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???「ねぇ遊園地行くって話覚えてるわよね?」???「うん覚えてるよ〜」
???「私がお願いしたものですよね」
???「だ、橙と遊園地……!」
???「行きたいな。遊園地」
「雨花」、「橙」、「桃時」、「兎白」、「瑠璃人」は、随分前に予定として立てた「遊園地」の話をしていた。
桃時「それでね?アタシのお父さんが仕事先の知り合いから遊園地の貸切チケットを貰ったのよ。その遊園地最近作ったばかりの遊園地で試運転も兼ねて誰か無料で招き入れたいらしくて……」
雨花「試運転なら貸切にするのも納得だね」
橙「試運転……というのが少し心配ですけど……ね?」
兎白「楽しみだな」
瑠璃人「まぁ、流石に問題にはならないだろ……じゃあ早速、桃時の父ちゃんに頼んで行かせて貰おうぜ!」
桃時「じゃあ予定は……」
こうして、雨花たちの遊園地のお出かけが始まるのだった。
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遊園地 当日
雨花「何ていう遊園地だっけ?」
桃時「確か「ゴッドネスランド」っていう遊園地だったはずよ」
瑠璃人「え?ダサ」
橙「どんな遊園地なんでしょうか?」
兎白「今調べたがとても綺麗な外装だったぞ?」
雨花たちは今、遊園地に向かう電車の中、と言っても鬼灯町にあるので、そこまで時間はかからない。
雨花「あっあれじゃない?窓からみえるあれ!」
橙「ええっと……え」
桃時「あれね」
兎白「あれだな」
瑠璃人「あれかよ……」
雨花たちの視線の先には、白い布を着た幽霊があちらこちらに飛び交っていた。
雨花「すっごい!!幽霊が飛んでる!!」
桃時「へぇ、ああいう作りにしてるのね。すごいわ」
兎白「斬新な遊園地だな」
橙「私帰ります」
瑠璃人「オレも」
兎白「何故だ?もうすぐ着くぞ?」
桃時「そうよ。何言ってるの?」
瑠璃人「いやどう考えてもおかしいだろ!!あんなの曰く付きの遊園地じゃないすか!!何でそもそも本物の幽霊なんているんすか?!」
橙「そうですよ!!こういうのってそういう造りなのは分かりますけど、モノホンのお化けがいるなんておかしいじゃないですか!!」
雨花「あっ次で着くよ」
桃時「ほら、あんたたち行くわよ」
兎白「あんなの演出だ。大丈夫だ」
橙「演出のお化けはあんな風に飛びません!!」
瑠璃人「オレお化け屋敷とかの幽霊は恐くないっすけど、モノホンは少し苦手なんすよね」
桃時「いいから行くわよ」
橙・瑠璃人「そ、そんなぁ!」
雨花たちは遊園地の駅に到着した。
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雨花「おぉ!!こわぁぁい」
桃時「アトラクション綺麗じゃない」
兎白「やはり良い遊園地なんだな」
橙・瑠璃人「…………」
雨花たちの目の前には、軍服を着た男性の幽霊に、首が折れていて、その首を持っている女性の幽霊。持っているベビーカーから血が滴っている幽霊。矢が頭に突き刺さった幽霊。などなどそれはもう個性豊かな幽霊たちが様々なところにいた。
橙「せっかくの貸切遊園地が……」
瑠璃人「幽霊の巣窟に……」
果たして、橙、瑠璃人はこの遊園地を無事に凌げるのか!?
【続く】