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1ヶ月に一回投稿っていうね…ネタがないです。小説書けないよ😭😭
昔書いてたダーペの小説をリメイクしたものです。なので展開ごちゃごちゃですがそれでも良いという方のみ……
ーぺいんとー
「…っ…!!…」
「はッ、はぁっ、はぁ…ッ…」
また嫌な悪夢を見た。これで一体何度目だろう。ふと時計に目をやると午前3時を指していた。またこんな時間に起きてしまった、眠りが浅いんだろうな…などと考えながらゆっくり目を閉じて眠りに入ろうとした。でも、どうしてもさっき見た悪夢がちらついて目が覚めきってしまう
無理矢理にでも寝てやろうと、スマホでオルゴールを流してみた。安心できたのか、1時間後には眠りにつくことができた
「ふ、ぁ…ん、もう朝か…」
少し怠い身体を起こしながら洗面台へと向かう。重い足取りで洗面所へ着き鏡を見ると、クマがひどくいかにも寝れていない人の容姿をした自分だった
勿論眠れない原因はあの悪夢だ。
最近はずっとずっと、日常組の皆から嫌われる夢を見る。お荷物だとか使えないだとか、俺はみんなの足を引っ張っていて、皆はそんな俺を嫌悪の目で見る。泣いて懇願したって許しは貰えない。頭の中では俺のことを荷物呼ばわりするみんなと、良くわからない誰かが悪口を囁いてくる
「あー…今日、みんなと遊ぶんだっけ…」
本当は行くのに少し躊躇う気持ちもある。だけど、ここで行かなかったら現実でも離れ離れになる気がして
気分転換にでも朝ごはんを食べようと、いつもと打って変わってちょっとばかり豪華なものを作ってみた。我ながら上出来かもしれない、とか考えていたら荷が楽になった気がした
ご飯を済ませて服を着替えて…出かける準備もできたので玄関へと向かいドアノブに手をかける
これで、俺はいらないとか言われたらどうしよう。現実でも皆の胸の内に俺に対する嫌な思いがあるなら、もう、俺は……
ようやく出かけられる気分になったのに足には重りが付いたかのように動かない。どうしてもすくんでしまう
「…いいや。ネガティブな考えはよそう」
きっとみんな、俺を大切に思ってくれている…はず。そうだ、あれは夢なんだから気に負う必要はない
「…それじゃあ、行ってきます!」
ーしにがみー
うーん、みんなまだかなぁ。今日は久々の集まりだし、行きたい所沢山行けるといいな
ふと、周りを見渡すときょろきょろしているぺいんとさんがいた。
「お〜〜い!!ぺいんとさぁ〜ん!こっちですよー!」
飛び跳ねながら手招きをするとぺいんとさんはすぐに笑顔で駆け寄ってきた。
「おはよぉ〜、集合時間早いからちょっと起きるのしんどかったわ」
いつもと変わらないはずの笑顔で語りかけてくる彼の表情は、どこだかわからないがいつもと少し違うような気がした
「…しにがみ?」
「へっ、あ、お、おはようございます!!」
「ぷっ、なにいきなり大声出してんだよ!」
「ちょっ、痛いですって!!叩かないで!」
笑いながら思いっきり僕の背中を叩いてくる彼はやっぱりいつもと変わらないように見えた。まぁ、ぺいんとさんに悩みとかないか…さっき変に見えたのはただの杞憂だったらいいけど
「お〜い、2人とも〜!」
少し奥の方からクロノアさんとトラゾーさんの2人が歩いてきた
「ごめんごめん、遅くなっちゃった」
「大丈夫ですよ〜、僕たちも今来たところなんで!」
「じゃあ、どこ行く?」
「とりあえずショッピングモールにでも行こうか」
「いいですね!それじゃあれっつごー!!」
〜数時間後〜
「もうこんな時間か、」
時計を見ると夜の8時だった。今日は早い時間から遊んでいたから少し疲れたなぁ
「そろそろ解散しますかー」
「そうだね」
「じゃ、俺とクロノアさんはこっち側なんで!じゃあね〜」
2人に手を振った後、僕たちもそれぞれ家の方向に歩こうとした。でも、ぺいんとさんが一向に歩き出さない。顔を覗き込んでみるとようやく僕に気づいたようでびっくりした顔で僕を見ていた
「…ぺいんとさん…?」
「へっ、あ、なんか言った?」
「ご、ごめん…ぼーっとしてて、」
ぼーっとしてた、という彼の顔は少し青白くなっていて、あからさまに体調が悪そうだった。
「もー…帰ったらちゃんと休んでくださいね、今日のぺいんとさんなんだか疲れてそうですし」
「うん、ありがと…今日は早めに寝るよ…」
「約束ですからね!じゃあ僕、こっち側なので!」
「あ、うん、じゃあね!」
ぺいんとさんに手を振ってから駅へと歩いた。ちゃんと休んでくれればいいけど…編集のしすぎじゃないのかなぁ、今日遊び誘ってよかったかも…なんて考えていたら電車が出発する時刻が近づいていることに気づいた。少しの不安もあったけど、ひとまずよかった、ということにしておこう
ーぺいんとー
「はぁッ、はぁっ、…ぅ、…」
駄目だ、体調が優れない。遊んでいる時からずっとそうだ、頭が割れるように痛い。
歩くのもままならずよろめきながら頭痛薬を探した。やっと薬を手にした、その時__
『よぉ』
「…は、…?」
俺の背後から、少し聞き慣れた声が聞こえた。なんだかノイズがかかったような、聞き取りにくい声
…っ、あ、そ、そうだ、この声は、夢の中で聞いたあの…ッ!!
「なんで、なんでお前がッ…!」
『夢の中では随分無様だったことで、笑』
振り返ると、そこにはダーぺが立っていた。最近出てこなかったからもう安心だと思ってたのに、なんでいきなり
『お荷物にはもう眠っててもらおう。』
『大丈夫大丈夫、これからはお前の代わりに俺が上手くやるさ。だから__』
『その身体は俺のもんだ』
馬乗りにされて強く首を絞められた。抵抗しても力が強く引き剥がせなくて、段々と意識が薄れてきた
「はッ、ぁ゛、や、やめ゛っ…!!」
「ぃ゛、ひゅ、かひゅ゛、……」
『…はは、あははははは!!!!!ざまぁねぇなぁ!!』
『…これで、俺は自由だ…ッ…!!』
続きはいつか書きます!!!!!いつか
ダーペかわいくて好きです。ちょっと凶暴なのがかわいいと思う。