結局紫原くんとは会社では会えないまま上がってしまったらしい。自販機でお茶を買うついでに見に来たのだが、もうデスクに紫原くんはいなかった。…少し話したかったな
でも!今から会議!終わって9時かな、家に帰れて10時前だろう。家事とかきっと終わらせてくれるんだろうな、俺がやらないといけないのに。
no「は、白瀬さん!」
dn「あっ、noさん!どうしたんですか?」
no「いえ、今日は会議なので、差し入れ…と言うには即席ですがクッキーです」
dn「ありがとうございます、助かります」
no「いえ、朝社長が急に会議と言ったので、疲れも増えるでしょうし…頑張りましょうね」
dn「ありがとうございます、」
noさんと別れたあと、そろそろ薬が切れそうなので飲みに行くことにした。紫原くんがいない今、自分でなんとかしないといけないのだ。
最後か、ぎりぎり持つかな。予備、どこにおいたかな…と思いながら薬を飲んで、スーツを整え、会議室へ向かった。
ふぅ、早めに帰りつけて良かった。現在5時。社長に早帰りを頼んだら、仕事終わったならとすぐにOKしてくれた。
今から白瀬さんの好きなハンバーグを焼こうかな、あとコーンスープ、付け合せのグラッセ。
洗濯物を畳んで、お風呂を磨いて沸かして、あとは掃除機かけないとな。そろそろ衣替えの時期だから少しだけ変えておこう。
やることはいっぱいあるけれど、白瀬さんに比べればなんてことのない量だ。俺が支えないと。
本当はあまり寝れていなくて眠気のさす顔を両手で挟み、俺はやる気を入れた。
現在時刻9時半!会議の時間は30分オーバーだ。そろそろ終わりそうで、帰れそうだ。帰ったら、紫原くんが待ってる。俺は集中して社長の話に耳を向けた。
それから10分後、会議は終了して解散となった。
帰ろう。俺はすぐに切り替え、バッグを持った。
秋に変わり始めた夜は寒い。スーツも冬物にしたほうがいいかな。俺は寒がりだから早めの衣替えが必要そう。
…帰る道を半分過ぎたところで忘れ物に気付いてしまった。
鍵…紫原くんが持っているけれど忘れてしまっては大変だ。薬が持つかもギリギリだが、慌てて来た道を帰りだした。
NEXT♡1000
コメ嬉しいです!!!ありがとうございます
コメント
8件
dnちゃんこの流れはまさか…! 続きが気になりすぎます!! いつも応援してます!!!!!
dnちゃん大丈夫でしょうか………せめてmfくんに連絡を…💦
mfくん本当に旦那様に欲しいですね、かっこよすぎます! そして、めちゃくちゃフラグ立てながら引き返すdnさんにメロメロです!w