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羽海汐遠
16,953
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#感動
桜乃恋雨🎼
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そしたら、きっと…
自分の顔がにやけたのが分かる
それを利用すれば…みんなに見てもらえる
認められたいなんて思わなくて済む
「ままっー!!つぎっ、ぶらんこのる!!」
あたしはままを呼ぶと青い塗装が剥がれかけた公園のブランコを指で指した
そうすると2mほど先で私を見守っていたらしいままはすぐにこっちに来た
「分かった、じゃあブランコ一緒乗ろうか」
自分たち以外に誰もいない静かな公園でままと2人、ブランコに腰掛ける
「それっ!!」
あたしは、ブランコに乗って後ろに下がり、いきおいよく地面を蹴る
少しだけ冷たい風と浮遊感が心地よい
しかし、そう思ったその時だった
手がしっかり握っていたはずの鎖をうっかり放す
一瞬の内に心臓の音が速く激しくなっていく
思わず固く目をつむった
頭が一瞬鈍く痛んだ
次の瞬間、
私の頭の中には
今の今までなかったはずの記憶があった
さっきまで深夜の駅のホームにいたというのに今、公園のブランコから落ちた所ということはあの魔法使いの言ったことは全て本当だったのか……
「大丈夫?」
私の心配をした様子の母が目の前にいた
私は思わず目を見張った…
しかし、そこですぐにそういえば幼少期は母も優しかったよなと納得する
「うん、大丈夫だよ」
私はそう言って立ち上がった
その日の夕食はナポリタンだった
幼少期の小さい手で食べるとやはり少し食べづらいなと思いながら、奥のテレビをみる
そういえばだが、私は記憶を利用して、予言をして、みんなに認めてもらいたいそう思って今こうなっているんだと思い出す
しかし、
予言と言ってもどうすればいいのだろうか
コメント
1件
第4話、読みました!タイムスリップものというより、過去の自分に意識が戻る形なんですね。ブランコから落ちる衝撃で記憶がフラッシュバックする演出が鮮やかで、一気に引き込まれました。母が優しかった時代の記憶…というのが、これからの展開にどう効いてくるのか気になります。「予言ってどうすれば?」で終わるのも、続きが気になる締め方でいいですね!設定の使い方が上手いなあと感じました。