうにか抑えて その気持ち 。
それに私とmtw様は 、対等な立場 、恋するなんて有り得ない 。
二つの人格が混ざり合って 私の身体に頭痛が走る 。
「 っっ ……… 」
もう何も考えられない 。
気がついたときには 、自分の意識を手放していた 。
「 んっ … 」
目を覚まし 体を起こすと 、そこはmtw様の部屋だった 。
どうやら私はmtw様のベッドの上 。
今の今まで意識を飛ばしていたらしい 。
mt「 あ 、kcさん … ! 起きてたんだ 、 大丈夫 ? 」
mtw様は 、ベッドから少し離れた机でなにかしていると思ったら 、
振り向いて起き上がった私に気付き 、駆けつけて下さった 。
「 あ 、えと … 大丈夫 、です … 」
喉が乾燥してるからか 、声が思うままに出ない 。
mt「 あ 、お水 … ! 」
mtw様がパッと立ち上がって 、お水を取りに行ってくださった 。
そんなただの従者の私に気をかけなくてもいいというのに …
mt「 はい 、お変わり欲しかったら言ってね 」
薄い黄色の透明なコップを渡される 。
中には私の気持ちとは真逆の透き通った綺麗な水が揺れている 。
私は ゴクゴク とお水を頂いて 、mtw様にコップを返す 。
「 お水 … ありがとうございました 。 」
mtw様にお礼を言って 、私はベッドから立ち上がろうとする 。
すると 、
mt「 kcさんは 、しばらくここで安静にしていて 。 」
mtw様に止められた 。
私が不思議とmtw様を見詰めていると 、理由を言って下さる 。
mt「 急に倒れてしまったんだから 、脳か何かに疲労があったんだと思う 。
だから今また急に動き出すと 、倒れてしまうかもしれないでしょ ? 」
確かにそう … と心の中で納得して 、お言葉に甘えてベッドに戻った 。
そういえば 、さっきまでの不安や悩みもすっかり消えている 。
少しだけモヤッとした何かが端で潜んでいるけど … 。
不思議ですね … そう思いながらも明確に理由は分かる 。
mtw様と二人きり という今の間が心に落ち着きを与えてくれているんだろう 。
── ポロッ
そうして 心を落ち着かせていると 、暖かい何かが頬を伝う 。
ふと頬に手をやると 、手に一滴の雫が付いた 。
mt「 え 、kcさん ? なんで 、泣いてるの ? 」
mtw様も驚いたように近くに寄って来た 。
私でも分からない 。どうして泣いているか分からない 。
「 っ … 、すみません … 汗 」
こんなお見苦しい姿 、mtw様に見せるわけにはいかない 。
そんな思いで 、頑張って涙を抑える 。
mt「 kcさん 、我慢しなくて良いんだよ 」
mtw様の温かい手が私の背中に触れる 。
ゆっくりとした間隔で 擦って下さる 。
mt「 mtwのマネして 、ゆっくり深呼吸して 」
mtw様の言われる通り 、ゆっくり吸っては吐いてを繰り返す 。
すると次第に 、涙も止まってきて 、心も呼吸も落ち着いた 。
でも 、心の中は どうして ? とそんな思い 。それも気付いたら ボソリ と呟いていた 。
「 期待 、させないで下さいよ … 」
しばらくベッドの上で休んだ末 、私は仕事があり 、で部屋を出ることになった 。
「 本当に 、ありがとうございました … 」
私は深くお辞儀する 。
まだこの恋にけりをつけれたかというとそうじゃないけど 、mtw様といれたおかげで 、安心感が増えた 。
mt「 いいよいいよ 、気にしないで 、笑
またいつでも来て良いんだよ ? あ 、あとお仕事頑張って !! 」
でも 、mtw様はいつまでたっても 、期待させてくる 。
せっかくなら両思いなんて今は想像しちゃってる 。
まぁ構わないわよね …
だって 、私が「 期待しないでくださいよ 」そう言った後に 、
mtw様が呟かれた言葉を聞いてしまったんだから 。
───「 期待じゃなくて 、好きだもん 」
彼はたしかにそう言っていた 。
まだまだこのもどかしい両片思いが続くのでしょうけど 、
今度は期待じゃなくて 、愛を貰える日を楽しみにしておこう 。
mtkc 、中々にハマりました🫠
短編集なのに … もはや短編じゃない 、笑()
今回は4,038文字…!
頑張ったので、♡&💬して行って下さい👊🏻👊🏻
コメント
3件
え、まってこのcp見たことないわ ckさんが押さえてて可愛かったっす