テラーノベル
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今回は!!てんちゃが1000人フォロワー様がいったとのことなので!!
コンテストに参加します😽😽💞
部門は感動系です!!
誰かしら泣かせに来ました🖐🏻
(多分誰も泣かん)
注意
・青桃
・病気死
・長いです。
・バットエンド
・ご本人様には一切関係ありません❌
・パクリではありません。
ガラガラっと、今日も自分の病室が開く。
青「起きとったんか 笑」
桃 「一応もう起きる時間なんですけどー?」
青「悪い悪い 笑」
今日も、何気ない会話が飛び交うし、別になんの変哲もない。
でーも、まろには隠してるんだよね。
” 本当の俺 “ は、あと2週間で退院出来る。
設定。
余命…聞いちゃったんだ 。
青「あ、せやりうらがなー?」
今日もメンバーの話をしてくれる。そりゃまろだけが面会相手なんだから当たり前なんだけどね。
面白い話とか、今日あったこととか、そんな話されると、早く俺もみんなに会いたいなって思うよ。
桃「…何それw」
神様って…不平等だよなー、、。
そういい、まろにバレないように布団の下で自分の手をぎゅっと強く握った。
青視点
絶対になにか、隠している。
そんなこと、あいつの顔色伺ったらわかるし、何年一緒に居ると思っとんねん。
一応彼氏やぞ?
青「…それでなー?」
桃「うんうん w」
何もないって、言いたそうな顔。
まるでほんまに何も無いことにしとるみたいやんか。
なんで、無理するんかな。なんでわざわざ隠そうとするんかな。
俺は、気づかないうちに、聞いてしまった。
青「…ないこって、俺に隠しとることとかない?」
青「嫌なら言わんでもええけどさ。」
少し、怒り口調になってしまったのか、自然と最後のトーンが下がってしまう。
桃「へ、ッ……ない、よ、っ笑」(( ビクッ
俺の問いかけに驚いとるんか、俺の声が怖いんか…どっちなんやろ。
桃「第一、俺になにか合ったら最初に言うのはまろだよ?笑」
と、笑顔で語りかけてくる。
その笑顔には、もう騙されへんよ。
青「…だよな。」
知らんうちに、腹が立ってた。
まろとの面会が終わってから、部屋が一気に静かになる。
当たりは夕焼けに包まれてる時間。
俺も…本来なら__なんてことを今日も考える
ガラガラ~
看 「乾さん、採血のお時間です。」
あー、そういえば今日だったか…。
桃「今行きます 」((ニコッ
地獄の時間の始まりだ。
チクッと自分の手から血を摂る瞬間。
これってほんま、なんの意味があるんか。
でも、この瞬間だけ無我になれるし、何より自分ってまだ生きてるなって思える。
桃「あー、…貧血か、。」
頭がだるい、体が重い。
採血したから、片手使えないし、点滴あるし…
桃「うぜぇ、…。」
独り言で吐き捨てるしか無かった。
話し相手がいないから。
明日の面会はいむかな…。
いむなら気が引けるし、俺のことも話してるから話しやすい。
桃「…今日はもう寝よ、。」
仕事もできないし、誰もいない。
そんなのもう寝ろと言ってるようなもんじゃないか。
俺は電気を消して、明日を来るのを待った。
「______ 」
「____ __?」
誰かの話し声が聞こえる…、、。
ついに幻聴聞こえるようになったのか…
青「おーい。」
桃「…ん、っ…」((パチッ
桃「…は」
青「おはよ。」
俺に布団をかけて、慣れた手つきで今日の支度をする。
桃「…今日って、いむだったんじゃ、、」
青「あいつ熱出してさー」
桃「え、っ?!大丈夫なの?!」
青「お前の方が大丈夫かっつーの。」
コツンっと頭を少し叩く。
桃「え、なんかやばいこと言った?」
青「魘されとったで、変な事言うし…」
桃「…えぇ〜…全然記憶にないんですけど」
てっきり今日はいむが来ると思ってたから、気が抜けてた。
青「ほら、さっさとご飯食べ?」
青「俺がずっと見とってやるから」
桃「それ逆に食べづらいから大人しく仕事でもしといて」
青「はいはい、笑」
眼鏡をかけて、お仕事モードに入る。
…こいつが彼氏とか俺も徳詰んだな…。
桃「お腹空いた」
青「はえぇな…」
青「てか、ないこは別に食事制限あるわけじゃないんやし、俺がなんか買ってこよか?」
桃「…今は大丈夫ですぅー、」
強がったけどほんとはめっちゃ腹減ってる。
青視点
今日はほとけが面会だから、大人しく仕事でもしようとしたら、いきなり連絡が来た。
『ごめ、風邪ひいたからないちゃんの面会代わりに行って。!!』
丸の位置おかしいし…、相当やな。
しゃーなし言ったるか。
の、思いだった。
ガラガラ ~ 。
青「ないこ〜?」
ドアから除くと、珍しく今日は起きていなかった。どこか寂しそうな背中。
青「…ないこ〜?」
桃「…っ、すぅ〜ッ、」
…泣いた跡、、。
青「…呼吸浅いな、大丈夫そうか?」
桃「…っ、はぁ、ッ」
青「…ないこ、。起きて。」((トントン
とりあえず、起こさないとって思った。
全てが、珍しかった。
呼吸も浅いし、起きてないし、魘されてるし。
もう1回、叩こうとしたその時_。
桃「……っ、い…や、ッ」
桃「ッ゛、し…たく、…ない、ッ。」
苦しそうな顔と声色で呟く 。
青「…」(( ピタッ
叩こうとした手がふいに止まった。
しぬ、…しぬ、っ?
…死ぬ?
青「…ッ、起きて。ないこ。」
桃「…ん、っ…。」(( パチッ
さっきの寝言はきっと、魘されとっただけや、そうや…死ぬなんて絶対にない。
青「おはよ。」
やから、平常心保ってや ッ…。
青「…絶対死なせない、、。」(( ボソッ
やっぱり、さっきの事が頭から離れるなんて無理だった。
桃「…?まろー?」
青「ん、…お、食べ終わったか?」((パタッ
桃「一々、パソコン閉じなくてもいいのに…」
青「仕事よりお前優先」
桃「なんだよイケメンじゃねぇか」
青「そりゃお前の彼氏やからな〜」
冗談半分で言ってみる。
桃「……そういうとこは好きじゃない」
顔真っ赤やんけ。
青「ふは 笑、久しぶりにガチ照れみた笑」
桃「そーやってすぐ誑し込むんだ 〜」
桃「ないこの彼氏は罪ですね〜!!」
青「はいはい、俺が悪かったから拗ねんな」
…こんな時間一生続けばええのに、。
本当にいいねん、こんな日常で。
バカ笑いして、なんの他愛もないそんな会話して。いつも通り、最愛の彼女がおって。
カタカタッ 。
青「…ほんで、…こここーして、…」(( ボソッ
青「…あー、ちゃう」(( ボソッ
桃「…」
まろが仕事してる間って、正直すっごくつまんない。
何も無い空の境遇を見つめるだけ。
あ、奥ら辺がもう夕焼け出てきてる…。
桃「…帰っちゃうのか、っ…」(( ボソッ
寂しい…な、。
青「…なんか言ったか?笑」
いつの間にか目の前にまろが居た。
桃「…なんもない。」
桃「そろそろ帰んないとでしょ、もう夕焼けが見えてきたよ。」
声が吃った。
青「…ちょっと待ってろ。」
俺の頭をひと撫でした後、病室の外に出ていった。
なんだろ、ってすぐに思ったけど、どうせ病院の人に帰りますってでも言ってるのかなーって思った。
ガラガラ〜
約10分ちょっとで帰ってきた。
桃「長かったね、なんか話してた?」
青「ないこにいいお知らせありま〜す♪」
いいお知らせ…なんだそれ。
青「今日俺、1日おるから。」
一日…
あれ、でももう面会時間終わったはず…。
青「ないこがそんな顔するからやん 笑」
桃「…別に変な顔なんかしてないし、」
青「泣いてんで」
え… っ 。
気づけば、
頬伝っていたのは一滴の涙だった。
青「ほんまは、いつも寂しかったんやろ」
コツンっとまた指でおでこを叩く。
桃「ばか…っ、」
これ以上泣き顔を見られたくなくて、そっぽ向いた。
青「えーん、反対方向向かないで〜!」
青「まろ悲し〜」
桃「悲しんどけばーか」
…ほんと、なんで放っておいてくれないんだろう。
桃「…っ、笑っ、゛」
口角上がらないように気をつけないと、、
青「消灯って早いねんな〜」
桃「そりゃ、することないから」
桃「あー仕事したい」
青「うわでた仕事病」
青「仕事したらぶっ飛ばすからな」
桃「やらんやらん、、」
誰かが、寝る前
そばに居てくれるって嬉しいな。
青「もー寝る?」
桃「ぅん、…。」
いつもは、いなくて寂しいけど、今日くらいいいよね。
桃「手、…握ってて。」
青「ん?、いーよ。」
ギュッと握る暖かい手は、俺より大きいし、大好きだ。
桃「…すぅ、っ……すぅ、っ」
綺麗な顔やな… 。
青「…はぁ、…俺が寝られへんやんか 笑」
ないこが手握ってて、なんて可愛ええこと言うから、離されへんやん。
いつだって、隣にいた相棒は、…まるで死人のように、眠っていた。
朝のことが、ほんとは頭から離れない。
ないこは、死ぬのか、死なないのか。
なんで、俺に言わへんのか。
そんなに、嫌か?
メンバーは誰か、知っとんのかな。
青「…なーいこ、俺はずっとお前だけの味方やからな。」
バレずに、おでこにそっとキスをした。
やからお願い、…死ぬなんて絶対に言わんといて…ッ、。
桃「帰って。」
青「…やから、そういうこと言っとるんちゃうくてッ゛。」
なんで…そんなこと言うん。
今日も同じ時間、
同じくらいに病室へと来た。
だけど、今日だけは空気感が違った。
つい、、俺も扉の前で立ち尽くしてしまった。
『……_____後残り数ヶ月ちょっとでしょう』
たまたま病室内から、誰かの声がした。
ないこじゃない、メンバーでもない。
きっと担当医師だ。間違いなかった。
ガラガラ ~
医師「…あ、こんにちは 笑」
青「…ども、、。」
言葉が詰まった、。
きっとないこにも俺がここにいることがバレてる。
俺は、…扉を開けた。
桃「…やっぱ、ッ居たんだ、、笑」
無理して笑う顔…あんま好きやない。
桃「ビックリしちゃったよねッ!俺も今初めて聞いt__。」
青「…俺のことがそんなに信用ないか。」
桃「ぇ、っ」
ないこは、死ぬのか死なないのか。
もう選択肢は決まったことじゃないか。
青「今、初めてのようには見えへんのやけど?」
桃「……っ」
ほら、黙った。
青「なぁ、ないこ…っ、」
青「…死ぬ、、なんて…っ、ないよなッ゛?」
現実を受け止めたくなかった。
選択肢から外したかった。
桃「……さ……に…ないよ、っ」
青「ないこ、?」
桃「今更言ってもッ…何も変わんないよッ!゛」
その表情と声色は、どこか切なくて…今にも消えそうな感覚だった。
青「そういうことじゃないんよ…っ」
青「あのな、…俺が1番言いたいのはッ_」
桃「もう今日は帰って。」
…なんでそんなこと言うん。
なぁ、なんでや?
桃「帰ってっ゛!」
青「…、っ」
俺がどんな気持ちで、どんな思いでお前に言っとると、思っとるんよ。
桃「…は っ、ッ。」
ないこは、我に返ったのか…顔色があまり良くなかった。
青「今日は帰る。」
その言葉だけ言い残して、彼の顔なんか見ないで去っていった。
青「今日は帰る。」
ピリついたこの空気。
俺はやらかした。
ガラガラっと病室から抜け出した彼の背中は寂しかった。
…何やってんの…俺はッ、。
桃「ッ…っ、゛」(( ポロポロ
いつだって隣にいた相棒は、もう帰ってこないのかもしれない。
そう思うだけで吐き気がした。
罪悪感に押しつぶされ、病室内で声を押し殺して泣いた 。
辛いのは…まろのほうなのにッッ。
ごめんなさい 、っ。 、、
数週間、まろは俺の見舞いには顔を出さなかった。ちょっとは期待してたのかな俺 。
あんなに言っても、結局は来てくれるんじゃないかって思った。
でもその考えは甘かった。
この数週間メンバーには、結構色んなことが言われた。
いむには、きちんと本当のこと話してあげなよって、言われた。
りうらには、早く仲直りしなよー?って言われた。
しょうちゃんには、最近まろちゃんが元気なくてさー。って言われた。
アニキには、会議の雰囲気重たいねんけどって棘つかされた。
…まろだけ、返ってこない 。
俺のこと…嫌いになっちゃったかなッ、
もう一生会えなかったら、?
桃「…っ゛会いたい、ッ゛、」
もう限界だった。
夜は、そばに居てくれる人がいない。
最近はお見舞いに来てくれる人だって居ない。
みんな忙しいんだから、俺だけ文句言うのは違うでしょ?
耐えなきゃだもんね、そーだよね。
…ガラガラ 。
桃(あれ…今日ってなんか検査あったっけ、、)
桃(…寝たフリでもしよっかな、。)
そんな呑気なことを考えていた。
だけど、違った。
青「久々の彼氏に挨拶もなしですかー?」
桃「え … ッ」 (( バッ
青「よ、久しぶり。」
桃「っ゛、っ…まろ、ッ ッ」(( 泣
青「おわ、っ笑…そんな泣くなよー笑」((撫
桃「ごめ、ッッ゛、ごめなさ、ッぃ」((泣
ほんとは、まろに会いたくてたまらなかった。
四六時中頭から離れなかった。いつもいつもあの時のことばかりがフラッシュバックして、寂しかった。
自分のことを責めても、肯定してくれる人がいなかった。
青「あはー笑、もぉ泣き虫やな〜うちのしゃっちょは〜」
桃「なんでバカにするのっ?!こっちは本気で謝ってるのにっ…。」
青「そもそも俺…喧嘩とは思っとらんかったで?」
思わずはっ?って言いたくなるような発言だった。
桃「だって、…アニキも会議の空気が重たすぎるって…っ。」
青「あー多分それ任された仕事した後だったから。」
桃「じゃあ、しょうちゃんが言ってた、まろが元気ないってやつは?」
青「普通に… ? 元気ないって自覚はなかったんやけど… 、、?」
まろって…ばか、?
桃「…俺、普通に喧嘩してたと思ってたじゃんっ。」
青「かわいいないこたん見れて満足満足」
桃「ほんと最低 っ // 。」
青「っていうのは嘘よー。」
青「ほんまは俺やってないこに会いたかったし!!」
桃「じゃあ、来てくれても良かったじゃん。」
我儘をつく。
青「…んー、俺なりの配慮やったんやけどなー、、笑」
青「やって、ないこあんな状態やったし、パニクってたし、ちょっとは一人の時間があってもいいかなーって思ってて。」
…何それ。とつい言いたくなる。
結局は自分じゃなくて俺優先。
桃「結局…俺優先じゃん 、っ」
青「ないこ優先言うたやん 笑」
青「俺はもう、別に驚いたりはせえへんで。」
彼の瞳はまっすぐで、嘘なしだった。
青「婚約まではしたい。」
桃「…さっきから何言ってんの。」
つい、毒突きたくなるような発言ばかり。
婚約??
この状態で出来るかバカ。
青「あとないこの苗字も欲しい。」
青「後は、婚約したい。」
桃「さっきから、やめて」
青「珍しく酷いな。俺は愛伝えてるつもりやねんけど」
桃「あ、今最中だったのね。」
青「ねぇ、婚約!!」
桃「…てかそれって普通言っていいの?」
桃「普通プロポーズと同時にそういうの言うんじゃないの?」
青「…ロマンが足りねぇのか…。」
桃「そういう事じゃないよ。」
Q じゃあ _。
青「結婚までは?」
桃「結婚までもたねぇつーの 笑」
結婚したいだの、婚約だの…俺がもっと生きてたらそういうことしたかったよ。
桃「結婚…ねぇ 〜」
結婚とか、夢のまた夢だな。
まろは今日仕事の都合で居ないし、今日こそちょっぴり寂しいかも。
「結婚…したかったな、っ。」
青「はぁ、っはぁ、ッッ、…」
ガラガラ!!
桃「……んー、っるさいよ 笑」
青「お前大丈夫なんか、っ?!」
桃「えぇーどっちだと思うー?笑」
なんて、めんどくさい質問を返してくる。
青「やって、いきなり病院から倒れたって連絡はいるからっ!!」
桃「なんか気の迷いでね…ふらって」
ブチッ (絆創膏取)
青「それ取ってええやつやんな?」
桃「安心してー昨日のやつだから笑」
今日のないこは、静かだった。
青「なぁなんか悩んどることがあるんとちゃうか?」
ないこはチラリとこっちを見てから、微笑んだ。
桃「…俺の迷い…というか、したかった事…かな。」
青「したかった事?」
桃「…ただ、単にみんなに会いたいなって」
桃「騒ぎたいなって、バカ笑いしたいなって」
俺は、無言で聞くことしか出来なかった。
桃「人って死んだら、星になるらしいよ」
無言の境遇の中 、 急に縁起悪いことを言ってくる 。
桃「俺も…りうらみたいに一番星になれるかな…っ 、、」
桃「死んでも、皆に見つけてもらえるくらいの一番星に…っ笑」
空を眺めながら、呑気に話す。
青「…なん、で…そんな、ッ明日死ぬみたいな話し方しとんねん 」
青「お前のことは絶対に忘れないしっ、お前は死なない ッ。」
青「絶対にまだ死なないからな っ 。」
ないこが、明日も明後日もずっとずっと俺が逢いに行くから ッッ。
桃「まろは優しいね。」
それが彼と話せる最後の言葉だった。
ないこが急死した 。
耐えられなかった。
なんでそんな酷いことするん。
俺…まだお前に伝えたいこと、沢山あるねんけど……っ。
赤「う ぁ ッッ……っ゛」((泣
赤「ないくん っ…やだ、ッやだやだ、ッ」((泣
泣き崩れるりうら。
水「りうちゃん、ッ…っ、゛」((泣
水「っ…ッ、ないちゃん、ッ」
もらい泣きするほとけ。
白「…………っ、ぐすッ、」((泣
静かに泣くしょう。
黒「……ちょっと、外行く っ、」
頭を冷やしに行ったあにき。
俺は……涙すら流せなかった。
今日はないこの葬式。
俺はもちろん行かなかった。行けるはずがなかった。彼の姿なんか、見たくなかった。
…なぁ、お前はほんとはあの日。
明日死ぬことを分かってたんちゃうか。
あまりにも静かすぎる、珍しい彼。
俺が分かっとらんはずないやん。やから、ないこにはまだ死なない。絶対に死なない。
そう言った。
前日の夜、メンバーには連絡送ったんやろ。
聞いたで 。
俺にはなんも無しかー?
さすがにそれは俺も悲しいよ。
ないこは、…俺のこと、最後まで好きやったやろうか。
屁理屈ばっかり言う俺は嫌いやったか。
青「…連絡きて…ないしな、、。」
最後まで、ないこはないこらしくおった方が良かった。それは間違いない。
気使わせてしまった自分も悪い。
意気地無しで 、ダサくて 、カッコ悪くて。
最後まで…最後まで、ないこを安心させて上げられる場は作られなかった。
ないこは、俺を恨んどるか ?
会いたかったんは、こっちやのに。
後日、俺だけ病室に呼ばれた。
なんや、遺品整理は家だけにしてくれ。
「乾さんが、猫宮さんが来たら、これを渡してくれとのことで… 。」
「最後まで、猫宮さんのことが、大好きだったんですね 。」
それは、紛れもないないこの字だった。
俺だけ手紙……?
ペラッ (開く)
まろへ、
急に次の日居なくなってて怒ってる?
まずはごめんね 。謝らせて。
実は、あの日まろが来る前に、体調悪くてね。
医者にも言われたんだ。
だけど、まろには言えなかった。
青「……、気使わせたんか、な、…。」
あ、気使ったとじゃないよ?
青「…心読まれた。」
なんか、まろには言えなくてさ。
まだお別れしたくなかった、まろともっと話したかった。自分が死ぬっていう事実を受け止めたくなかったの。
テンション的には出ちゃったかもしれないけどね?!?
青「……っ笑、」
だから、お星様の話したんだ。
バレた?笑
とにかく、まろには色々お世話になったね。
どうしても、まろは連絡になっちゃうと長文送りそうだったら手紙にしちゃった。
特別感あって今頃喜んでるでしょ?笑
いつも、お見舞い来てくれてありがとう。
寂しかった心、埋めてくれてありがとう。
俺が入院する前の幸せだったあの同棲生活も、活動してるあの楽しいあの日々も、
入院してからの、まろとの思い出も全部全部が俺にとっての宝物だよ。
誰にも負けないような一番星になってくるから、皆にも伝えといてね。
お別れの時間だね、まろ。
ごめんね、
まろはもっとお話したかったよね。
俺もまろともっとお話したかった。
愛してるよ
俺の彼氏になってくれてありがとう!!
ないこより 。
…今頃泣かせにくんなや。
青「俺やってもっと話したかったしッっ、゛」
青「ばか、ッ……ばか、っ゛」
俺はくしゃくしゃになった紙を抱いて、あの日泣けなかった全ての涙が腑に落ちた。
ペラッ (紙が出てくる)
青「……あぇ、、もう1枚、?」
なんやろ、…?
パラッ
俺はそれを見て絶句した。
゛やだ 、 しにたくない 、まろともっと一緒にいたい 、やだお別れしたくない 、なんで
ねぇ、まろと結婚してないじゃん 、おうち帰りたい、まろと寝たい、ぎゅーしてほしい、帰らないで 、ないこのそばに居て 、もっと皆お見舞い来てよバカ寂しいだろ 、寂しい 、……
余命宣告とかしんじないから、おれしなないもん、ふざけんな 。
まろとお別れしたくない 、まだ話す絶対死なない、きつい、……つらい、、やだ、やだやだややだやだやだやだやだやだ、…っ。
まろ来てよ、こんな死に方したくない、ねぇやだ 、待ってよ 、耐えておれのからだ
ばかふざけんな 、まだ生きる 。
ほんとはほしになんかなりたくない
いきる、やだ…さみしぃ___。 ゛
ないこの本音は想像以上に辛いものだった。
気づけてない俺も……まだまだだった。
この紙は、また取っておこう。
あいさつに見せたら、どう思うのかな。
今日はないこの命日 。
青「…もう花枯れそうやんか」
青「水の入れ替え……あのあほとけ……しろ言うたのに……。」
墓参りにくるタイミングは多分全員違うだろう。多分俺が最後。
青「……なぁないこ。」
青「お前がおらんくなってから、俺すっげぇ寂しいぞ?多分お前が入院する時よりもずっと。」
青「あの後…全員活動に身が入らなくてそんまま休止しちゃったけどよ、」
青「俺、仕事がんばってんで。ないこがおらん分自分の仕事も頑張ってさ。」
青「死ななかっただけ、偉いよな。」
やから、__。
今日俺は死ぬ。
お前の後を追うため。
死ぬんなら、同じ命日が良かった。
俺、今日のために頑張ったねんで。
あいつらには言ってないけど 笑
冷たい風がくる午後23時。
ないこが死ぬ時も…こんな気持ちだったんかなーって思いながら風を感じてる。
青「もうそろそろか 。」
フェンスに腰をかける。
何も怖いことなんてないで。
怖かったのはないこの方やもんな。
ないこ、来世もしまた何かの巡り合わせで出会えたら俺と結婚してくれるか?
ないこは、笑顔でOKしてくれるやろか。
今からそっち行くから、寂しすぎて泣かんと俺を待っといてな。
愛してる、世界で1番。
フェンスから飛び降りた。
「……ふわぁ、……」
窓の向こうから、日が差す。
今日も一日の始まりだ。
ガチャ
今日も頑張れるような、美味しそうなご飯の匂いで起こされる。
俺の可愛い、お嫁さん。
青「おはよ、ないこ〜!♪」
桃「……おはよ!」
今日も明日も明後日も、一日を大事にしていこう。
彼がいるだけで、頑張れる。
大好きやで、ないこ。
え、やばタップ数10000……(
てんちゃ、、長くてごめんよ。
これでもテスト期間に最初らへん考えてたからめちゃ変かも✌🏻
誰か泣いてくれてたら嬉しいです🫶🏻💘
♡⤴︎
最近伸び悪い、、。
コメント
12件
そらちゃんコンテスト参加ありがとぉ‼️‼️ テスト期間中に本当にありがとうございます😭✨ てん嘘つけないから言っちゃうんですけど、、、 読み終わったとき目がすんごいウルウルでした🥹💞 2人の気持ちがすごい心にぶっ刺さりました🫣🫶🏻 やっぱり感動系っていいなぁ…✨本当にありがとう!!♡
泣いちゃったじゃんかー! 責任とってくれー!…よく感動系かけるよね~…私書けんわw
…、スゥゥゥゥッ、誰も泣かないとは。。。 普通にボロ泣きなんですが??どうしてくれるんですか???🫵🫵🫵 私もてん様のコンテスト参加するんですが、もう負けを認めます、、 優勝おめでとうございます(???)