テラーノベル
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今日は阿部、渡辺、宮舘とYouTube撮影をしていた。佐久間はあんまり元気がない。撮影の時はいつもの元気な佐久間を見せるが、撮影の休憩や移動中は静かだしため息ばかりつく。
YouTubeの撮影も終わり事務所に帰ってきた。休憩室の椅子に座りまた、ため息をつく。
佐久間「はぁ…」
3人は顔を見合わせ心配そうに佐久間に近づく。
阿部「佐久間どうしたの?」
渡辺「佐久間らしくないぞ?」
宮舘「話聞くよ?」
優しく話しかけると、泣きそうな顔で3人を見る。
渡辺「どうした?言ってみろ」
佐久間「う、うん…」
小さく頷く佐久間の頭を優しく撫でる阿部。
佐久間「最近ね…照が全然、会ってくれなくて…俺、嫌われちゃったかな?」
言いながら涙を堪えられずにポロポロ泣きだし。
佐久間「俺、照に嫌われることっ…しちゃったかな?」
阿部がギュッと抱き締めて背中を擦ってくれる。宮舘も頭を撫でてくれたり、渡辺はティッシュを取ってきてくれる。
宮舘「照は今、忙しいのはわかっているだろ?」
佐久間「でも…照は俺のこと避けてる…」
3人には思い当たる節があった。確かに9人での撮影の時に佐久間に近づかなくて違和感があった。
阿部「照にちゃんと聞いた?話してみないとわかんないでしょ?」
渡辺「照に連絡してやるからちゃんと話せ」
言うと渡辺が岩本に連絡を入れる。
佐久間「やだぁ…今、会いたくない…」
阿部にぎゅっと抱きつきながら首を横に振る。
阿部「話してみたら佐久間が思ってることと違うかもしれないよ?」
子供が駄々をこねるみたいに泣く佐久間を落ち着かせるように優しく背中を撫でながら言う。
宮舘「そうだぞ。そもそも照がお前を嫌いになるわけないと思うよ」
宮舘に優しく頭を撫でられ甘やかされている間に、渡辺は岩本に「いいから早く来い!」と電話をしていた。
渡辺「すぐ来るみたいだぞ、佐久間」
佐久間「…」
佐久間は阿部に抱きついたまま小さく首を横に振る。
3人「(可愛いっ)」
少しすると岩本が到着して慌てた様子で休憩室に入ってくる。
岩本「大介…」
阿部に抱きついて泣いてる佐久間に優しく名前を呼ぶが首を横に振るだけで、岩本の方に向いてはくれない。
阿部「佐久間ー、ちゃんと話さないと駄目だって言ったでしょ?ね?」
子供をあやすかのように優しく言いながら佐久間を自分の身体から離れさせ椅子に座らせる。
宮舘「俺たちは隣の部屋にいるから、ちゃんと話しなよ?」
宮舘も優しく声をかけてくれる。
渡辺「照。これ以上、泣かすなよ」
渡辺が言うと3人は隣の部屋に移動した。休憩室には佐久間と岩本の2人だけ。久しぶりの2人だけの空間。
岩本「大介、泣かせる気はなかったんだ…」
岩本はこちらを向いてくれない佐久間を後ろから優しく抱き締める。
岩本「本当にごめん!…」
佐久間「照は俺のこと嫌いになったの?…」
岩本に背を向けたまま涙を流しながら聞く。
岩本「そんな訳ないだろ」
佐久間「じゃあ、なんで俺のこと避けるの?…」
岩本「俺、嫉妬深いから…お前のこと束縛しすぎて嫌われるのが怖かったんだ」
佐久間「それ、ホント?…俺のこと嫌いになったんじゃない?」
岩本「本当だ。大介のこと嫌いになんてなれないよ…」
佐久間「ーっ…良かった」
ポロポロ泣きながらやっと岩本の方に向くとぎゅっと抱きつき。久しぶりの岩本の胸に顔を埋める。
岩本「本当に、ごめんな」
佐久間の頭を優しく撫でながら謝る。
佐久間「俺、照にならもっと束縛されたい…」
岩本の胸に顔を埋めたまま、恥ずかしそうに小さく言う。
岩本「いいのか?…嫌じゃないのか」
佐久間「嫌じゃない…照が好きっ…好きなのっ」
佐久間の言葉に岩本は顔に優しく触れると自分の方に向けさせ涙でボロボロな佐久間にキスをする。そのままクチュクチュと舌を絡ませる。
佐久間「んんっ…ふぅっ…んっ」
岩本の首に腕を回し自分からも舌を絡ませる。
岩本「んっ…大介、愛してる」
唇を離すと耳元で囁く。
佐久間「俺も…」
もう一度キスをしようとした時、扉が勢いよく開き3人が入ってくる。
佐久間「にゃっ!?」
阿部「はーい!おしまい、そこまで!」
渡辺「照は一回、佐久間から離れろ」
宮舘「仲直りできて良かったな」
阿部と渡辺は佐久間が動けなくならないようにと岩本との間に入り、宮舘は佐久間の頭を優しく撫でる。
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
コメント
13件
甘々ニコイチ最高😀ですね
ひーくんが好きすぎて不安になっちゃう可愛いさっくん💗みんなに優しく見守られてますね この後はどうなるんでしょう
さくちゃんの可愛いが爆発してるー🩷🩷