一覧ページ

隣の席の場地くん

第6話 - 番外編2(初めてのクリスマス2)

2023年06月10日

#東京リベンジャーズ

#恋愛

ソラ🫧

-アクセサリーショップ前-

ふと、十字架がモチーフのネックレスとブレスレットが目に入る

横にいた、志野のお母さんも一緒に立ち止まる

志野母［なにか、気になるのあった？］

志野［うん、ちょっとだけ見てもいい？］

志野母［いいわよ、……あら、色々あるのね］

志野［そうだね……。これ、凄いかっこいい……。あ、でも……場地くんアクセサリーとかつけてたかな……。うーん。］

志野母［ふふ、ゆっくり見てなさい］

ショップ店員［いらっしゃいませ、そちらのアクセサリー、男性向けなんですよ。］

志野［そうなんですか？］

ショップ店員［カップルで付ける方とかも、いますし、オススメです。ちょっとしたファッションのアクセントにもなりますよ。］

志野［……そうなんですね。あ、あの。このネックレスとブレスレット買います！］

ショップ店員［ありがとうございます。……彼氏さんへのプレゼントですか？］

志野［ひぇっ！//あ、あの……］

ショップ店員［ふふ（笑）プレゼント用にラッピングしますか？］

志野［お願いします。］

ショップ店員［リボンの色はどれになさいますか？］

志野［えっと……青でお願いします。］

ショップ店員［かしこまりました。出来上がりましたらこちらの番号でお呼びするので、番号札を持って店内でお待ちください。］

志野母［いいのが見つかってよかったわね。お父さんへのは、さっきのハンカチでいいの？］

志野［うん。お父さん、よくハンカチ使うから。］

志野母［よく見てるわね（笑）］

-数分後-

ショップ店員［お待たせいたしました、番号札をお持ちのお客様ー。］

志野［！呼ばれた。行ってくるね］

志野母［待ってるわね。］

-モール内-

千冬［何かいいのありました？］

場地［どれもピンとこねーんだよな……。あいつって普段、何かつけてたか？］

千冬［そうっすね……わりと小物とか可愛いのが多いっすけど……ん？あれって。］

場地［あ？どうしー！(思わず隠れる)］

千冬［え？場地さん！？何隠れてんすっか……］

場地［な、なんとなく？］

千冬［まぁ……、プレゼント選び来てるのに鉢合わせしたら元も子もないっすもんね。］

場地［……あいつ、なんか嬉しそうだな］

千冬［……いい物でも見つけたんじゃないっすか？］

場地［……。］

千冬［場地さん、あからさまに不機嫌になんないでくださいよ……］

場地［なってねーし……。］

千冬［ほら、プレゼント見に行きましょ。さっきの雑貨屋とか、女子が好きそうなもんありましたよ］

場地［おぅ……。］

-フードコート-

志野母［先に食べる席取っておきましょうか。］

志野［そうだね、……んー。あ、ここにする？ちょうど2人分空いてるし］

志野母［そうね。志野は何にする？］

志野［えっと……オムライス］

志野母［分かったわ。買ってくるから待っててね。］

志野［うん。］

-雑貨屋前-

場地「なんか、入りずれぇ……。」

千冬「だ、大丈夫っすよ！カップルで入ってる人だっているんすっから。」

場地［なんか、お前なれてね？］

千冬［相棒とたまに雑貨屋行ったりするんで……それでっすかね。］

場地［お前連れてきて正解だったわ。］

千冬［うっす！いつでも呼んでください！］

-雑貨屋内-

千冬［色々ありますね……。］

場地［ごちゃごちゃして、見にくいな……。あ。］

千冬［なんかありました？］

場地［……これ、あいつ好きそうじゃねーか？］

場地が指を指す先には、うさぎの可愛らしいストラップがあった。アルファベットのイニシャルも付いていて、オシャレだ。

千冬［いいっすね、志野さん好きそうっすね］

場地［だな。よし買ってくるわ。］

千冬［うっす！待ってますね］

-モール内-

志野母［そろそろ帰りましょうか、夕ご飯の仕度もしないといけないし。］

志野［うん。……あ。最後に、このお店だけいい？ちょっと気になったのがあって］

志野母［？……ふふ、なるほどね］

-帰り道-

場地［あー……つっかれた。］

千冬［人、多かったっすもんね。でもいいの買えてよかったっすね。］

場地［おぅ、付き合ってくれてサンキューな］

千冬［クリスマス、楽しんでください！］

-クリスマス当日-

-志野宅-

鏡の前を何度もウロウロして、服装を確認する。髪の毛も可愛く巻いて、寒くないように上着を羽織る。

志野［これでよし。変じゃないよね？……プレゼント持ってっと。］

バタバタと階段を降りる

降りた先に志野のお母さんがいた。

志野母［行ってらっしゃい。気をつけてね。］

志野［うん、行ってきます。］

志野父［志野。］

志野［何？お父さん？］

志野父［今日は……クリスマスだろう。少しは遅くなってもいいからな。迎えがいるようなら電話しなさい。］

志野［ありがとう、お父さん。行ってきます］

志野父［行ってらっしゃい。］

-待ち合わせ場所-

公園には、カップルが多く集まっている。時計塔の下に、見知った人影があった。

志野［！場地くん、遅くなっちゃってごめんね、待たせたよね。寒くない？大丈夫？］

場地［おぅ、やっと来……］

志野［？場地くん？どうかした？あ、もしかして、どこかおかしいとこある？］

場地［んなとこねーから、落ち着け。］

志野［……、じゃあどうしたの？］

場地［……うっせぇ。///ほら、いくぞ。(手を繋ぐ)］

志野［うん！(握り返す)］

-続く-

隣の席の場地くん

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

ソラ🫧

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

隣の席の場地くん

第6話 - 番外編2(初めてのクリスマス2)

作者の他の作品すべて見る

#東京リベンジャーズの新着小説
一覧

関連するタグ

隣の席の場地くん

第6話 - 番外編2(初めてのクリスマス2)

作者の他の作品すべて見る

#東京リベンジャーズの新着小説一覧

関連するタグ

#東京リベンジャーズの新着小説
一覧