この作品はいかがでしたか?
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ここは主が適当に何かしらの一話で完結する短編集を書く場所です
【注意】
・悲しい、タヒネタ多め
・OC関連
考察が必須なお話です
作品名【なくしたもの】
〈ピッピッピッ〉
無慈悲な音が鳴り響く
「…」
俺はあいつの頭をなでる
「ばかがよ…ッ」
あいつの右目からは紅い涙が零れ落ちる
あいつは自分がいつ死ぬかもわからないのに、自ら自分を破壊させた
[ギグ、…]
「…ッ」
〔ゴメンナサイ、全部あたしが〕
「一旦、一人にさせてくれ、お前ら二人は部屋を出てくれ」
〈ガラガラガラ〉
なんとも自分が虚しく思えてもきた
左腕は切断され、戻ってきても当分元の暮らしはできないであろう
医師から預かったボロボロになった黒の眼帯、
右目にかかった赤い前髪を少しどかして右瞼を優しく撫でる
「どうして…ッ」
「ぅぅぅ…ぁぁあ…(泣」
「またいつか、笑ってくれよ…」
〈ピッッッ、ピッッッ、ピッッッ〉
これが最後だと思いたくなかった
そして、もう
“これ以上なにも失いたくはない”
「…」
あいつと過ごしてきた時間は、こんなにも早くそして望まない形で終わってしまうのだろうか
俺はまた、あいつの肌に触れそして、頬を優しく撫でた
あいつの体はボロボロに内側から崩れていく
「ごめん…」
あいつの右目は、”呪い”というか”能力”というか、とにかく幼少期の頃から誰にも見せなかったという
「お願いだから、ッ戻ってきてよぉ…(泣」
俺達はあと何時間、こいつと過ごせるのだろうか_______
END
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コメント
1件
なぜか、せんすぃてぃぶ取れないんだが...(泣