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「幻想郷……ここなら、僕が求めているゲームが…!」
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【霊夢視点】
霊夢:「ん……あれ、もう朝?」
目覚めると、そこは私が見慣れている博麗神社ではなかった。
どこ?ここ……
ここがいったいどこなのか探索しようと立ち上がろうとしたが、
椅子についてある拘束器具によって、立ち上がる事が出来なかった。
ふと周りを見渡すと、見慣れた顔が、私と同じように椅子に座っていた。
魔理沙に妖夢、フランや早苗もいた。
その他の奴らも、全員椅子の拘束器具によって拘束されていた。
それに全員、まだ眠っているようだった。
霊夢:「みんなー!起きて!」
全員を起こす為、この部屋に響くような大きな声で叫んだ。
魔理沙:「……なんだ霊夢、私の家に来てまで起こす必要は……ってどこだよここ?!」
早苗:「本当にどこですか?ここは。見慣れない場所ですね…」
妖夢:「立派な建物…ですが、ここにはあまり長居したくありませんね。」
全員、起きるなり自分達のおかれている状況を把握し、混乱しはじめた。
霊夢:「この状況からして、私達は誘拐されたんでしょう。」
アリス:「それなら紫じゃないの?こんなことができるのは紫しかいないわ。」
霊夢:「そうね、でも紫にはこんなことする意味がない。」
でも、それなら誰が私達をここに連れて来た?
幻想郷に、こんなことができる能力を持った奴はいないはず。紫なら、それは可能だけど。
なら、やっぱり紫が……
??:「どうやら、みんな目覚めたみたいだね。」
考え事をしていると、上から声がした。
見た目は…子供?
でも、さっきからあいつには、ただ者じゃないオーラを感じる。
一応警戒しておかないと……
??:「僕は君達を連れて来た張本人で、このゲームのゲームマスター。」
鈴仙:「貴方、こんなことしていいと思ってるの?それに、この異変に誰かが気付けば、すぐに助けが来るわ。」
ゲームマスター:「僕がそんなへまするわけないだろ。あっちでは1時間を1秒に感じるように細工しておいたさ。」
時間を操る程度の能力?
名前は同じだけど、咲夜の上位互換の能力っぽいわね……
っていうか、『あっちでは』って…もしかして、ここは幻想郷とは別の世界?
ここではこういったゲームが流行ってるの?
でも、外の世界の人が幻想郷に干渉できるはずがない!結界がはられているのに…
妹紅:「お前、さっきゲームって言ったよな。具体的にはなにをするんだ?」
鈴仙:「ちょっと妹紅!あいつの話にのるの?あいつには、絶対何かあるわよ!」
妹紅:「まぁまぁ、最近輝夜との殺し合いが出来なくて暇してたんだ。それに、何かあれば私の炎で燃やせばどうにかなるよ。」
ゲームマスター:「……藤原妹紅、僕は君の能力を完全に消去することが出来なかったよ。」
そう言うと、ゲームマスターは妹紅の前に下り、銃を構えた。
そして____
バンッ
妹紅にむかって、突然銃を撃った。
でも、狙ったのは急所じゃない。
幸い、妹紅は死ななかったけど……
妹紅:「なっ…!…傷の治りが、遅い……!」
魔理沙:「ゲームマスター!これはいったいどういうことなんだぜ!」
ゲームマスター:「まぁまぁ落ち着いてよ。それに……そこのさとり妖怪さんはとっくに気付いていたみたいだしね。」
ゲームマスターがそういうと、みんなが一斉にさとりの方を向いた。
こいし:「お姉ちゃん、もしかして……」
さとり:「えぇ…さっきからみんなの心が読めないのよ…!ゲームマスター、貴方はさっき妹紅さんに『君の能力を完全に消去することが出来なかった』と言っていたわよね?どういうことか説明してもらえるかしら。」
ゲームマスター:「そうだね、まずはその事について説明しようか。僕の能力は、『相手の能力を奪う能力』。ただ能力を奪うだけじゃない。奪った能力はをさらに強化して使う事ができる。」
つまり……ゲームマスターが幻想郷の時間を操れたのは、咲夜の能力を奪ってさらに強化したからっていうこと?
さっきからゲームマスターが飛んでるのは、私の能力を奪ったって事ね。
ゲームマスター:「まぁ、そんなことは正直僕にとってどうでもいいんだ。さて、藤原妹紅の質問に答えよう。『具体的にはどんなゲームをするか?』それは_____」
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[プレイヤー]
1.博麗霊夢
2.霧雨魔理沙
3.魂魄妖夢
4.東風谷早苗
5.フランドール・スカーレット
6.十六夜咲夜
7.パチュリー・ノーレッジ
8.アリス・マーガトロイド
9.鈴仙・優曇華院・イナバ
10.藤原妹紅
11.古明地さとり
12.古明地こいし