第1話
「海に命を捧げる者 」
𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡
今日も陸は騒がしい。
だるそうな表情で仕事をする者、友達と共に楽しく遊ぶもの、日に当たりながら気持ちよさそうに眠るもの、他にも様々な人間がいる。
それに比べて、海は静かだ。まず、誰も近づかないだろうな。
人々は呪いを恐れ、海に近づかないのだから。
はぁ…暇だ、なにか楽しいことはないだろうか。
例えば、現実を諦めたく、自分で呪いをかけるものとか…いや、いるわけがないか。
さぁ、また陸の人間を観察するとしよぅ…
ん?あの人間…海に近づいてきている?
何をしようと…
mz …
mz 海よ、この身全てを捧げる代わりに、我を海の1部とし、生きさせろ。
たとえなにかが犠牲になろうとも!
あいつ…!?あの呪いを、自分で唱えた!?
そう言ってmzは、眩しい謎の光と共に、海に姿を消した。
・━━━ ℯ𝓃𝒹 ━━━・
コメント
17件
神っている … しかも第三者目線なのが良き👍
まじ好き表現好き雰囲気好き 神