ーー場地「10、9、8、7、6」
ーー場地「どうした?止めるんじゃないのか?」
でも、いくら場地さんだって、殴れない。
でも、これは、
なんだ。
やらねぇと、俺が。
ーー場地「5、4、3、2、1」
あぁ、足が震える…。
無理だ、俺には、できない、、
場地さんを殴るなんて、俺には、無理だ、
だから、こうするしか、ないんだよ、
ーー場地「0」
ーータケミッチ「おりゃぁぁぁ!!!」
タケミチが、場地を取り押さえる。
それを俺が場地さんの後ろに行き、、
ーー 一虎「!?」
ーー千冬「かはっ、!」
一虎くんがナイフで場地さんを殺そうとしたのをとめ、俺を犠牲にした。
俺が決めたんだ。場地さんのためなら。
平気だ。
俺は、ふらっと倒れそうな足を力強く踏み入れ。
平気なフリをした。
じゃなきゃ、場地さんが後悔してしまう。
俺みたいに、なってしまう。
そんなの、させねぇ。
ーー千冬「くっ、ぅ”ぅ”、…」
ーー千冬「本当に、!ダメっすよ!!」
殴らなくてもいい。タケミっちのように。
ーー場地「邪魔すんな!!」
ーー武道「ぜってぇ!!離さねぇ!!」
ダメだ、場地さんの方が、遥かに力強い。
俺らでも止められねぇ。
ーー千冬「っ、そんなの、!」
ーー千冬「させねぇっ!!」
ーー千冬「俺は!!場地さんを守るために!!ここにいる!!」
ーー千冬「今ここできさきをやってもマイキーくんを裏切ることになります!!」
ーー場地「もういいんだよ!!!捨てられたって!!」
ーー千冬「いい加減にしろよ、!!」
ーー場地「!?」
ーー千冬「俺はアンタを捨ててねぇ!!」
ーー場地「っ、黙れ !!」
ーー千冬「っ、かはっ、ゴホッゴホッ、」
ぽたっ、、ぽたっ、ぽたっ、、ぽたっ、
血が下に落ちる、叫んだせいで
傷口が広がったんだと思う。
ーー場地「!?千冬っ!?」
ーー千冬「ゔっ、ぐっ、、」
ーー千冬「お願いですから、、落ち着いてください、、、」
ーー場地「刺されたのか、?いつ!?」
ーー千冬「ぅ、…っ、、。」
しゃがみこみ、片手で口を抑え、
片方は地面に、、
ーー千冬「これは、、間違ってる、、」
ーー千冬「もっと、、他にあったはずなんだ、、」
ーー千冬「1人、で、抱え込まないで、ください、、」
ーー場地「お、前、、」
ーー三ツ谷「今救急車呼んでる!!」
ーー場地「お前、、な、なんで、、」
ーー千冬「っ、、東卍に戻ってください、」
ーー場地「は、?」
ーー千冬「俺らは、アンタを必要としてる、、ゴホッゴホッ、、っ、、」
視界が歪む、、頭がフワフワしてきた、
呼吸も、、きつくなってきた、
ーー千冬「⋯だから、、」
ーー場地「⋯、(困惑)」
ーー千冬「タケミッチ、、」
ーー武道「な、に、?」
ーー千冬「少し、、抜ける、」
抜けて、止血しよう、、
死んでも、死体を見られたくねぇ、、
ーー千冬「⋯、」
ゆっくり立ち上がり、裏に行こうとする。
ーー千冬「、、、」
ーー場地「何処いくつもりだよ、?」
そんな顔で見ないでください、
刺されたところよりも、、
胸がずっと痛いです、、
ーー千冬「なんもねぇっすよ、、笑」
ちゃんと、、笑えたかな、?
ーー千冬「離してください、?笑」
ーー場地「無理だ、、」
ーー千冬「⋯すぐ戻りますから、、笑」
ーー場地「信じられない、、」
きつくなってきた、、
本当に、、頼むよ、、離してくれ、、
ーー千冬「お願いです、離して、、」
苦しい、、激痛がきつい、、
たってるのもやっとなくらいに。
ーー千冬「⋯場地さん、、」
ーー場地「離すか!!お前!!止血しねぇと!!」
ーー千冬「止血してくるんですよ、、」
ーー場地「⋯ここでやれよ、、」
ーー千冬「⋯、、いや、、」
勘が鋭いな、、さすがだ、、
やっぱり、この人にはかなわないや、
でも、もう時間が無い、、
ーー場地「ここでやればいいだろ!?止血なら!!」
ーー千冬「いや、、ほんとに、!」
ーー場地「千冬ぅ!!」
腕を揺すられるごとに、体が痛い、
ーー千冬「もう時間がないんです!!!泣」
ーー場地「!?」
ーー千冬「離してください、、泣」
ーー場地「っ、、でも、」
場地さんの力が弱まったところで、
腕を離させて、
奥へと歩く。
他の東卍のみんなは、どうしたらいいか分からなくなっている。
ーー三ツ谷「ちふ(((」
ーー千冬「⋯。泣」
話しかけてくれてるのは悪いけど、
時間が本当になくなってきたんだ、
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千冬〜(泣)