続きでございます!
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zm「じゃあ飯以外はもう大丈夫なん?」
em「はい、ゆっくりなら一人で歩けますし」
「ただガリガリなだけでなんの心配もありませんよ」
あれから少しの間抱き合い、ゾムさんに話を聞かせてくれと頼まれ今の状態や“あの時”の事などを細かく話した。
zm「大先生にも悪い事してもうたな…」
頭を抱えて唸るゾムさん。
私は再びベットから立ち上がり、ゾムさんを抱きしめた。
zm「こら、大人しくしとかなアカンやろ?」
em「そんなにヤワじゃありませんよ」
zm「そんな体でよう言うわ」
浮き出た肋骨や枝のように細い腕を見ながらそう言われる。
em「大丈夫ですって!」
「ほらジャンプだって出来るんですよ! 」
zm「あッこらバカ!!」
私が軽く飛んで見せるとゾムさんは慌てて私を抱きかかえた。
zm「ほんま目ぇ離してられんな(汗」
em「過保護過ぎです…」
抱えられたまま抱きしめると、ゾムさんが小さく呟いた。
zm「愛してる…」
em「…私も、世界で1番愛してます」
zm「…そろそろ面会時間も終わるな」
そう言って私を下ろそうとするゾムさんに、私は力いっぱいしがみつき抵抗する。
em「絶対返しませんからッ!」
zm「いや、ッ俺やって離れたくないと思っとるんやけど…」
「病院側が…!」
ゾムさんとの圧倒的な力の差で負けそうになっていると、1人の看護師と院長が部屋に入ってきた。
看護師「失礼しまーす!」
「って、何やってるんですか…」
驚いたような、そして何処か呆れたような顔で言われる。
zm「すみません面会時間ですよねッ」
「すぐ準備します!」
それが礼儀だと分かっていても、時間ばかりを気にするゾムさんに嫌気が差す。
私は耐えきれずにゾムさんから離れ、感情を爆発させた。
em「そんなに時間が大切ならもう来ないで下さいッ!!(泣」
zm「え…」
em「久しぶりに会えたのにッ愛してるって言ったのに……ッ(泣」
「もうゾムさんなんて嫌いです!!」
「大嫌いッ!」
「出ていけ!(泣」
看護師「エーミールさんッ!(汗」
怒鳴りながらゾムさんに枕を投げつけると「やってしまった」と言うような顔をして私の元へ駆け寄ってきた。
zm「ごめんなエーミール!」
「そんなつもりじゃッ」
em「出てけ!!(泣」
「もう知らないッ!グスッ嫌い!!」
いくら抵抗しようと泣き叫んでもゾムさんは引かない。
床に座り込み睨みつけている私の目は、きっとゾムさんにとっては小さな子供が泣いているように見えるのだろう。
zm「ごめんエミさん、大丈夫やから(ギュッ」
em「嫌だッ(泣」
「離れろ!(泣」
zm「んーん、離れない。」
「エミさんの事大好きやから…」
em「嫌い!(泣」
zm「うん」
em「、グスッ行かないでぇ、(泣」
「一人にしないで(泣」
zm「うん、もう一人にせんから」
それから数分後、私は泣き疲れ、ゾムさんの腕の中で眠った。
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おかえりなさい!
今回はここで切らせて頂きます!
ここまで見て頂きありがとうございました!
それでは!
また次回でお会いしましょう
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