テラーノベル
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昼休み、中庭。
あきが席を外した、ほんの数分。
テーブルには——
ぷり と ちぐ。
向かい合う形。
風が静かに吹く。
先に口を開いたのは、ちぐ。
💙「最近、あきさんと一緒にいる時間長いですね。」
にこ。
笑顔。
でも目は真剣。
ぷりも微笑む。
💚「当然だろ。好きだからな。」
即答。
ちぐのまつ毛が、わずかに揺れる。
💙「ちゃんと、不安も聞いてます?」
静かな一撃。
ぷりは一瞬だけ目を細める。
💚「……何のことだ?」
💙「また離れられたら怖い、って。」
空気が止まる。
ぷりの指がわずかに止まる。
💚「聞いたのか。」
💙「はい。女子会で。」
正直。
ぷりは息を吐く。
💚「まだ言わせてない。俺の責任だ。」
ちぐは小さく頷く。
💙「言わせてあげてください。」
優しい声。
でも続く。
💙「じゃないと、私が拾いますよ?」
にこ。
完全に牽制。
ぷりがまっすぐ見る。
💚「君は、あきの何だ?」
直球。
ちぐは少しだけ驚き、でも逃げない。
💙「大事な人です。」
💚「友達?」
💙「それ以上でも、以下でも。」
曖昧。
だけど強い。
💙「彼女が一人になるなら、隣にいます。」
ぷりの視線が鋭くなる。
💚「俺がいる。」
💙「“絶対に離れない”って言い切れます?」
核心。
ぷり、黙る。
過去がある。
婚約破棄。
立場。
世間。
ちぐは静かに言う。
💙「私は、彼女が悪役でも隣にいます。」
あの闇の中で決めた覚悟。
沈黙のあと。
ぷりは低く言う。
💚「俺もだ。」
まっすぐ。
💚「立場も何も関係ない。 今度こそ、選ぶ。」
ちぐの目がわずかに柔らぐ。
💙「なら、ちゃんと伝えてください。」
💚「言うつもりだ。」
💙「逃げないで?」
💚「逃げない。」
静かな火花。
でもどこか、互いに理解もある。
二人とも——
あきを守りたいだけ。
遠くから戻ってくるあき。
💛「なに話してたの?」
二人同時に微笑む。
💚「別に。」
💙「秘密です。」
💛「怖いんだけど!?」
ちぐとぷり、ちらっと視線を交わす。
無言の宣戦布告。
でも同時に。
同じ方向を向いている。
——あきを幸せにする、という一点。
戦いはまだ続く。
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